オー！ サムグアンビラ ９～10

チョン・ソア本部長の今の母は、亡くなった母の後釜として、父親の後妻となったのでした。そして父親も亡くなり、今は継母を母として頼りにしていたソアだったのです。それを人伝に知ったビッチェウンでした。

キジュは両親が、大会社の会長兼社長の父と母が離婚すると裁判所に行ったと知り、駆け付けますが、もうすでに手続きが終わった両親、父親が跪いて謝ったのに、もうすでに時遅しだったのです。落ち込むキジュを見たビッチェウンは慰めているうちに、抱き合ってしまっていました。愛し合っていたのです。ソアはキジュが好きで、将来結婚するものと思っていました。

スンジョンの妹イ・マンジョンは済州島で医者をしていたのですが、相手の夫に恋人ができ、別れて姉の元に来ていましたが、ビッチェウンと喧嘩して家を出て、サウナで暮らしていました。が、鼾がひどく、周りの客から、追い出されてしまいます。医者として就職をし、病院で寝泊まりしていました。しかし姉スンジョンにより、スンジョンの家に戻って来ていました。

スンジョンの家に同居しているシンガーの男ファクセは、（スンジョンとどういう関係かわからない）店を首にされ、仕方なく家の近くの食堂の運び屋をしていました。彼はどうもマンジョンが好きらしいのです。鼾のうるささも気にせず戻って来たマンジョンに嬉しそうです。

ビッチェウンの弟ラフンは、有名大学（ラフンは落ちた）の女子学生チャ・バルンに好かれて追い回されますが、、実は彼もバルンが好きだったのでした。

スンジョンはＬＫファションの社長、キム・ジョンオンと女学校で同級だったらしいのですが、社長をお嬢様、お嬢様と言って、酷く下でに出て、遠慮し、あまり一緒に居たくないみたいで、なにか過去があったような様子です。キジュの母、チョン・ミンジェもスンジョンの事を知っています。女学校の同級生だったのでしょうか。

あのスンジョンのアパートにやってきて、部屋を借りているファン・ナロ、ビチェウンのいる会社に入社して来ます。勿論ビチェウンの事を調べ上げていたのですが、それもあって入社して来たのです。

社長のキム・ジョンオンは興信所を使って、会社に忍び込むスパイを厳重に調べさせていたのです。そしてこの男ファン・ナロが怪しいと睨み始めていました。

スンジョンはある日、田舎の両親の墓参りに行くと言って出かけて行きます。するとバイクに乗って向こうからやって来た男性、ウン・ジョブ（キジュの父）やって来た車と接触して、土手を転げ落ちます。驚くスンジョン。実はスンジョンが若い頃に、好きだった男性がやはり同じような場面で、崖から落ちた経験があったのです。そうです。その男こそ、妻に離婚され、落ち込んで旅に出たキジュの父、ウン・ジョブだったのです。救急車で病院に運ばれたジョブ。意識もうろうとして何か呟いていました。病院へ同行したスンジョンもまだ気づいてはいませんでした。

（この物語50回位で終わるようなのですが、コロナ下の撮影からか、話の進みが早く、ついて行くのが大変です。話が飛びます。）

オー！サムグァンビラ ７～８

ビッチェウンは自分が虐められた方であることを証明するために、当時の友人パク・ソミを捜していました。そして今彼女は中学の教師をしていたのです。突き止めたビッチェウン、彼女に会社に来て、本部長チョン・ソアに真実を話してもらいます。ビッチェウンが虐められたのだと。落ち込むソア。その事実を知った社長は、ビッチェウンに謝るのでした。

さてもう一つの大きな会社の会長をしているキジュの父ウン・ジョブ。頑固で、わがままで、癇癪もちで、妻チョン・ミンジェは離婚しようと家をでたのですが、前にも話したように、ジョブは興信所を使って居所を突き止め、家に帰れと怒鳴ります。離婚するとの一点張りの妻ミンジェ。実はミンジェの父が経営していた大会社に婿として入ったのが今の気難しい夫ジョブだったのでした。ミンジェはそのジョブに惚れて結婚したのですが、舅、姑、小姑達に散々いじめられたのにも耐えてきたのですが、ワンマンで、全く妻を労わらないジョンフンに、ついに愛想を尽かして家を出て離婚する決心をすることになったのです。財産もあるし、食べるのにも困らないし、大きな家を買って優雅に暮らしていたのです。ジョブは、昔市場で働いていたのですが、その当時を思い出し、そこへ出かけて行きます。その時売っているリンゴを手に取ってみようとします。昔妻がキジュがお腹にいる時食べようと取って置いたリンゴを、矢張り妊娠中の実の妹にやってしまい、食べたがっていたミンジェにやらなかったことを思い出します。そのリンゴを取ろうと手を伸ばしたとき、リンゴが転がって行きます。そのリンゴを拾って手渡した女性、それはスンジョンでした。これが二人が出会った最初です。ジョブは気にせず、有難うとだけ言い、スンジョンも顔さえ見ませんでした。そのリンゴを見たことからジョブは自分が妻に対して愛情も示さなかったし、優しい言葉もかけなかったことを思い出したのです。ジョンフンは妻の元へ行き、土下座してすまなかったと謝ります。驚くミンジェ。

妹ヘドウンはダンスがうまく踊れず、いつも踊り子の採用試験に落ちてばかりいました。

一番下の弟ラフン、一流大学に合格したのは嘘で、落ちたのですが、アルバイトをしていました。ある日、その大学へ行き、何となく教室に入って行ってしまいます。その時いた女の子がイケメンのラフを好きになってしまい、まといつきます。彼女はラフンが大学生ではないことを知っていました。

キジュはビッチェウンもマンジョンもスンジョンの実の子でないことを知ってしまいます。

本部長のソアも社長キム・ジョンオンの実の娘ではなかったのでした。

オー！ サムグァンビラ 5~６

母スンジョンはサムグァンビラと言うアパートの経営者。このアパートの空き部屋に、建築事務所社長兼インテリア設置技師キジュが新たに入居する。彼の父は大会社の社長だが、ワンマンで、父と喧嘩して家を飛び出し、友人宅に居候をしていたが、この友人が自分の家に帰ってしまい、住むところがなく、サムグァンビラに入居する。この家には建築事務所の技師がこの家の長女ビッチェウンだった。こう言う事から二人の距離は近づくが、そこへＬｋファション社長の死んだはずの娘がビッチェウンとわかったファン・ナロがサムガンビラに入居して来る。そしてビッチェウンに近づいて来たのだった。婿になれば800億Ｗの資産を相続できると。

ある日家政婦として大会社の女社長として雇われていたスンジョンは、社長の自宅で行われたパーティを手伝っていて、昔の知り合いＬＫファションの女社長が招待されてやって来たのに出会う。顔面蒼白になるスンジョン。実はどうもこの女社長の子供をスンジョンは盗んだらしい。それがビッチェウンのようだ。なぜ盗んだのかはこの場面では出て来ない。

ＬＫファション女社長の娘はビッチェウンと中学時代の同級生。ビッチェウンは友人をいじめてないのに、社長令嬢は自分が虐めたのにビッチェウンが虐めたことにして、それがもとでビッチェウンは退学したのだった。そんな過去がある友人のビッチェウンが会社に入社して来たのだから、よい気持ちがしない令嬢。何かにつけビッチェウンをいじめたのだった。令嬢は大会社の社長の一人息子のキジュが好きで、将来は嫁になるのと思っていた。

キジュの母は気難しい夫にほとほと疲れ家出てしまう。必死に探す息子キジュ。夫は興信所を雇って探させ、やっと見つけるが、妻は離婚を切り出したのだった。

妹マンジョンはトロット歌手を夢見ているが、他の仲間から下手で歳も一番上だといじめられているのを食事を届けにやってきて見てしまった母スンジョン、仲間たちに持って来た食事を配ってもてなし、マンジョンの立場を救ったのだった。

さてＬｋファッションで昔のことで言い争っていた社長令嬢、本部長とビッチェウン、そこへ社長がやってきて、あなたが虐めたんでしょうとビッチェウンをなじる。娘を下がらせた社長はビッチェウンを社長室に入れて、嘘を言わないのよ！いいえ私が虐められて退学したのですと言うビッチェウンに、この会社に居たいなら認めなさいと言っていると電話が鳴り出ると、男の声で、あんたの死んだと思っている娘は生きている！と。驚く社長。思わずビッチェウンを見る。

オーサムグァンビラ １～４

母スンジョンには長女ビッチウン、27歳。フリーインテリア技師として働きながらファッションデザイナーを夢見ている。そして韓国最大のファッション会社に入社する。妹、ヘドイン次女24歳。友達に頼まれて、金持ちの男たちが集る会に出かけ、変な男に付きまとわれ、友人のイフランが夫だと言って助けたのでした。弟、長男ラフン、22歳、母スンジョンは息子が韓国一のソハン大学に合格したと思っているが、実は落ちてしまっていて、今は出前のアルバイトをしていたのだ。父親は出て来ない。いずれ分かると思うが。

母スジョンはその日、4人の誕生祝（子供3人と母が同じ日の誕生日だと言って）お祝いをしようとケーキを買いに出ると、家の前にいる妹が来ているのに驚く。妹はチェジュ島で医者をしていたが、同じく医者の夫とうまくいかず、ソウルの姉の家へやって来たのだった。そして上二人娘も実子ではないようだ。2人はそのことを知っていて、母親を捜している。スンジョンの夫の事はまだ出て来ない。

ある会社（まだよく出て来ないのでわからない）の社長をしている男、部下にも怒鳴りちらし、その息子がジェヒ、父親とうまく行かず別居している。社長は奥さんに怒鳴り散らし、うるさいが、奥さんは心得たもので適当にあしらっている。

ビッチウンは自分のデザイをコンテストで有名デザイン会社に応募するが、なんと一番で入賞する。喜んで会社行くと、丁度向こうかやって来た、社長の娘が学校時代同級だったビッチウンを見る。そして彼女が自分の会社のデザインコンテストで優勝したと知ると、それを取り消す。盗作だと言って。ビッチウンはその証拠を見せようと、自分のスケッチブックを取りに家戻るが、ごみに出したと言うチェジュ島から来た叔母。驚いてごみ収集所へ行き探すビッチウン。雨が降り始めるが、必死に探し続ける。そしてついに見つけ、それを持って雨の中、会社に駆け付けるが、その時会社の社長らしき女性が車に乗り込むのを見て、自転車で必死に後を追い、自宅に入って行く社長の姿に、門の呼び鈴を押す。女中は断ろうとするが、社長は何か事情があるようで、昔子供とはぐれたようだ。社長は門の外で呼び鈴押す女を見て、何となく思い起こすことがある様で、門に出て行くと、雨に濡れてびしょびしょのビッチェウン。私のデザインは盗作ではない。これがその証拠だ、と言ってスケッチブックを見せて意識を失う。