ソンギュ、ナムジンに会います。久しぶりです。お元気でしたか?二人をじろじろ見るソンギュ。そしてナムジンがハナの腕に手をまわしているのを目ざとく気づいたのです。ハン夫妻もお元気ですか?それを俺に聞くのか?意外と冷たいんだな。以前は恋人だった人の両親なのに。付き合っている人?とソンギュ。いいや、従業員だ。でも腕を?ああ!車で送ってきたんだが、胃の具合が悪いと言うので、薬屋に行こうと言ってたところだ。私はアン会長の会社のインターンで、ハナと言います。胃もたれになった私を代表が気遣って下さったのです。そうですか、なるほどね、ソンギュ。
ナムジンの家の応接間 皆集まっている。サンヒョンが、皆集まってくれ。シウとジナが二階から降りてきます。さっきの話の続きを。お義母様は部屋へ?はい、ウジンは?とスンジェ。やっと寝てくれました、とジナ。考えてみてくれ!とサンヒョク。年配の俺はインスク(ホ執事)と仲良く暮らし始めた。私達より年長の義兄もヤンさんと熱々だ。シウとジナはおしどり夫婦だ。でもナムジンはどうだ?一人寂しい独り身だ。俺たちが一致団結して、今年中に何とか結び付けよう。そう出来るなら、止める理由はないけど、本人にその気が?とスンジェ。シウ、ショッピングモールの件で忙しいのに心の余裕がないと思う。スンジュさんの事が忘れられないようです、とジナ。難しく考えずに、とりあえずけしかけてみよう、とサンヒョン。そうですよ、一度後押ししてみましょう。だめでもともとですから、では意見一致したところで、どうやって結びつけるのですか?とホ弁護士。ここに頻繁に来させるとか?そうだ、海外に行くのに、英会話を教えてもらうのは?とスンジェ。その時ナムジンが帰宅します。何の相談を?急に話題を変えるシウ、ホ弁護士に、パートでいいですから、法務理事として働いて頂けないですか、とお願いしたとこだ。ああ!私は少し休みたいんだが、それは海外から戻って来てから相談しよう。それがいい、とシウ。ナムジン自分の部屋へ。ソンギュが言ったことを思い出しています。(去年義兄夫妻がニューヨークへ行ってスンジュに会った。凄く痩せていた。もうじき帰国する。会ってみるか?)君に会いたいけど無理な話です、と思うナムジン。
一人居酒屋で酒を飲むパン。誰かさんたちは海外へ行くと言うのに、俺は毎日大衆食堂で食事。ああ!俺の人生は最悪だ。スンジェのチャングリチゲが食べたいよ。スンジェ寂しいよ。会いたいよ。すると給仕の女性が、私を呼びましたか?私パク・スンジェです。スンジェと言う名の人は美人が多いね!あなたを見て一目でわかった。お世辞でも嬉しいですよ。サービスしますね。
朝 ジナ夫妻、ウジンを連れて出勤しようとするのを見たスヒ、ウジンを連れて出勤?保育園へとジナ。ええ!こんな小さな子を預けるなんて!駄目!こっちへ来なさい。今日はハングルの先生が来るし、創造力を高めるレッスンも。全部キャンセルしてください。これからはレッスンを受けません、とジナ。何を言ってるの?父親に似て勉強が好きなのに。先生もほめていたわ、とスヒ。母親は私です。ウジンの教育は私たちに任せてください。あなたの気持ちもわかる。でもウジンはヒョンガンを引き継ぐ一家の跡取りよ。最高の教育を受けさせて何が悪いの?悪いとは言わないけど母さんは僕たち夫婦の教育方針と違う。私たちはウジンを自由に育てたい。読み書きも興味を示すまで待ちます。ウジンはまだ2歳です。とシウ。スンジェもやってきて、焦って勉強を詰め込む必要が?子育ては夫婦にまかせたほうが良い、余計なお世話は、そう言ってシウ夫妻に行きなさい!と合図をします。行ってきます。気を付けて!子供のっ為に言ってるのに、とスヒ。これでいいんじゃないですか、とスンジェ。お昼の準備を、とスヒ。お願いします、とスンジェ。
ナムジンの会社 ハナがまだ具合が悪そうなのを見たナムジン、早退か休めばいいのに。早退したら代表の顔が見られません。これを飲めば楽になります、と言って胃薬を渡すナムジン。飲みません。代表が始めてくれたものだからです。冗談はいいから早く飲め、とナムジン。サンヒョン来る。ハナさん、具合が悪いのか?昨日家で食べた夕食で胃もたれを?代表の家で夕食食べたんですか?と他の社員が。なんだか怪しい。考えすぎです、とナムジン。イ部長の使いで家に寄ったのです。とナムジン。ジョンジュさん、ショッピングモールの出店候補リストは?今データを出しています。ユニさん、先月の売り上げ報告書を送信して下さい。はいわかりました。パンがやって来ます。倉庫の在庫の確認は今日中に終らせましょう、とハナに。はい、今やります。行きます。そうだ今日2時に業者と打ち合わせを、とパン。急いで行こうとするハナ、そうだ、資料は机の上にあります、とアンーム長に。有難うとナムジン。
シウの代表室 ジナ来る。どうでしたか?保育園に登録してきました。設備も問題ないし、先生もよさそうです。当分母さんが悔しがるかも。もしなにか言われても聞き流してください、とシウ。お義母様を仕事に復帰させたらどうでしょう?とジナ。復帰? 仕事に人生を捧げていた人が、突然辞めたら情熱を注ぐものが無くなります。とジナ。でもヒョンガンでは働けないかも、とシウ。御兄さんの会社は?ナムジンのですか?キム・ハナさんは、まだインターンだとか、お義母さまが教育係をすれば、ハナさんと仲良くなれるし。いい考えかも。ナムジンの所へ行って話してみます。とシウ。ストレスが溜まっているようですね、ジナさん。正直辛かったです。仕事でウジンに会えないし、寝かせるにも、お義母様が独り占め。でも君は以前より黙っていませんね。子供を産むと強くなるのです。強い女は嫌い?いいえ、さらに好きになりました。
チャン、会社。スヒに電話をします。なぜ家から一歩も出ない?ウジンの世話ばかりに追われているのか?俺にも会ってくれ!ウジンの面倒見てて外出もできなかったの。とスヒ。夕食の時にあなたの家に行くわ。にっこりするチャン。それなら外食しないか?行くわ。実家で楽に休みたい。愚痴もこぼしたいし。つまりうちは常務の実家か?私は君の兄か?ハッハッハ!わかった。好きなだけ、愚痴ってくれ!ジナ、私の姑とはいつ結婚してくれるの?他の社員が、何て?孫がいる年齢で結婚なんて、歳を考えなくては?結婚に年齢はない。頼むから軽口は慎んでくれ。碌な仕事もしない癖に、頼むから軽口は止めてくれ。他人への関心は事天下一品だな、それ位仕事もしろ!と怒るチャン。
シウがナムジンの会社にやって来ます。お茶を頼む、とナムジン。ヒョンガンが当社のモールに出店を?懸命な選択だ。ク課長、チェ代表に説明を、とナムジン。チョ常務の企画は素晴らしい!感心します。一つだけ頼みがある。高価な限定品だから生産数は厳守てくれ、とナムジン。ネットと店頭の両方で販売する場合、決まった生産数以上供給する会社があるが、その場合は出店中止させるのでご承知ください。わかりました、とシウ。では業務書類が準備できたら早く契約書を交わそう。所で一つ頼みがある。何だ?ここで、母さんを働かせてくれないか?ここで?とナムジン。業務全体を見る顧問でも良い。インターンの教育係でも良い。それはいいな!Good ideaだ!喜ぶナムジン。オモニに頼んでみる、とシウ。
ナムジンの家 タコ来る。帰ったばかりなのに又来たの?ジナがヤンさんが旅行に行くからその間掃除や食事を。ジナが?グムスン一人では無理だわ。ウジンはジナが保育園に。スヒ外出の用意をして出て来る。私の教育方針が気にくわないようなの。ウジンを独り占めするからですよ、とスンジェ。出かけます。愚痴をこぼしに実家へ。出て行くスヒ。タコ、まだ混乱しているのですか?なぜ?とスンジェ。実家にもう家族はいなくなったのに。親戚はいるでしょう?とスンジェ。そうだハナさんに英語を教えてと頼まなきゃ、とスンジェ。電話するスンジェ。出たハナ、嬉しそうに、帰りに伺います。
実家に電話するスンジュ。帰国したなら、すぐに家に帰って来るべきだ。何処にいるんだ?とマンソク。実はスンジュはマンソクから借金して、モールを開店するのです。スンジュに付きまとっているジェヨンが世話をして開店準備をしてくれたのです。気に入りましたか?とジェヨン。ええ、とても。インテリアも希望通りだし、とスンジュ。ではデザインした服が入ったら、自分でディスプレーを。ご迷惑をおかけしたけど友達だからいいではないですか。自分に任せろと言ったくせに。今になって文句を?文句じゃないけど、食事位おごってほしい。わかりました。おごりますよ。本当にここを経営するのですか?ええ、自分のショッピングモールを開くことが私の夢でした。これは夢への一歩です。
マンソク夫妻の家 弟ソンギュ来る。スンジュは何の用があるのかしら?とヨンシル。わからない、とマンソク。ソン社長と一緒だと言ってたわ。そのようだとマンソク。スンジュがあなたから借金を?3年で利子を付けて返すと。ソン社長と結婚するつもりかしら?彼と結婚するなら俺たちに秘密にする必要はない。もしやアンチーム長と?とヨンシル。彼には恋人がいる、とソンギュ。女性を家まで送って行くと言って腕を組んでいた。そうなの?とヨンシル。この前の夜、偶然会ったけど、女性を家まで送って行くと言って腕を組んでいた。従業員だと言ってたが怪しい。まだスンジュは彼を忘れられないのに。だったらなぜ別れた、とソンギュ。彼は大成功している。彼のショッピングモールに出店したい企業であふれている。ああ!ため息をつくマンソク。
ナムジンの会社 社員が帰って来ます。どうでしたか?契約金を前払いしても出店したいそうです。所でハナさんは?とナムジン。そう言えばずっと席をはずしているわ。と女性社員のひとりが。ナムジンはパンが地下の倉庫の整理をしろとハナに言っていたのを思い出し、急いで駆け付けます。
ハナさん!いますか?ハナさん!必死に探すナムジン。そうです、さっきスンジェから英会話を教えてと電話があった時、丁度梯子に登って段ボール箱の整理をして居たのです。電話が終わった後、崩れて来た段ボールの下敷きになり、気を失っていたのです。見つけたナムジン、慌てて抱き起します。ハナさん!ハナさん!
明日が最終回です