生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

愛はビユティフル! 人生はワンダーフル! 8~

2020-01-26 21:28:45 | あの空に太陽を 68

実は母ユラは次男が死ぬ前に、息子が隠れて血で汚れた車を泣きながら拭き取っているのを目撃していたのでした。とっさに全てを悟った母は息子に家に入れと言って、全てを処理したのでした。それゆえチョンアの言う事に疑問を感じていました。葬儀も終わります。長男ジュンウイは兵役からいったん戻って葬儀に立ち会いますが、死ぬ数日前に兄にこの世の最後だからと言ってバスケットに誘った時のことを思い出していました。葬儀が終わって、二男ジュンギョンの所持品が警察署から渡されます。ジュンウイと一緒に中身を調べる親子。母ユラは素早くその中に火葬費用確認書、入院費用確認書が入っているのを見つけ、急いでその用紙を長男の目に触れないよう隠します。やはりあの車に付いた血をぬぐっていた息子は、人を轢き殺してしまったのだと悟ったのでした。葬儀後長男は軍隊へと帰って行きました。

母ユラはチョンアを自宅に呼び、どっちが本当?と聞いて、義死者証明書と入院費領収書を見せます。チョンアは本当のことを言いたかったのですが、母親から強く口止めされていることから、義死者証明書の方を指し示します。事実をわかっていながらほっとするユラ。そしてチョンアに外国に留学して勉強させても良いとまで申し出たのでした。

兄ジュンウイはあの死出の旅に行く約束をした列車に乗ったチョンアの座席の前に座っていたのです。兄はオックスフォード大に留学していたのです。そしてある日手紙を受け取ります。それは弟ジュンギョンが兄当てに描いた手紙でした。2009年8月23日と書いてありました。兄さんに会いたくて書いた。今の僕は面白い子に会った。トッポキもたべ、豚足も食べ、カラオケも思いっきり歌った。そよ吹く風に喜びを感じた。今まで一度も経験したことがなかった。死ぬことに一瞬ためらいを感じた。兄さんに知らせたかった。兄さん愛している。ジュンウイは弟の死に疑問を感じ始めていました。

チョンアの姉でアナウンサーのジュンギョムは美人で多くの男たちから求愛されていましたが、自分は財閥と結婚すると言い、見向きもしませんでした。ユラの妹の息子は大財閥の息子でしたが、この息子がジュンギョムに一目惚れ、結局見合いの場を設けてプロポーズ、勿論ジュンギョムは承諾して結婚したのでした。

それから数年がたちました。ジュンギョムはあのヒステリックな夫の姑にてこずっていましたが、何とか暮らしていました。夫への愛情はなく、ただ跡継ぎを産むことにだけ専念していたのでしたが、なかなか出来なかったです。夫も妻が全く自分に対して愛情を持っていないことに不満を持ち始め、ついに会社の自分の秘書と愛し合うようになってしまいます。二人は旅行出かけますが・・・

一方チョンアは今は警察官なるためにアルバイトをしながら勉強をしていたのですが、もう7年間ずっと落ち続けていたのです。彼女は家を出て友人の男友達と下宿をしていますが、愛情関係もなくさらったした男女の友人みたいな関係でした。母はもう食堂はせず、今はヤクルトの販売をして家計を支えていました。夫は未だプータローでした。

ユラの息子ジュンウイは大財閥の息子にも関わらず、その会社には入らず、小さな広告会社を作って働いていました。その広告会社にアルバイトにやってきたチョンア、しかし二人は昔汽車で出会ったことをお互いにわからずにいたのです。

さて、姉ジュンギョムの夫は愛人と車で出かけるのですが、途中自動車事故に会い、二人とも意識不明の重体で同じ病院へ運ばれます。驚いたジュンギョム、病院へ駆け付けます。そして不倫を知ったのでした。姑はいざと言う時を覚悟して、ジュンギョムからカードなどを全て没収します。相手の女性の兄も病院へ駆け付けます。そこで初めて出会う二人。この男性の妹と男性は親が誰かわからない捨て子だったのを、警察官が引き取って子供として育てたのでした。そしてその交通事故の車のもう一方の運転手はチョンアが同室している男だったのです。その男も病院に入院していますが、意識もあり重症ではなかったのです。その男性の頼みで相手の男女の病院へ偵察に行ったチョンアは廊下で姉ジュンギョムにぱったり出会ったのでした。驚く二人です。  続く

 

 


愛はビュティフル  人生はワンダーフル 1~7

2020-01-18 20:59:24 | あの空に太陽を 68

チョンアの母ヨンエは、チョンアが誤って川でおぼれたのを救おうとして、ジュンギョンが死んだと言うことにさせます。ジュンギョンの母親は自分の息子が自殺したと言う事実には耐えられないからと言い含めて。事情聴取を受けて帰ろうとしている親子。警察署の係官と話している母より先に出て来たチョンアは、椅子に座わって、亡くなったジュンギョンが自分に書き残した手紙を読んいます。君は生き残れ。僕が空から君を守ってやる。何かあったら空を見上げろ・・・そこへやってきた母、その手紙を見て思わず口に入れると飲み込んでしまったのです。驚くチョンア。

次男が溺死したとの警察からの知らせに、裸足、寝巻のまま車を運転して駆け付けたジュンギョンの母ユラ。向こうからやって来るチョンアに会います。夜中にどうしたの?黙っているチョンア。答えなさい!何か探しに来たの?何か隠しているの?言わないと私が探すわよ。そう言ってチョンアのポケットの中を捜します。そこへ戻ってきた母ヨンエ、娘を自分の後ろへ隠して、私に言って下さい。たたくなら私を!娘には指1本触れさせません。息子がなぜ死んだか聞きたい!とユラ。ユラが裸足であることに気づいたヨンエは、自分の穿いていた靴を脱ぎ差し出しますが、断るユラ。

警察署の取調官に、息子の携帯は?ないです。携帯会社に電話して照会して頂戴、そして部検を!(解剖)驚く警察官。

チョンアの家では姉のジュンギョムが心配して起きています。あのケチな母さんが、何で夜中にタクシーでチョンアを連れてヤンピョンの警察署まで?うすうす気づいている姉。そこへやってきた父に、判事の息子が置手紙して死んだんだ。死んだときチョンアも一緒にいたの?ああ。

チョンアは真実を話すべきだと思っていました。例え母が反対しても。

ユラには妹がいました。亡くなった父親が残した大企業を妹とその息子(甥)に任せ、自分は裁判官をしていたのです。妹は会長、その息子は専務取締役をやっていたのです。この妹がひどいヒステリーだったのです。その妹に電話で息子ジュンギョンが亡くなったことを話します。昨日女の子を救おうとしておぼれ死んだ。ああ!会いたい!後を追って!泣く姉ユラ。ジュンウィと留学させるんだった。全て私のせい。どんなに怖かったか!寂しかったか!驚く妹。葬儀は私と息子でするわ。葬儀が終わったら解剖するわ!それには妹は世間体があるからと猛反対したのでした。(続く)


新  愛はビュティフル  人生はワンダフル

2020-01-11 19:20:56 | あの空に太陽を 68

3組の家族の話を語る物語 何かになるために努力をするが、結果を出せなかった普通の人々のリハビリドラマと解説にあります。2009年夏の話から始まります。

主になる家族は、父親は、昔オリンピックで金メダルを取ったことを自慢するだけのぐーたらプー太郎。母親はそんな家族を小さな食堂を経営して食い扶持を稼いでいるしっかり者。子供は女3人。長女ジュンギョムは美人で大学卒業後アナウンサーになって、金持ちをひっかけて結婚することを夢見ている。次女は高校生、母親は大学進学のために塾に通わせ、将来を託していた。しかし次女ジョンアは学校でいじめに会い、体は殴られた後で傷だらけ。でも一家はそのことを知らない。次女ジョンアンが出会い系サイトで知り合った高校生ジュンギョン。彼の母は裁判官だが離婚して、二人の息子を育てている。兄はオックスフォードへ留学中だが、兵役で一時帰国。その高校生と自殺しようと待ち合わせ場所で会うことを約束していました。汽車に乗り、待ち合わせの場所へと出向きます。その列車の中で同じ席の向かいに座っていたのが彼の兄。兵役で軍隊に戻る途中だったのでした。ジョンアンは彼に一目ぼれしてしまいます。次の駅で降りる時、イケメンの軍人さん!最後だから告白します、来世で会いましょう!と言って降りて行ったのでした。

次女ジョンアンと次男ジュンギョンは駅で合流してペンションに向かいます。薬で自殺しようとしていたのですが、朝起きるとその弟の方が居ません。置手紙があり俺は一人で行く。君は生き残れ!僕の分まで生きろ!一人で寂しい時空を見上げるだけでよい。ボクが守ってあげる。と書いてあったのです。慌てて湖水へと探しに行きます。岸辺に運動靴がそろえて脱いでありました。驚いて水に飛び込み探す次女。見つけ、引き上げ、人工呼吸をしますがもう手遅れでした。驚きうろたえる次女の元に母から電話があります。事情を話す次女。驚いて駆けつけた母は、娘を自殺ほう助罪にできず、ジュンギョンが水に落ちた自分を助けようとしておぼれたと証言するように諭します。母ヨンエは娘に、彼は夜中にあまりに暑くて泳ぎに行って、事故にあった。この子とは友達でお前が好きだったことにしなさいと言い含めていました。もし自殺と知ったら、母親は生きていけないから、この子は事故死にするのよ。母さんは今日ここに来なかった。警察に電話しなさい!警察の事情聴取でも母の言いなりになるジョンアン。そこへ知らせを受けた裁判官のジュンギョン母が駆け付けます。そしてジョンアンの母の話を聞きますが、裁判官でる母親は、その事実に疑いを抱いたのでした。

財閥に嫁ぐためにジムに通う長女ジュンギョム。彼女に好意を抱く財閥の息子とすれ違います。この息子の母会長はヒステリーで、女中が気にくわないことをすると怒鳴りつけ、すぐ首にしてしまうような女、しかし息子には目がなく可愛がっていました。

三女はまだ小さく父親に可愛がられていました。母親はこんな父親を殺してやりたいほど憎んでいましたが、表面は命令に従っていました。

 

慌てて警察に駆け付ける母ユラ。

 


世界で一番可愛い私の娘 106~107 最終回

2020-01-02 20:00:14 | あの空に太陽を 68

葬儀場 インスクはミソン、ミリ、ミヘを呼んで、義姉さんは結婚式の前の晩電話してきたの。死ぬ直前まで子供たちの事を心配していた。お義姉さんには及ばないけど何かあったら私に相談して。わかりました。そうします、とミソン。お義姉さんをしっかり見送りましょう。

母ソンジェの葬儀です。長女ミソンは喪主としての責任を果たさなければと決意します。母さんが安心できるように勤めを果たそうと。葬儀にやってきた親戚や友人たち、娘の結婚式の翌日に亡くなるなんて。昨日はあんなに嬉しそうに踊っていたのにと言って驚き悲しんだのでした。やってきたジェボム。ソンンジェを母親と慕っていましたから、それはそれは狂ったように泣き叫びます。見かねたミヘがそばに行き親族の一員として自分の横に立たせるのでした。

 

さて会長は奇跡的に回復したのですが、妻の言った言葉を全て聞き、ヘミがミリとインスクが親子だと記者にばらした事実も知り、ヘミを追い出します。泣きさけぶヘミは息子テホだけ連れて行くと叫ぶのですが、もし連れて行ったら、お前が浮気したことを息子テホにばらすと脅迫した会長。仕方なくテホを置いて家を出されてしまったのです。その時訪ねて行ったインスク。警備員に引きずられ、泣き叫びながら出て行くヘミを見ていました。そのインスクに、亡くなったパクに大きな棺を送ったからよく見て来いと言います。それで私を呼んだのですか?パクを見送ったらアメリカへ行けと言うのは取り消す。黙っているインスクに、なぜ黙っている?返事しろ!答える必要はありません。家の中がめちゃくちゃだ。と会長。テホの学校や塾を捜せ!私はもうHSは辞めたし会長の下の人間ではありません。礼を尽くして正当な扱いをして下さい。私は子どもたちのためにいるのです。会社の事はテジュに任せたそうですね。若い女と暮らして色々学んだようですね。テホと孫の成長を見たいなら。この30年間、私なしでやったことがありますか?私が居なければ会長はホームレスです。今後私の娘に何かしようとしたら、会長を部屋に閉じ込めます。驚く会長ですが、従うざるを得なかったのでした。

一年後 ミリはHSの代表に、テジュは会長に就任します。就任式でテジュは、HSグループは変化する。透明で合理的な環境に合わせたシステムを導入して経営革新に成功した。その成功をもたらした皆さんと一緒に未来に対する期待が大です。今後グローバルなHSになるために、定型化された階級制ではなく自立的な組織を形成し、全ての系列会社が力を出し合って発展するそんな経営を目指します。と。

ジェボムが有名女優と結婚するという記事が新聞出ているのを見たミヘ、焦ります。自分が振ったくせに。電話をかけるミヘ。結婚するって本当?ああ!俺の本を読んで気に入ったって言ったんだ。結婚するつもりだ。すごいやな顔をするミヘ。そこへウジンが入ってきて、電話を替わり、おめでとう!結婚式にはぜひ伺わせていただきます。側で嫌な顔をしているミヘに、ソルロンタン家の女たち3を出すという話にニッコリするミヘ。

ミリの母インスクは、ミリの息子、孫の子ソンジェをしっかりと育てることで満足して、息子と娘と一緒の家で暮らしていました。会長は入院して治療中でした。今日はミリとテジュが初めて孫を連れて祖父を見舞いに行く日です。待ちに待っていた祖父。満面の笑みを浮かべて孫を抱きしめたのでした。

 

ミソンは元の銀行の本店に復職したのです。

ミソンは一人母の墓参りに行き復職を報告します。そして姉妹3人は時々母の墓の傍で、母との会話をするのでした。

 

最後の場面で語る詩の一節です。

どんなに辛くてもしっかり生きるのは、母は平気だと思っていた。

一日中死ぬほど働いていても 母は平気だと思っていた。

かまどの前に座り、冷や飯で食事を済ませても、母は平気だとおもっていた。

真冬の川で素手で洗濯しても、母は平気だと思っていた。

家族に食べさせて、自分は飢えても、母は平気だと思っていた。

踵がひび割れても、母は平気だと思っていた。

 爪が切れない位すり減っても、母は平気だと思っていた。

父が怒って子供を困らせても、母は平気だと思っていた。

死んだ母に会いたいと言っても、ただの泣き言だと思っていた。

夜中に起きて、部屋の隅で声を殺して泣いている母を見てから

母は平気ではないとわかった。(シム・スンドク作  「母は平気だと思っていた」より)

長い事ご覧いただき有難うございました。年末の韓流演技大賞、キム・ヘスク(母親役)だと思っていまですが、そうではなく日本では放映しないドラマの俳優たちみたいでした。韓国語のみの放映でしたので、次回日本語の字幕が出る再放映があると思うのでその時ゆっくり見ます。ただミリ役のキム・ソヨンだけは来ていましたから、何か賞はもらったのでしょう。そして子役のタビンをやった女の子も賞をもらっていました。

     

        終わり