ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

デザイン書道2018

2018年08月30日 | 日記

9月27日(月)~30日(木)、標記の集中講義が上田普先生の御指導で開講中です。2年生が中心に受講しています。友達の名刺の題字原稿を書いているところです。書いてあげる相手の希望を聞き取りながら、表現を考えていました。

Tシャツに隷書のデザインをステンシルで表現した学生の作品ができあがっていました。

ドーサ液を使って書き、淡墨を塗って浮き出させた作品。ドーサ液とは、ミョウバンを溶かした溶液に膠(にかわ)を加えたものです。書道では仮名作品用紙の加工によく使われます。

とても楽しそうな雰囲気で授業が進行していました。

上田先生の顔を作品化している学生がいました。先生と学生の距離が近く、アイデアがどんどん湧いてきていました。

このような学習を経て、学生は新たな表現技術を獲得し、創作の幅はさらに広がっていきます。デザイン分野に書道の技術を活用できる人材が育ちつつあります。

 


書道錬成合宿2018続き

2018年08月22日 | 日記

8月22日(水)、標記の最終日でした。錬成は午前中で終わり、午後は批評会。それで閉会です。全員が集まって、閉会式をしました。実行委員長のあいさつ。

今年のスローガン。委員長が書きました。作品としても面白い。

最後に、スローガンを囲んで、全員で記念写真。

3日間、とても良い錬成ができました。短い時間ですが、書に関する能力が大幅に伸び、仲間との親睦も深まる機会となりました。お疲れ様。

 


夏季書道錬成会2018

2018年08月22日 | 日記

8月20日(月)~22日(水)、大学の書道文化館全体を使って、1~3年生が標記に取り組んでいます。開会式です。今年のテーマは「平成最後の夏 書かなんだら」です。実行委員長挨拶。3年生の那須彩乃さんです。

早速、各教室にわかれて錬成が始まりました。条幅作品は、床に毛氈を敷いて書きます。

小字の仮名作品に取り組む人は、机で書きます。

時折、2班ごとに集まって批評会をします。学生が互いに批評をした後に、教員もまとめて批評します。

2日目の夕方には、全員でレクレーション。目隠しをして大字作品を一画ずつ書いていきます。書道パフォーマンスと福笑いとスイカ割を組み合わせた様なゲームです。

学年ごとに、一作品ずつ書きました。最後に作品のお披露目をしますが、目隠しているので、何という字を書いているか認識しにくいです。でもまた、逆に面白い作品になっています。

全員、一筆ずつ書き、そのたびに笑い声が絶えませんでした。実行委員が考えたゲームですが、楽しませていただきました。学年を超えた交流が見られ、みんな少し仲が深まったように感じました。錬成はあと一日続きます。

 

 

 

 


阿波踊り2018

2018年08月14日 | 日記

8月13日(月)、夕方に阿波踊りを見に行きました。今年の阿波踊りは、徳島市と観光協会の争いから端を発して、総踊り中止することになり、それに納得できない踊り手たちがこの日の夜10時に両国橋の南側の市道で、市の反対を無視して総踊りを実施するということになっていました。そこに行くまでには両国本町の桟敷(さじき)を通っていきます。先日、学生たちが書いた街灯バナーを飾った場所です。バナーが照明をあびて風にはためいていました。

両国橋の上では、連の皆さんが独自に演奏や踊りをして観光客に披露していました。

観光客も一緒に輪の中に入って踊ります。徳島の阿波踊りの良い所は、このように踊り手と観光客が踊りで交流できるところです。

総踊りの予定会場に行く道は、既に人でいっぱいでした。

近くまで行ける状態ではなく、橋の上から南方向を撮影しました。奥の通りを、連の皆さんがこちらに向かって行進するよう踊ってきます。この状況は、14日の朝の全国ニュースでも放映されました。

なかなか、にぎやかな状況でした。祭りはあと二日続きます。

 

 


お雛山を祝う会 in勝浦町 風の駅さかもと

2018年08月11日 | 日記

8月11日(土)、午前に、勝浦町坂本地区の「風の駅さかもと」に、3名の学生を同行していきました。かぜまーるの宇良君、玉城さん、星川さんの3名です。

以前、この場所で背後の「稼勢山」を見て、私が「お雛様のような山ですね」と感想を漏らしたことがあったのですが、それがきっかけになって、「お雛山」と命名されて、町おこしに一役かうことになったのです。山の日のこの日に、命名を祝う会を開き、そこに招待されたわけです。事前に、その内容を玉城さんと宇良君に屏風に書いてもらいました。これはオーナーの鴻本浩さんからの御依頼です。併せて、星川さんは、額作品を書きました。その贈呈式です。左の方が、桜の新品種「勝浦雛桜」の名付け親の方です。後ろに見えている山が「稼勢山」(横瀬富士)で、今回、「お雛山」と命名された山です。

会場には彼ら3名の作品がたくさん飾られていました。

星川さんの作品。この言葉は、かぜまーるのキャッチフレーズですが、実は鴻本さんから教えていただいたものです。もとはヨーロッパで、人を送り出す時に、旅の安全を祈っていう言葉だそうです。

玉城さんの作品。

私もタイトルの扁額などを書かせていただきました。左がオーナーの鴻本さん。

会では、私や町長さん、中妻淳一さん、の挨拶のほか、勝浦町の太鼓演奏、歌、踊りなどが披露されました。

鴻本さん作詞の歌に合わせて、お手玉の踊り。

鴻本さん作詞の歌に合わせて阿波踊り。鴻本さんは作詞家でもあります。

3名の学生は会の間に、うちわ・色紙・短冊に参加者のご希望の作品揮毫をして、販売しました。作品が飛ぶように売れていました。

お雛山や風をテーマにした作品が主です。顔彩も使って、楽しい作品にしました。

会はお昼ごろに終了し、その後、近くの「ふれあいの里さかもと」に移動して昼食をご馳走になり、星川さんは用事があってここでお迎えがきてわかれました。

あとは、二人を連れて、勝浦町のス-パーサテライトオフィスで、撮影。

千秋閣の「第6回仙鳩書展with子廬&かぜまーる」展を見学。

最後に、両国本町商店街のウッドアイビスを訪問してお茶を飲みました。店主の新居綾路さんとかぜまーるは、以前からの仲良しです。

充実した一日になりました。