ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

2020年度後期集中講義 水墨画法 

2021年02月23日 | 日記
2月23日(火)から、標記が始まりました。今年は、教育課程の変わり目で、1・2年生が同時受講で、受講者は総勢40名弱もいます。
黒木知之先生お一人では指導に手が回らないので、TA(補助指導員)として大学からアルバイト料もいただいて、大学院生の渡邊浩樹君をお願いしました。コロナ禍なので、40名は2教室に分かれ、机1台に一人だけ座る形です。先生は同じ説明を各教室で1回ずつ行い、実技指導は渡邊君も手伝う形式です。





4限目の半分を使って、渡邊君の修了展の作品紹介もしました。自分の所蔵している重要作品の説明や、自分の作品に関する説明を、後輩たちも微笑みながら聞いていました。

教員の指導を受けるのも勉強になりますが、年齢の近い大学院生の指導も、学生たちにとっては興味を持ちやすいのです。



この後に教室に戻って、学習の続きをし、受講生はこの日は臨画にだいぶ慣れてきました。学習はあと3日間続きます。



令和2年度大学院文学研究科 修士論文口頭試問

2021年02月20日 | 日記
2月19日(金)13:00~14:45 文学館F101教室で、標記が開催されました。
コロナ禍のため、大きな教室で、座席一つ空けで聴衆が座っています。
発表者は2名でした。一人20分程度の発表につき、先生たちの質疑応答が30分程度ありました。近くのカフェ・ケストナーから、おいしいコーヒーとクッキーを用意していただき、参加者にふるまいました。


1.猪井 敏也 「王績研究―庭園で描かれる隠者の日常―」



2.渡邊 浩樹 「篆刻の働き」




二人とも長期履修生で3年間の院生生活を送り、しかもそのうちの半年間は中国の別々の大学の留学を経験しました。(湘潭大学と浙江大学)漢文と書道の分野の論文の発表でしたが、共通点も多く、説得力にあふれた面白い発表でした。
後輩たちにも良い刺激を与えてくれたと思います。お疲れさまでした。


大学院 渡邊浩樹君 子廬展3

2021年02月15日 | 日記
2月15日(月)です。大学院文学研究科の長期履修生の渡邊浩樹君の修了展「子廬展3」が四国大学書道文化館1Fギャラリーにて開催中です。書道文化分野の修了者が1名ですので、彼の個展になっています。「子廬」は彼の雅号で、呉昌碩を敬愛して自ら付けたものです。
作品の多くは、彼自身による紙の簡易表具の掛軸で、この1年間に制作した小作品群です。また、オークションなどで入手した書家・文人の作品約20点紹介しています。







文人的な作品が多いです。書と水墨画、墨彩画です。
彼は約半年間の中国留学も経験しているので漢文はお手のもので、多くの書作品の内容は自作の漢文や漢詩で、絵画はそれに付随するものです。










ガラスケースの中には、自らの収蔵品を展示しています。巌谷一六、日下部鳴鶴、中林梧竹、松田雪柯、内藤湖南、長尾雨山、前田黙峯、永坂石埭 、巌谷小波、斎藤茂吉など、近代作家の軸や小作品が中心です。また、拓本や古銭、焼き物などもあります。





なかなか楽しい内容です。2月24日(水)まで実施しています。


令和2年度 卒論発表会

2021年02月09日 | 日記
2月9日(火)、今年度は卒業制作展の終了後に、大学の大教室で実施されました。例年は卒業制作展の間に交流プラザ5Fで行われていました。


4~5人の発表が終了するごとに、先生方から質問がありました。


今年の研究発表は、多岐にわたっていて、興味深かったです。
本日は、卒業生の成績も出されて、一段落でした。