ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

芳藍書道展2018、書道文化学会

2018年11月25日 | 日記

11月25日(日)、標記の会が四国大学交流プラザでありました。今年のポスターの題字は3年生の那須彩乃さんです。

これもそうです。

会場には多くの素晴らしい作品が展示されていました。

午後には5階会場で学会が開催されました。100人以上が入っています。

最初の講演は、大妻女子大学教授の松村茂樹先生 「書とは何か」 学生たちが熱心に話を聞いていました。難しい内容を分かりやすくお話して下さって、頭にどんどん入ってくる感じの講演でした。

次は、表具師の福良和子先生 「表具を楽しむ」

ご自身の制作された多くの珍しい形式の表具作品を見せていただきました。先生はよく和服を素敵に着こなしておられます。センスの良さが表装の作品にも表れていました。

次は大学院1年生の渡邊浩樹くん。「『齋』字考 ―『齋』としんにょうを合わせた形に作る別体について―』

篆刻をしている際に疑問をもったことについて、資料を収集して徹底的に調べた結果を報告してくれました。

とても楽しそうに発表していました。

最後は、4年生の小田修大くん。昨年8月~今年5月まで、アメリカ合衆国のサギノーバレー大学に留学した経験について報告がありました。この大学は四国大学の提携校で、単位を共有し、留学中の授業料も免除されます。毎年、それぞれの大学の教授代表を交換で派遣しています。例年は数名の学生が互いに留学しあっていますが、この年にサギノーバレー大学に留学したのは、たまたま小田君だけでした。頼る人はあまりいなかったので、自分の力だけで挑戦する場面が多く、彼にとっては収穫が多かったようです。

https://www.ryugaku.ne.jp/search/data?scid=2800115

徳島市の姉妹都市のミシガン州サギノー市にあります。五大湖やカナダ国境にも近く、冬は結構寒くなる場所だそうです。

現地では書道を教える体験も何度かして、大勢の人々に喜んでもらったということです。彼のアメリカでの楽しそうな表情を見ることができました。

充実した学会になりました。

 


言語文化研究所11月例会

2018年11月21日 | 日記

11月20日(火)、夕方に標記の会が開かれ、大学院生3名の発表がありました。

猪井さん。中国の漢詩人の研究をしています。

門田君。文字を使わない書道作品の研究を始めたところです。

渡邊君。篆書体の「斎」の字体に関する研究です。

それぞれ、個性あふれる発表でした。まだ発表には慣れていない面もあったので、今後もこのような機会を作って慣れていくとよいと思いました。

 


菊池寛生誕130年・没後70年記念「菊池寛をふりかえる」

2018年11月21日 | 日記

11月20日(火)、高松市の菊池寛記念館で、標記の企画展が始まりました。菊池家文書の解読にかかわったので、この日の午前中にはこの開展式に呼ばれました。館は高松市昭和町のサンクリスタル高松の3Fにありますが、企画展の展示は4Fの会場でしています。

4Fです。

今回の企画展のパンフレットです。

名誉館長の菊池夏樹さんの講演がありました。菊池寛のお孫さんです。元の菊池寛の住居で、古い文書の入った箱を見つけられ、それを高松の菊地寛記念館に預けられたとのことです。

文書は78件ありましたが、一件で10種以上の文書を貼り付けてあり巻物の場合もあるので、文書総数は250以上になります。この解読を3年ほど前に依頼されて、写真データを渡されましたが、なかなか解読が進まずに、ようやく半分ほど解読できたので、図録を作成し展示することになったのです。ここ半年ほどは、この図録作成に追われました。次の写真が図録の表紙です。作品写真は菊池黄山の真蹟の一部で、下の松は、黄山の家に生えていた巨大な松の絵です。今回は題字も書かせていただきました。

黄山は、後藤芝山・柴野栗山・平賀源内の恩師にあたる人です。優秀な学者ですが、これまで詳細はわからず、彼が制作した書画や交流した人々の作品なども一切発見されていなかったのですが、この文書の中からたくさん発見され、多くのことがわかってきました。また、その後の菊池家の人々の作品も多数ありました。なかなか面白い図録に仕上がりました。

今週末、11月24日(土)13:30~15:00 に、「新出の菊池家文書から見る高松藩の学問と文人交流 ー菊池黄山を中心にー」と題して、私が講演をさせていただきます。

展示自体は、12月26日まで続きます。ぜひお出かけ下さい。

 

 

 

 

 


芳藍祭2017 学生の活躍

2018年11月18日 | 日記

11月17日・18日に実施された芳藍祭の中で、書道文化学科の学生が書道以外でも活躍していました。紹介します。ゼミ生の松村紗希さんの加入しているバンド部の発表。「ミッフィー」という名のバンドのボーカルをしています。初めての野外ステージということで、連絡をもらったので聴きにいきました。

楽しそうに歌い、声も良く通っていました。いつもとは違う姿を見せてくれました。

沖縄県人会のエイサーの発表には、大勢が参加していました。玉城さん。

仲井眞さん、座安さん、玉城さん。

宇良くん。

山城さん。

大勢の観客が見ています。

この企画は、「三大踊り」で、エイサーのほかに、高知よさこいと阿波踊りもありました。

芳藍祭は、この日の夕方で終了しました。天候に恵まれて良い祭となりました。

 

 


芳藍祭2018 書道パフォーマンス

2018年11月17日 | 日記

11月17日(土)、10時から、書道部の標記が披露されました。天候不順を心配していましたが、快晴でした。

まずは2年生によるパネル作品。色の文字で3枚のパネルに書きます。

上から墨の文字で重ねます。

なぜか、一旦、ローラーで真っ黒に塗りつぶしてしまいました。スクラップ&ビルド。

わんぱうを使った不思議な仕掛け作品。完成です。

2つ目の作品。1年生による作品。

3つ目の作品。全員による巨大作品。

拍手喝采。お疲れさまでした。今年も楽しい発表でした。