ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

文科省に展示された作品

2022年05月28日 | 日記
5月28日(土)です。東京都霞が関にある文部科学省の玄関脇のガラス壁面に、全国の大学が交代で各校の特徴をPR展示をすることになっています。一種のショーウィンドウですが、四国大学でも昨年にそれを申し込んでいました。今年の展示の一つとして選ばれ、昨日から約1か月ほどの期間、それが実現しました。本学で最も力を入れている「藍」の事業に関して展示されています。他の大学にはない独特な切り口が評価されたようです。
昨年、書道文化学科の2名の学生が制作した藍墨の書道作品がメインの展示物として選ばれました。書道を重視している大学も、全国的には多くはありませんので、四国大学の広報係はその点も意識して展示内容を考えたと思います。昨日、係の徳山さんから写真データを送っていただいたので掲載します。玄関はビルの2階にあり、1階からはエスカレーターで上がります。


2階の玄関脇のガラス壁面です。





作品を書いたのは、左側の阿波踊りの囃子言葉の作品が3年生の中村華菜さん、右側の藍の故事成語が3年生の秦なごみさんです。それぞれ個性を上手に表現し、バランスもたいへん良いと思います。作品の右側には、書いた本人の肖像写真とコメントも印刷されて下記のように展示されています。この肖像写真は2年生の生形昂大くんが撮影しました。彼は写真技術を極めつつあるところです。


今朝の徳島新聞でも紹介されていますが、文部科学省の職員や来訪者が興味深く見ているとのコメントがありました。
入口から中に入ると、このガラス壁面の内側には、さらに藍染めや、藍を使った食品についての研究内容も詳しく展示されているそうです。6月に東京に出張も予定されているので、実際に見てきたいと思うます。

書道グループ「シャインズ」結成

2022年05月26日 | 日記
5月26日(木)、書道文化学科の1・2年生の女子6名で、新たな書道グループが結成されました。その名も「シャインズ」。輝くという意味でしょうか。衣装も揃ったそうなので、撮影をさせてもらいました。赤い椿の花が描かれたかわいい衣装です。


メンバーは、2年生の大畠ひまりさん、原田美咲さん、
1年生の北村詩さん、小出聖来さん、垂内こころさん、寺竹真子さん。


書道パフォーマンスの時はこんな雰囲気になるでしょう。シュミレーションしてみました。


今年の7月の終盤からインターハイが徳島県で実施されるにあたり、プレ1か月イベントで、6月23日(木)に大学で応援の言葉を書道パフォーマンスで表現する予定とのことです。その時には、具体的にお知らせしたいと思います。お楽しみに。

一時期、いくつかの書道パフォーマンスグループが林立して活躍していましたが、コロナ禍になってからは、唯一、「悠縁」だけが頑張っていました。いよいよ複数の後輩グループが動き出しました。
これからの活躍が楽しみです。

石碑の拓本採取

2022年05月24日 | 日記
5月22日(日)、午前中には鳴門市大麻町の堀江郵便局前の石碑の拓本採取に行きました。これは本家松浦酒造場の所有物で、郵便局の開設の経緯が書かれています。松浦家の先祖がこの郵便局を開設し戦前まで運営していました。この碑は昭和21年に松浦家によって建設されました。一昨年から松浦酒造場の所蔵書画について調べていますが、この石碑を書いているのが、徳島の書家の岡本対南です。拓本採取は管理者代表である松浦素子さんに事前に許可を得ました。この石碑の内容を論文に使う目的と、ゼミ学生の木田鮎花さんの卒業論文の資料集めを兼ねています。現在、木田さんは拓本について研究しています。
8時に大学を出発し、途中のレンコン畑ではコウノトリを初めて見て感激しました。4羽のコウノトリが泥の中で餌を探していました。20分間程度で会場に到着しました。
早速、真鍮ブラシで苔を落とし始めました。この作業をしっかりしておかないと精密な拓本はできません。これに20分間ほどかけました。


楮の画仙紙を当てて霧吹きをした後に濡れ手拭いで貼りつけます。この時にしわをつけないようにするのに技術が要ります。


叩き刷毛で、碑の文字を一字ずつ叩いて紙を凹みに埋め込んでいきます。この時に一か所も落ちなく叩くことが大切です。


叩き作業が終わると、拓本用の墨をタンポに付けて少しずつ叩いていきます。最初は薄く、何度も叩きながら徐々に濃くしていきます。


1時間ほどで完成しました。このあと、新聞紙を当てて一緒に巻き取って終わりです。



この日は、もう一枚採取しました。松浦家に差し上げる分です。木田さんは、石碑の採拓は初めてでしたが、たいへん上手にできました。墨の濃淡のバランスを一定にすることは結構難しいし、根気の要る作業ですが、今回は天候もちょうど良くて、うまくいきました。簡単なように見えますが、独特のコツが必要です。木田さんには私の知っている技術を伝えます。初心者の練習用には、陰刻・暘刻が両方あるし、大きさ的にもちょうど良い石碑でした。

自衛隊徳島駐屯地「はれるや」書道パフォーマンス

2022年05月22日 | 日記
5月22日(日)、徳島県阿南市那賀川町の自衛隊徳島駐屯地にて、創設10周年記念祭があり、その中で書道文化学科3年生の書道パフォーマンスチーム「はれるや」の初めての学外公演がありました。様々な企画の一つとして声がかかりました。10時半ごろに会場に着くと、既に祭は始まり、大勢の観客の皆さんが来ていました。



模擬戦闘訓練も実施され、空砲を使って大きな音がたてられていました。最近はTVでウクライナ戦争の情報を毎日見るので、危機感から自衛隊に対する日本人の感情も大きく変化している感じを受けました。

午後13時からは、中庭で音楽隊の演奏会がありました。



その終了後に書道パフォーマンスが始まりました。「はれるや」のメンバーは3年生の児玉留実、芦和晴佳、吉田初咲、麻植柚花の4名です。




最初に吉田さんが下の文字を書きました。「徳島にエールを」


次に、児玉さんが「祝十周年」の朱墨の文字を書きました。


次に麻植さんが「地域」とかき、芦和さんが「と共に」と書きました。




書きあがりました。


終了後に関係者の皆さんが一緒に記念撮影をしました。


撮影のために、同級生の笠井さんと近藤さんも来てくれました。



たいへん天候に恵まれて、強い日差しでした。「はれるや」のスタートにはふさわしいお天気でした。今後の活躍が楽しみです。


マチ★アソビ2022春 書道作品揮毫コーナー①

2022年05月18日 | 日記
5月15日(日)、標記のイベントが徳島市で2年ぶりに開催され、書道文化学科の学生も新町川沿いに書道作品揮毫のコーナーを開設しました。この日は私は長野市にいたので、辻先生に様子を見に行っていただき写真を送っていただいたので掲載します。この時間帯の担当は3年生で、午前中が麻植柚花さん、笠井柚季さん、近藤優菜さん、午後が上里美貴さんと藤井愛さんです。これは全員が写っている写真なので、ちょうど交代の13時頃だと思います。







近くでは、音楽のイベントも開かれています。


たくさんのお客さんに、色紙やうちわの作品をその場で書いて販売しました。担当の学生たちはとても楽しかったようです。