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書道文化学科研修旅行2024

2024年04月07日 | 日記
4月6日(土)、標記が実施され、書道文化学科1~3年生と、大学院文学研究科1~2年生が神戸にバス2台で研修旅行に行きました。教員も含め104名の大所帯の旅行となりました。
7時45分に大学集合、8時出発。9時50分には兵庫県立美術館に着きました。10時開館なので、その間に看板前で集合写真を撮影しました。


学芸員さんの丁寧な説明をお聞きしました。



呉昌碩と関連人物たちの展示品の一部が撮影できたのがありがたかったです。



森田子龍の作品と、交流があった抽象画家のスーラージャの作品を見ることもでき、創作の参考になりました。



12時に2時間の見学を終了し、バスで5分の移動後、南京町の中華街で昼食です。2部屋に分かれてテーブルに分かれて食べました。卵スープ、麻婆豆腐、鳥からあげ、八宝菜、炒飯、杏仁豆腐のコース料理でしたが、7人の丸テーブルで学生や院生と一緒にお皿からそれぞれ取って食べました。美味でしたが、量が多くて残すほど完全に満腹になりました。この後に13時50分まで中華街を散策しましたが、私はもう食べ歩きはせずに調味料などの土産物を少し買いました。しかし若者たちはまだ肉まんやいちご飴などをおいしそうに食べ歩きしていました。





14時出発、間もなくハーバーランドに着き、1時間ほど散策しました。ここでは現代的なショッピングセンターや神戸土産屋が多いので、学生たちは新生活で使う用具や家庭への土産物を買っていました。







15時に出発、そこから市街地の細い道路をバスが通過するための許可を受けるので20分程度かかってから16時に垂水区の五色塚古墳を訪問しました。4世紀後期築造の前方後円墳です。完成当時の形に完全再現されている全長200mの巨大古墳で、現代市街地の真ん中に突然登場する古代建造物で、エジプトのピラミッドを思わせます。


後方部から前方部を見ました。上部は埴輪で装飾されていて、美しい建造物です。これが造られた頃は、中国では東晋の王羲之の晩年に当たり、蘭亭序も書かれていたわけです。日本は東晋・百済・伽耶と同盟を組んでいて、百済からその同盟の記念品として七支刀をもらっています。


明石大橋も近いので、抜群の眺望です。この右側は瀬戸内海で、朝鮮半島につながり、左は大阪湾から太平洋、沖縄、中国南部につながっています。真正面に淡路島が見えます。ここが大陸文化の流れと、本州の縄文系文化との接合点になるわけで、古代に極めて重要だった場所ということがわかります。


淡路島のサービスエリアでトイレ休憩をしてから大学に戻りました。18時20分に大学に到着して解散しました。
この日は暑くなく直射日光も少なく雨も降らず、旅行には最適の天候でした。各地で満開の桜を堪能し、書道文化や神戸の風光を楽しみ、学生たちの親睦も深めることができました。かなり疲労もしましたが、充実した旅行になりました。9日(火)から新学期の授業開始です。


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