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後藤芝山先生234年祭

2016年04月18日 | 日記

4月17日(日)、例年、出させて頂いている標記の会に出ました。この日は、講演の任もありましたので、この2週間ほどはその資料準備に追われました。高松市の中心部、中野天満宮の展示会場では、後藤芝山の書道作品や、出版された本が並んでいます。

10時からは釈奠(せきてん)の儀式がありました。孔子を祭るための儒教の儀式です。中野天満宮の内部に「後藤芝山神社」の前に仮設テントができています。数々のお供えの前に神主さんが儀式を始めました。

11時近くからは、私の講演でした。会場には高松市の名士の方で一杯です。講演の直前の顕彰会の和田会長さんの挨拶の様子を撮らせていただきました。

この日は「高松藩校講道館 ―後藤芝山から片山冲堂までー」と題しています。今年の秋に高松市歴史資料館で行なわれる「講道館展」の展示内容を調査中で、その一部の紹介です。皆様、約1時間の話を熱心に聴いて下さいました。

高松藩の藩校は、第2代藩主 松平常(よりつね)の時に「講堂」という名で始まり、第6代の松平真(よりざね)の時に2倍の規模になって「講道館」の名でリニューアルされ、初代総裁として後藤芝山が就任しました。安永9年(1780)1月のことです。それから明治5年(1872)8月の学制施行まで93年間続き、最後の責任者として活躍したのは片山冲堂(かたやまちゅうどう)でした。

まだこの研究は始まったばかりですので、今後さらにいろいろ調べる必要があります。大学の仕事の合間を縫って研究を続けます。

この日の午後は恒例の連歌会でした。3時間かかって、全15句が詠まれました。帰宅すると既に夕方でした。

 

 

 

 


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