「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

「 老いることは、生きること 」  自立の考え方。

2014-02-25 21:48:41 | 介護関係
介護保険制度や成年後見制度


高齢になると、足腰が弱って自由に活動できなくなったり、
自分一人では十分な判断が出来なくなったりするため、
自分の望むような生活を送ることが困難になる。
その結果、高齢者の自立が損なわれ、
ひいては人間としての尊厳が脅かされることにもなりかねない。

このように高齢期になると心身の機能が低下するため、
高齢者が自立した生活を送るためには、
個人の努力だけでは限界があり、高齢社が望むような生活を送れるようにするための
社会的な支援が必要となる。
この自立支援のための社会制度として、介護保険制度や成年後見制度などがある。



自立を基本とすることは、個人の 「 尊 厳 」 を基本とすることだ。


自立には、人格的自立だけではなく、経済的自立、社会生活における自立、
日常生活における自立などがある。

そして、 「 自立 」 と言う考え方の基本には、個人を尊重する考え方がある。
社会における価値の根源は個人にあると考え、
何よりも個人を尊重する考え方を 「 個人主義 」 と言い、
これを基本として、他者との関係に着目して表現したのが 「 自立 」 である。

つまり、自立を基本とすると言うことは、個人の尊厳を基本とすることである。



長崎市 ・ 唐人屋敷跡四堂めぐり  「 土神堂( どじんどう ) 」

2014-02-25 06:37:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



屋根瓦が反り返った 「 土神堂 」








堂内に祭られている 「 土神さま 」














福の字が焼かれた軒丸瓦







方形屋根の中央に 「 火事除け 」 の水甕が乗っている











土神堂は、元禄4年(1691)土神を祀る石殿を建立したいという
唐船の船主らの願いが許され建立された。
天明4年(1784)の大火で焼失したが、興福寺などの唐三か寺や華僑たちによって復旧され、
その後も数度にわたり華僑たちによって改修されたが、
昭和25年(1950)老朽化および原爆の被害を受け石殿だけを残し解体される。
現在の建物は、昭和52年(1977)に長崎市が復元工事した土神堂である。

反り返った屋根の正門、堂、また、敷地内の石橋が独特の雰囲気を醸し出している。

「土神」とは「福徳正神」ともいわれ、土地や家を守り、
豊作の神様として中国では古くから広く民衆の間で信仰されてきた。
元禄2年(1689)唐人某が夢のなかで土公神を見て、
その像を唐土で刻ませ舶載したものを、
唐人屋敷内の石祠に祀ったのが始まりといわれている。

土神堂前の広場では、土神さまの誕生日である2月2日にお祭りが開かれ、
舞台を仮設し、唐人踊りや劇などが催されていた。
また、長崎のお墓には、墓の横に土神と書かれた小さな石碑が建っているのを見かける。
これは中国の土神信仰の慣わしが、長崎の風習に根付いたものだと考えられる。


※ 唐三か寺 ( 興福寺 ・ 福済寺 ・ 崇福寺 )


長崎市唐人屋敷跡 「 赤い蝋燭の四堂めぐり 」

2014-02-25 06:36:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



赤いロウソクは祈願のロウソク







七枚下がった札は、「 初七日 」 を意味する






堂の入り口でロウソクを買って巡る




赤い蝋燭を買って四堂をめぐると、願いが叶うとされ、
七枚下がったお札は、初七日を意味し、極楽浄土へお導きだと言われている。
この後の 「 土神堂 」 を皮切りに随時、四堂めぐりの堂を紹介して行きたいと思っている。


琉球泡盛 「 まるた 」

2014-02-25 06:34:41 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒






「 まるた 」 は、以前に紹介した 「 山原くいな 」 と同じ田嘉里酒造である。

田嘉里酒造は、昭和24年に精米所を利用し、集落共有の酒造所として操業を始めたものである。
銘柄名がなかった頃の記号のようなネーミング、田嘉里からとった 「 ○田 ( まるた ) 」 の名は、
今でもラベルに残され、親しまれている。

20度の 「 まるた 」 は、飲みやすく、
あっという間になくなってしまうほど、スイスイ入る泡盛である。

田嘉里の泡盛の旨さは、水にある。
自慢の水は、酒造所から1キロメートル先の山頂付近から湧き出る水。
取水口には今日でも時折、沢蟹や川海老が舞い込むという。
まろやかでふくよかな甘味をもつその水の水源は、
昔、村民のために使われていた上水道で、
現在では、田嘉里酒造所のみが守り続けている。