築地移転先、地震で弱点露呈 豊洲が液状化

　市場移転経費が盛り込まれた東京都の新年度関連予算案が先日成立したが、築地市場の移転先に予定されていた豊洲が東日本大震災によって液状化し、有害物質が噴出する可能性が高く安全性に問題があることが東京新聞の「こちら特報部」（18、19面）で明らかにされている。一方現在の築地市場はびくともせず発泡スチロールひとつ落ちていないという仲卸業者の声。　上記予算が成立する目処が立ったためか急きょ都知事選立候補を表明した、私利私欲にまみれた黒い都知事石原慎太郎。築地市場移転計画も利権絡み、ゴールドマン・サックスの影がちらつく。都民の金はオレの金といか思っていない強欲な石原がいかに強行にしようと、豊洲がこのような有様では世間が納得しまい。「津波は天罰、我欲を洗い流す必要」とのたもうたが、それは天にツバするようなものでいずれ我が身に跳ね返ってくることだろう。さしあたり豊洲の液状化が移転不可につながりその手始めになることだろう。