日本のコストコ

昨年日本に行った際、コストコに行ってみた。
私はカナダで会員になっているのだが、コストコは海外の会員カードでも買い物ができるというので、父が行ってみたいといったのだ。千葉県にある店舗へ。まず驚いたのは駐車場の広さ。これが満車になるときってあるのかな？って思うくらい広かった。店構えとか（大きくEntranceとかExitとか書いてあるとこなんて全く同じ）、中の倉庫みたいなレイアウト、値札とかほぼ全部カナダの店舗と同じ感じ。こういうのは海外にあちこちあるコストコ全部統一されているのかな。でっかいカートも同じだし。

入り口で会員カードを提示して中に入る。コストコって店内が広いから見て回るのが大変。丁寧に見ていたら途中で行き倒れそうになる（笑）。私がこちらでいつも行っているコストコは比較的小さめの店舗なので、日本で行った店舗は大きくてそのサイズ感の違いだけで疲れてしまった。
老親だけの世帯では、コストコのなんでも大容量の食品は余らせるだけなので見て回るだけ。ティッシュとか除湿剤など、たくさん入っていて安いのを買っていくことにした。
店のレイアウトなんかは同じだけど、当然ながら売っている商品は違う。カークランドというコストコブランドの商品は、たとえばトイレットペーパーなんか同じのが売っているけど（ちなみに私はトイレットペーパーはコストコで買うと決めている。その理由はたくさん入っているから）、日本のメーカーのものが多く売られているので、当然カナダと品揃えも違ってくる。カナダの場合コストコしか売っていない商品（自社ブランド以外のメーカーでも）ってのもあるけど、日本もそうなのかな。お惣菜の類は日本のほうが美味しそう。カナダのコストコの惣菜では買いたいものがほとんどないもんなぁ。

私の会員カードでも問題なく、何も言われずに買い物が終了。出ると目の前にフードコートがあった。写真入りメニューが大きくカウンターの上についているのも、カナダと同じ。やたら安いホットドッグとかピザとかも同じだ。私はお腹がすいてなかったので食べなかったけど、ピザを食べた息子と父は美味しいと言っていた。ちなみにカナダのコストコのピザもけっこう美味しいよ。

コストコはいつも混んでいるが、日本のもやっぱり混んでいた。日本はテレビとか雑誌とかでお勧め商品とか活用法なんかが紹介されているから、それがいい宣伝にもなっているんだろうけど、カナダではそういうのもないのにやっぱり混んでいる。
そしてコストコではどんな理由であろうと返品を受けつけてくれるそうなので、返品のカウンターもいつも混んでいる。私は返品に行ったことはないのだけど。開けてしまった食べ物でも返品を受け付けてくれるらしいけど、ほんとなのかなぁ。
コストコは月1回程度しかいかないのだけど、そこで働いている人たちは大体感じがいい。かなり前のことだけど、支払いをしようとしたら、カードを持ってきていなかったことに気がついた。現金はもとより全然というほどお財布に入ってない。そうしたら店の人が、カートをサービスカウンターで預かっておくから取りに行ってきたら？と言ってくれた。車で10分ほどの自宅に戻りカードを取ってきて無事支払い。「卵だけは出しておくと心配だから冷蔵庫に入れたから、今持ってくるね」と店の人。
従業員にとって働きやすい職場であると（休みが取りやすいとか、福利厚生がしっかりしてるとか）、そこで働く人は感じのいい人が多いような気がする。←個人の感想です。私がよく行くスーパー、八百屋さんなんかの従業員は好きじゃないんだな。それでもよく行くのは近いからというだけの理由である。こういうところなんかは、従業員もそこで働くのはハッピーじゃないんだろうなと思ってしまうのである。