冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

アレルギー体質

2019年10月30日 | 生活
もともとアレルギーの傾向はあったが、小さい頃はそれを意識するほどのこともなかった。年を取るにつれてアレルギー反応が増えてきた。友人が何気なく、だけどそこはかとなく意地悪な含みを持たせていったひとこと「大人になってからのアレルギーは治らないからねぇ・・・」。それは確かだなと思うと共に、治るどころか悪くなっていっているという悲しい現実である。

発端は産後に発症した花粉症。いきなりそれはやってきた。そして毎年のものになってしまった。じゃーん、花粉症仲間入り!である。
それからあとはどんどんいろんなものが増えてきた。
ほこりには前から弱かったがさらに悪くなってきた(ただし、数年前に受けたアレルギー反応テストではほこりには特別アレルギーはないらしいことがわかったんだけど・・謎・・)。
そして、果物。いちご、リンゴ、梨、さくらんぼ、桃、これらの系統のものは全部危ない。ただし生でなければ大抵大丈夫。
アレルギー反応テストでは、ヘーゼルナッツにも反応した。「生で食べなきゃ大丈夫だよ」と先生が言ったがそもそもヘーゼルナッツって生で食べる?・・と思ったり。ただ、こちらにはニュテラなるチョコレートペーストがあり、それにはヘーゼルナッツが使われているし、板チョコに入っていたりするからそういうのは大丈夫だと思うよ、ということなのだろう。
さらに、犬にも反応が出たらしい。うち、犬飼ってますけど・・・。しかもうちの犬はアレルギー持ちには最悪のタイプである。でも犬に関してはなぜか「?」マークがついていた。先生も「あるかも~?」ってあやふやな言いかたしてたし、結局あるのかないのか分らない。とりあえず、犬と暮らしていても特に問題ないみたいなので(実は出てるけど他のもののせいで反応していると思っているだけかもしれない)まぁいいとしている。

最近、原因不明のアレルギー反応が出た。眼がかゆかったり、赤くなったり、瞼が腫れたりするが、鼻の方はほぼ問題なし。すると花粉症ではないのだろうか。こういう出方をするのは大抵食べ物からっていうのが多いんだけど、思いつくものが無い。なんかアレルギー反応を起こす食物が増えたのかな?と思ったけど、これと思いつくものが無い。
ちなみに、セリアック病というグルテンに反応を起こすのも調べてもらったことがあるが、それは大丈夫だった。なので私は無事にパンもパスタもうどんも食べることができている。

そんなこんないっているうちに目に出ていたアレルギー反応はほぼなくなった。なんだったんだろう。
本当にアレルギーっていうのは複雑で、全容をつかむことが難しいというかほぼ無理。
目の方はよくなったが、やたらあちこちがかゆくなるという状態がたまに出る。寝ている間にも無意識に掻いているみたいで、次の日に身に覚えのないひっかき傷が体にあったりしてびっくりする。
あとは、髪の毛が首筋にあたるとそれがムズムズしてたまらん!!ってことになり、髪の毛を結んだり、ニット帽の中に入れ込んで被ってみたりしている。

やっかいな体質なのであるが、唯一ありがたいのは、アレルギー反応で呼吸困難になるというような症状が出ることがないということである。そういう危険性にさらされる人に比べれば私のアレルギー反応なんてまだまだ良い方だ。
でもやっぱりないといいんだけどなぁ、とは正直思う。
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誕生日

2019年10月24日 | 子ども・家族
この間私の誕生日だった。この年になると誕生日というものはめでたいというより、無事に誕生日を迎えられてありがたや・・・という気になってくる。

今年は日曜日で、家族で食事に行くか~ということになった。私の誕生日であるが行く場所は息子が行きたい店になった。(ま、いいけど)そこはバーもあるようなレストランで、いろいろなメニューがあるのだけど、なんといっても売りはチキンウィングである。こちらでいうところのチキンウィングとは、日本の区別での鶏の手羽中と手羽元の両方が混ざっている。小ぶりで手で持ってむしゃむしゃ食べるのである。
ここのウィングはいろんなフレーバーがある。おおまかにはべったりしたソースからめている系(手が汚れる・・)とカラッとしたドライ系があり、さらにそれぞれにフレーバーがいろいろ。ざっとみたところ20種類はありそうだ。

この店は水曜日と日曜日の夜はウィング半額デーなのである。それで息子がここにしよう!という提案したのであるが、とにかく息子はウィングが好き。誰の誕生日か?と問いたくなるほどがっつり食べていた。
ウィングは1皿に12本くらい乗っていて13ドルちょっと。さらに誕生日の人は1皿無料になるそうだ。といっても半額デーであれば、6.50ドル程度が無料になるだけだけどね。

いつもは滅多に帰ってこない娘もこの日は帰ってきて随分と久しぶりに4人そろって外食となった。だんなはちょっとうれしかったらしく、いつもよりテンション上がっている感じ。ビールも頼んでしっかり楽しんでいた。そうなると当然帰りの運転は私ということになる。(だから誰の誕生日なんだっけ?!)
まぁウィングにビールはきっと合うだろう。私は飲まないので分からないが。

私はレモン味のきいたさっぱりした味付けのウィング、娘はチェダーチーズの粉がかかったのにしていた。息子曰く「ウィングにチーズってのが自分としてはあり得ない・・」と言っていたが。
辛いもの大好きな息子はスパイシー系を頼んでいた。ウィング好きの息子はさらに2皿追加、だんなとシェアしながらとはいえ・・・(誰の誕生日よ、ほんと!)

こうなると私としてはデザートでも頼まねば、ということで小さなスキレットの中でクッキーを直接焼きその上にアイスクリームを乗せたかわいいデザートを頼んだ。スキレットのハンドルは熱くなっているので、小さなハンドルカバーが付けられている。これ・・・欲しい・・・まさかそっと持って帰るわけにはいかないので(持っていったら犯罪です)、どこかで探してみよう・・と思った。

半額とはいえガッツリ食べていたし、ビール飲んだりすると会計はかさむ。結構いい値段になってしまっていた。
まぁ・・いいか・・・なぜか支払いは私がしたが。(イエーイ、誕生日)

さらにこの日の夜のうちに家に帰りたいという娘を送ってやったりまでした。往復で1時間ちょっと運転。疲れました。
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キャンプとか遠足とか

2019年10月20日 | 子ども・家族
息子が通っている学校のメンバーは、ちょっと前にキャンプに行ってきた。息子によると1人だけ参加しなかったようでおそらく全部で16か17人の参加となったようだ。それを2つのグループに分けてそれぞれ違うルートでハイキングをして、1つのグループはAという場所で2泊、もう1つのグループはBというところで1泊、Aに合流して1泊というようなことになっていたらしい。しかし出発直前にアクティビティーリーダーより連絡があり、Bの辺りは最近クマがよく出没しているらしいので危険という情報をパークレンジャーから受け取ったとのことで、ルートが変更、どちらのグループもAにて2泊となったとか。

息子はA、Bどちらにも行く方のグループになっていた(結果的にAしか行かなかったわけだが)。泊まる場所は同じだけど、2つのグループの辿るルートは少し違ったらしい。息子に後でぼちぼちと聞いてみると、登山があり、山に登って素晴らしい景色を見たとか、夜にはテントで寝るのですっげー寒かったらしい(あ~恐ろしい・・・・)が、満天の星空はそれはそれはキレイだったそうな。確かに山のなかだったら空一面に星!!って感じだろう。それはきっと素晴らしいに違いない。
ただキャンプファイアができなかったのはつまんなかった、そうだ。最近は山火事の心配もあってキャンプファイアはなかなか許されてないようだし、仕方ないわな。
そして夜はさっさと寝るって感じだったらしい。ハイキングで疲れているし、そもそもなんにもすることがないので。

このキャンプに先立って学校では準備を数日間かけておこなったそうな。持っていく装備を荷作りしたり、ハイキングルートを説明して想定される危険とかを話し合ったり、食事はどんなものを作るかとか、キャンプメイトを決定したりとか(2人1組でキャンプメイトを組むんだそうだ)。大きなリュックを背負っていくらしいが、このリュックもテントも寝袋も全部学校で貸し出してくれる。上に着るジャケットやハイキングブーツも貸してくれるので、持っていくのは中に着るTシャツやらパンツ、下着、靴下。食べ物も学校が用意するが、何か持っていきたいものがあれば事前申告して許可が出れば持っていける。(もちろんジャンクフードは基本的にダメ)携帯電話は往復のバスの中では使ってもいいが、キャンプ中は預かってもらい携行できないようになっていたそうだ。

キャンプ当日は朝7時に集合。ブースカいってる息子をなんとか車に乗せて7時に連れて行ったら、すでに7~8人は来ていた。意外ときちんと来てるじゃん・・となんとなくびっくり。それにしてもおかしいのは、どの子もなんかみんな似ている。この学校に来ているのは11年生と12年生らしいので、年齢的に近いというのもあるけど、着ている洋服がみんな同じようなので、なんか息子に似たようなのばっかりが集まっている様相。なるほど、この学校なら似たようなのが集まっていても無理ないかぁ。類は友を呼ぶ、っていうのとはちょっと違うけど。
3日後のお迎えは午後6時ごろで、だんなが迎えに行った。キャンプは楽しかったらしい。その翌日はキャンプで使ったものを乾かしたり、片付けたりという作業をしたそうだ。

実はこのキャンプの前にヨットのレースとやらではるばるビクトリアまで行っていた。それが金曜日の午後3時ごろにバンクーバーからコーチの一人に車に乗せてもらい、フェリーターミナルへ向かい、2泊して日曜日の夜に帰ってきた。帰りもバンクーバーで下ろしてもらって私がそこから拾ってきた。同じときにだんなもビクトリアへ向かって向こうにおきっぱなしのヨットをこっちまで戻してくる作業をすることになっていた。なので、出発時間は違うけど2人ともフェリーでビクトリアに行ったわけ。私は息子をターミナルへ連れていく必要はなかったけど、だんなを連れていくことになり、行きはだんなが運転したら帰りは暗くて雨が降っている中、初めてフェリーターミナルから自分で運転して帰るという恐ろしい目に遭った。暗い中走ったことのない高速を行くってのは怖かったです・・・車で1時間かかるという距離も辛かった。
迎えは、まず息子をバンクーバーに迎えに行き(これは結構簡単)、いったん家に連れ帰って、つぎにだんなを迎えに。今度は家から20分ほどの距離のヨットハーバーだったので問題なし。
息子はその翌日、学校のキャンプへ行ったのである。まぁ疲れていて文句も言いたくなる気も分かる。

さて、この前の水曜日のお出かけデーは、ホームレスの人にサンドイッチをあげるというものだったそうだ。
えー、そういうのもやるの?とびっくりしたけど、興味津々でどんなことしたわけと聞いてみる。
学校で食材を用意していてくれてそれを使って自分たちでサンドイッチを作る。息子は4つ作ったという。それを持ってホームレスの人が多くいる辺り(おそらくバンクーバーのある地域)に行き、食事を無料で提供するところに行ってそこで渡したらしい。いきなり行って適当に渡すってことはさすがにないだろうから、そういう食事を提供する施設と事前になんらかのアレンジがなされていたとは思うけど。

なんかいろんな事やるんだなぁ、と改めて学年の初めに渡された同意書みたいなのを見返してみる。お出かけしていろんなアクティビティーに参加するということは危険も伴うので、あらかじめ考えられる危険性がリストアップされており、それに対してそういうことも起こり得るかもしれないけど、それも承知で(かつそのことで学校を訴えたりせず)参加させるという同意を得るものである。別にここだけ特別そういうのがあるわけではなく、どの学校でも遠足なんかに備えて提出させられる。
それをみていたら、これからの予定として、でっかい岩があるところでのハイキング、カヌー、アスレチックコース、ボルダリング、スケートとかの体を使って遊ぶようなのから、博物館に行くとかもある。なんか楽しそうだなぁ。
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ひとりぐらし満喫

2019年10月16日 | 子ども・家族
娘は大学2年生となった。1年の時、通うのが大変だからという理由で寮に入った。実際、車で行ってもスムーズに行って45分くらい、混んでいたりしたらもっとかかる。バス、電車、バスと乗り継いでいかなくてはならないがこれまた乗り継ぎがスムーズにいったとしても1時間半以上かかる。乗り継ぎが悪ければ2時間以上。もっともうちよりも遠いところから通っている生徒もいるので、やろうと思えばできなくはない・・っていう距離なのがなやましいところかも。

朝が弱い娘はまず「起きられそうにない」という、それに通学に毎日4時間くらい費やすのはもったいない、という。確かにそれも一理ある。じゃ、寮に入ったら通学時間としての4時間が浮くわけだが、その分しっかり勉学に回してもらえるのだろうか、というのが私の疑念ではあった。

ともかくともかく、1年目は寮に入った。1年目専用の寮があり申し込んだ人は全員は入れるのだが、2年目以降はみんないっしょくたで当然競争率があがる。結局娘は寮に入れなかった。で、友達とシェアしようとなったらしい。ところが夏休み中に友達が「やっぱりうちから通うわ」と言いだしてふり出しに戻る。その後、SNSなんかでシェアメイト募集を見て、4つくらい年上の女性とベースメントをシェアするということになった。その女性は、他州で大学を卒業した後、娘の通う大学でさらに歯科医療のコースを取ることにしたらしい。ちょっと年上の真面目そうな人とシェアなら安心かな・・と思う。
実際、引っ越し後に追加荷物を持っていくのを手伝った時、その人はその週の分のごはんの作り置きをしていた。まめで良いことだ。

物件探しも自分たちでやっていたわけだが、中国系家族が所有する一軒家のベースメント、ベッドルームは2つできちんと個室になっている。8月末に引っ越して私が車に荷物を積み娘と共にそこに向かった。家具は全てついているので、洋服だとかシーツ、タオル、その他身の回りの品を持っていく。キッチン用品も持っていくかと思っていたが、すでにルームメイトが持ち込んでおり一緒に使おうと言われたそう。
家そのものも築4年くらいで新しくてきれい。広くはないけど便利そうな場所にある。(しかし家と家の間隔は狭く、郊外で比較的ゆったりした家(私は一軒家住みじゃないけど!)が周りに多い私にはごみごみしてるなぁ、という感じ)
ベースメントも改装したてとのことできれいだ。暖房などの空調は上の階とは別に独立したものがついているので、上の人が使ってない時に寒い思いをする、ってことはない。床暖房まで入っている。(すげー)
入ってすぐがリビングダイニングとキッチンで、洗濯機と乾燥機もそこにある。ベースメントの場合、上のオーナーさんと洗濯機は共有っていうところも結構あるようだが、別なのは助かる。
シャワーとトイレもきれいだし、ダイソンの掃除機まである。キッチンはオーブンがないものの、オーブントースターはあるし、どれもこれも最新式のもので私が使いたいくらいだ。
個室内は大きなベッド、机といす、ランプもついている。もちろんクローゼットもきちんとある。

しかし家賃は高い!2人で18万円くらい。つまり1人9万円くらいってことだ。
そしてバンクーバーでは決してこれは高い金額ではないらしい。不動産がばかみたいに高いのだけど、当然賃貸でも高いのである。大学まではバス1本で20分ほど。大きな通りまで歩いて数分、買い物は大体そこで済ませられるらしい。
私は2回ほどそこにいったけど、一緒に周囲を見たりしなかったから、今度はそういうこともしたいかも。
これで問題がなければずっと借りたらいいんじゃないか~と私は思う。

一人暮らしは始めてしまうと実家に戻るのが嫌になるものだ。私も経験からそれは分かる。
お金は大変かもしれないけど、自由がある。まぁ厳密にいうと一人暮らしではないけど、娘は満喫しているようだ。



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犬だらけ

2019年10月12日 | 生活
私は通常午前中に犬の散歩に行く。昼間とか夜にも外には連れていくがトイレのために出るようなもんであり、散歩というほどのものではない。
近くにある小学校の辺りがうちの犬は大好きでほぼ毎日そこに行く。人があまりいなければ(そして朝の9時以降とかお昼過ぎだと人はほとんどいない)リードを離してみることも多い。ちなみにリードを離すのは条例で禁止されているので本当はいけないことなのである。条例違反をする悪い飼い主である。

ある日、午後2時半ごろ、小学校の辺りに犬と歩いていった。さすがにこの時間帯は離すわけにはいかない。3時になれば学校が終わり子供たちがワラワラ出てくるし、3時前でも迎えに来る親たちが集まり始めるのだ。
いつもはこのくらいの時間帯に散歩には行かないのだが、この日は私の仕事のタイミングなんかもあってそういうことになってしまった。

すると近所のご意見番さんみたいな女性が娘さん(大学生)と一緒にそこのうちの2匹を散歩させていた。彼女たちはさらにもう1匹子犬を連れていた。どうも日中のお世話をしているらしい。それがまぁ~~とっても小さいのである。ぬいぐるみ、それもかなり小さい目のぬいぐるみ程度しかない。うちの犬の下に入り込めちゃうくらい小さい。チワワとダックスフントのミックスらしいのだけど(チューニーとかいうらしい・・・チワワとウィニー(つまりウインナードッグ)のミックスってこと)、ものすごく小さい。まだ2か月くらいの子犬だという。「この子はもっと大きくなるのかな」と聞くと「大きくなってくれないとね。少なくとも2倍にはなってくれないと」という。2倍になってもまだかなり小さいなぁ。これだけ小さいと気をつけないと踏みつぶしたりしちゃいそうだし、とにかく扱いが怖い・・・。
ちなみに子犬が嫌いなうちの犬は、このチビちゃんに興味全くなし。

そのうちにもう1匹犬がやって来た。先の2匹もこの犬もうちの犬とほぼサイズが同じ感じ。3匹は一緒に遊んだりしているけど、うちの犬は他の犬に基本的に興味がないため一緒に遊ぶ気配は全くない。
さらにコーギーちゃんがやってきた。この子も子犬で元気いっぱい。好奇心旺盛だからうちの犬のところにも来て耳とか口に辺りの匂いを嗅ぎたがる。で、顔の辺りをいつまでもクンクンされるのが嫌いなうちの犬は「やめてよー」てな感じで逃げる。
なんか犬だらけになってきたなぁ。

さらにトイプードルちゃんがやってきた。集まって来た犬たちは小学校に迎えに来た親たちが連れて来ているのだ。トイプーの飼い主さんはお肉を乾燥させて自家製のおやつを作っているということで、よくそれを犬たちに配ってくれる。
ついにうちの犬が待ちに待っていた瞬間が来た。
他の犬に興味はないくせにいつまでもその場を離れたがらなかったのは、ひとえに「誰かがおやつをくれるかもしれない!」という一筋の希望を持ち続けていたからだ。やっとその願いはかなった・・・・・!
おやつをもらって「もうないよ~」と言われてもしつこくその人から離れない、意地汚いうちの犬。その人が持っている小さなカバンの中まで覗き込もうとしている。「も~止めてよ」とリードを引っ張る私。

今度は大きめな犬がやってきた(ボクサーか、それとなにかのミックス)。大きな犬が怖いうちの犬は絶対に近づかない。そしてついに3時が来て子供たちが外に出てきた。犬がたくさんいるもんだから子供たちが集まってくる。みんなきちんとしていて「触ってもいい?」と聞いてくる。ぼんやり~と座っているだけのうちの犬はたいして面白くないらしく、少しナデナデすると子供たちは去っていく。
そのうちやっとうちの犬は「あ~、ここにいてももうなんにももらえないなぁ」と分かったらしく、トボトボと歩き出した。
それでも歩きながら近くに人が歩いているのを発見すると「あの人は何か持ってないかな?」と期待の目を向けている。どこまでも食べ物のことしか頭にないのである。
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ヨット

2019年10月08日 | 子ども・家族
うちの子供たちはスカウトグループに入っていたが、そのグループはヨットに乗ることが活動のメインだった。もちろん季節的なこともあるので、年がら年中ヨットに乗っているわけではなく、毎週のミーティング時は他のことをしていたし(なにかしていたか詳細は不明。私は全然関わってなかったので)、キャンプとか、その他の遠足なんかもあったりした。
娘が高校を卒業する辺りでスカウトを止めたのと同時に息子も止めてしまったので、そこからスカウトとの関わりは無くなった(もっとも私はもともとなかったけど)。

そもそもこのスカウトに入ったのも、だんなが子供たちにヨットをやらせたかったからである。そして自分もやりたかったからでもある。
なんでまたヨットなのか、それはよく分らないのだが。
そんなわけで、スカウトを止めてからもだんなは息子のほうはヨットクラブみたいなのに入れてみたりしている。自分も大人向けヨットクラブみたいなものに入っている。

息子が最近取っているのは、ウェストバンにあるヨットクラブのレッスンである。うちからいくと、橋もわたっていかなくちゃなんないし、高速に乗っていっても降りてからがなんか長い道のりで、とにかく遠い。おそらく車で1時間(か、1時間弱)はかかると思う。私が連れていくわけではないのでいいのだが、まぁ、ご苦労さんなことである・・・・

夏休みに2~3週間くらいレッスンを取っていた。そのレッスンが終わり、つぎに「レースがあるから」とか言う。なんのこっちゃ~?その時ようやく分かったのだが、息子が取っていたのはヨットでレースをするというレッスンだったらしい。ヨットでレース・・・オリンピックでもやってるあれかな?と私の理解はほんとに乏しい。
そのレースは、バンクーバーの西の端の方にあるヨットクラブでやったので、ウェストバンよりは近いものの、やっぱりうちから車で45分くらいかかる、相変わらず遠いところである。

レース最終日はそのヨットクラブで表彰式とディナーがあるというので、だんなは自分の分のチケットを購入していた(息子の分はレース参加費に含まれている)。が、なんとその週末、自分がヨットで旅行っていうのを組んでしまっていた。これはだんなが参加しているヨットクラブ(ていうか愛好会みたいなもの?)の人たち何人かで行くことになったものだそうだ。それで、私が代わりに行くことになってしまった。
そのヨットクラブには何回か仕事で行ったことがある、が、その時は冬で訪れる人も少ない時期だったため、駐車スペースも簡単に見つかったのだが、今回はたくさんの人がやってくるってわけで、まず駐車スペースを探すのが大変だった。しかも周辺は自転車に乗って走り回っている人が多くて怖い怖い・・・冬にはこういう人がいなくなるから、それほど怖くないのだが。

じつはこのディナーがどういう目的で行われるのか、とか詳細を全然知らないで行ったので、行ってみて「あら、表彰式なんてやるんだ」とか知った次第。そしてどうもこのレースにはいろんなところのヨットクラブの人たちが参加しているらしいということも行ってみて分った。さらに、どうも息子は3年くらい前にもこのレースに参加したことがあるらしい。知らなかった~(ってどういう親なんだか!!)。
ものすごくたくさんのひとが来ているので、席はぎちぎちに詰めて座ることになる。食事するときなんて気をつけないと隣の人と手がぶつかりそう。ビュッフェ式だというが、食事は下の階の広間に用意されていてそこに取りに行く。ここの食事は仕事で来た時に食べていて、結構おいしいのを知っているので楽しみだったのだ。サラダとかアペタイザー、付け合わせの副菜とか、種類が多くてうれしい。ビュッフェ式の食事って、種類が結構多いところと「んーー、これだけ?」ってところもあったりして、行ってみるとそれぞれ違いがあって面白い。
そしてここのヨットクラブのビュッフェは種類が多くて楽しいし、必ずと言っていいほど、ローストビーフとかローストチキンとか(クリスマス時期なら七面鳥)があって、その場でスライスしてくれるのが嬉しいのである。

私は乗り物酔いもするので、ヨットなんて絶対乗りたくないから、まったく興味がなく、ヨットクラブのひとの集まりなんかに行っても話すことが全くないっていう感じなので、ほんとならこういう集まりも行く気がしない、のだが、ここの食事なら食べたいかも~~と思ったから来たようなもんである。

実際席について、息子のヨットクラブでのコーチとかと挨拶したらそれ以後、話すことは皆無。ただひたすら食べることに専念していました(笑)。表彰式も人が多いのに、マイクの音が大きくなくて(さらに私たちは話している人たちから一番離れた席に座っていた)何言っているのかほとんど聞こえてこないが、息子は全く表彰に関係ないためそれも別に問題なし。デザートもしっかりいただいて私は満足である。
(デザートも種類が多くて楽しいったらない!)

さて、周りを見渡してみると、レースに出た人たちはそれこそ10歳くらいから20歳くらいまでいそうな幅広さ。女の子もいるけどやっぱり男の子の方が多いようだ。そしてなにより特徴的なのは白人が多いってこと。なんか独特の世界だよなぁ、と思った。アジア系なんてほんとすこーししかいない。うちの子たちが入っていたスカウトグループは、98%くらい中国系って感じのこれまた特殊なところであったが、そのリーダーの方(故人)が、ヨットの世界はまだまだ白人の世界だ、とか言っていたらしい。なるほど、そうだなぁと改めて思った。
こういう集まりってのもあるんだなぁ・・などと妙に感心しつつ、そういう中に入ってみると「浮いてるな・・」と自らを思うのであった。
でもまぁ、ご飯美味しかったから良し、なのである。いじめられたり差別されたりもしなかったしね。

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落ちこぼれ君

2019年10月04日 | 子ども・家族
日本に行ったときの思い出を書き連ねていったらもう10月だ。
9月はこちらは新学期が始まるため、なんとなく気分的に始まりの季節。
今年のレイバーデーが2日だったので学校は一斉に3日から始まった。
とはいえ、うちのばか息子はついに少人数の落ちこぼれ向けの学校に行くことになってしまった。今まで一クラス30人くらい、8年生から12年生まで全校生徒2000人以上の学校に通っていたのが、20人くらいしかいない学校に行くことになったのだ。
こういう落ちこぼれ向け学校はいくつかあるが、どれも市の教育委員会がやっているので、制度としては他の普通の学校とほぼ変わりない。使っている校舎も似たような感じだし、冬休みや春休みとか月1回くらいあるプロフェッショナルデーというお休みの日も同じだ。

それもこれも息子が普通の学校ですっかり落ちこぼれて、スクールカウンセラーがこのままでは卒業できないと思うので、ここらで仕切りなおしたほうがいいと勧めてくれたからだ。
息子が勧められたのは、普通の学校のような勉強もしつつ、アウトドアプログラムをたくさん取り入れたもの。知らなかったのだが、単位が取れる授業のひとつとしてアウトドアプログラムなんてのもあるんだそうだ。それで、この学校に通い、きちんとアウトドアプログラムをこなせば(さぼったり、インストラクターの指導に従わなかったりすれば当然落第、単位はもらえない)、単位がもらえるというわけ。これで息子は単位をもらえる授業を1つ余計に受けることができるようになった。
さらに、人数が少ない学校なので、アカデミックの科目(英語とか数学とか)も、ひとりひとりに合わせたペースで進めてくれるらしい。普通の学校では30人くらいの教室で先生の講義を聞き、課題をやったりグループワークしたりといったことをするわけだが、息子のような落ちこぼれは教室内でぼんやりしていて、授業についていけずさらにどんどん落ちこぼれていく。そういうことがないように、ひとりひとり面倒を見てくれる、らしいのだ。
落ちこぼれ生徒が確実に単位を取って、なんとか卒業までこぎつけるために手を貸してくれるという感じ。
カウンセラーの話を聞いていると、この学校に来ている子が卒業できる率は結構高いのだそうだ(とはいえ8割くらいらしい。これを高いと思うのかどうかは微妙だけど・・・)。しかし!むしろ普通の学校よりも高いのだ、と聞いてびっくりした。普通の学校に通っている子が意外に卒業できないという事実に。日本ではありえないような数字・・だと思う。
しかし、うちの息子がその8割に入れるのか、2割のほうに落ち込んじゃうのか・・・それはどうにもわからない。
ので、私はまったく楽観できないのである。

というのも、20人くらいしかいない学校であるというのに(そしてこの市にあるいくつかのセカンダリースクールから落ちこぼれ生徒が来ているというのに)、すでに息子は3人も入学前から知っている子がいるというのだ。
類は友を呼ぶというのはまさしくこの通りで、息子の友達(それほど仲が良かったというほどではなかった子たちではあるけど)も似たり寄ったりの落ちこぼれなんである。
さらに最近知ってまたまた類は友を呼ぶってのを実感したのが、息子と同じセカンダリースクールに通っていた1つ年下の子もこの9月から別の落ちこぼれ向け学校に行くことになったという。あー、あの子ねぇ、納得・・・とは思ったけど。息子と親友とまではいかないがちょっと仲良くしていたらしく、何回かうちにも来たことがあるが、その様子からして真面目なきちんとした子って感じは受けなかったのも事実。
来てほしくないわーと息子に言ってたらそのうち来なくなったけど、外で会っているかどうかは知る由もなし。

落ちこぼれ・・と連呼して悪い気もするが実際そうとしか思えない子ばかり来ているのである。息子の知っている子3人も、XX校を追い出されたとか、XX校に入学拒否されたとか、そんなんばっかり。そしてこの学校には中国系とか韓国系の子は1人もいないってのもうなずける。彼らはまじめで勉強をきちんとする子が多いのである。(日本人100%の子もいない、蛇足ながら・・・。日本人50%の子はいるけどね(笑)
そして男の子の比率が高いってのもまぁうなずける・・・

アウトドアプログラムが組み込まれているこの学校では毎週水曜日が遠足デーである。ハイキング、登山、ロッククライミング、スキー、スケート、スノーシューと季節に合わせたアウトドアプログラムが予定されているそうだ。
さらにほぼ毎週1日ボランティアデーがあるそうな。卒業するためにはボランティアも一定数やっておかないといけないのでそれをカバーするためと思う。具体的にはトレイルなんかのゴミ拾いとか草刈りみたいなことらしい。
さらに年に数回キャンプがあるそうだ。1回目がもう間近に予定されている。予定表を見るとハイキングをしてキャンプしてご飯作ったりとか、なんか大変そう。私は寒いのが嫌で嫌でキャンプには行きたくないので、キャンプに行かなくてはならないってだけで同情の気持ち抑えられぬ。しかし、息子はシースカウトなんかでキャンプは何回も行っているのでそれほど辛くはないかもしれない。
キャンプもそうだが、各種アウトドアプログラムで必要な道具や用具は、ひととおり貸与してくれるらしい。スキーとかなら持っていない子がいても分かるが、ハイキングの際に必要なウィンドウブレーカーだとか、ハイキングブーツまで用意されているらしい。だんなに言ったら、「まぁ経済的にそういうのを揃えられないところもあるだろうからね・・」とのこと。なるほど、親の経済状況と子供の教育というのは関連があるのだなと改めて思う。

普通の学校でなく落ちこぼれ向け学校に行っているという意識は息子本人にもあるらしく、嫌がっているのだが仕方ない。自分が招いたことなんだし・・・と何度も私たちが説明しているのだが、いまだにそれを消化しきれていないようだ。それを自覚して何とか軌道修正しなくてはと自分で努力するようになるかどうか、それがこの先の息子の課題である。(そして私は希望的な観測を全く持てない・・・涙)





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