月は不思議だ。
私が寝ている部屋はブラインドとカーテンがつけてあるものの、遮光性はあまりないので外が明るくなると部屋にも差し込んでくる。そしてブラインドの隙間があってそこから月が見えたりする。
あるとき横になって窓の方を見たら、月が目の中に飛び込んできた。そしてなぜだかやけに輝いている。まぶしいくらいだ。
次の日、同じくらいの時刻に窓を見たが月がいない。曇っていて見えないわけではなく、出ている位置が昨日と少しずれているのだ。毎日ちょっとずつ東にずれていくらしいことは聞いたことがあるが、ここでも同じなのかな。
月が不思議だと思うのは、出てくる位置が毎日違うし、夜の間にもどんどん動いていくこと。また朧がかっていたり、オレンジや黄色、赤っぽかったり色も違うし、三日月やら半月やらと形も変えていくし。季節によって高さも違うので、いつも違うところに存在している感じ。さっき向こうの窓の方から見えた月が、本など読んでさて寝るかと窓を見ると、目の前の位置まで来ていたりして「おや、ここまできたのね」と思ったりする。
あるとき「今日は満月だがうちのどの窓からも見えない」という位置に出ていたらしい。午前4時くらいにふっと目が覚めて窓に顔を向けたら月が目の前にいた。
太陽はまぶしいから直視することができないため、たいていどんな状態なのかよくわからない。天気の良い日は気持ちも良くて太陽がありがたく思えるし、ここのように冬が長くどんよりしている日々が続くと、太陽が出ることのありがたさをしみじみと感じる。ただ、容赦なく照りつけてなにもかも白日の下にさらけ出すかのような陽光もある。ここは日本より太陽の光が強烈なので余計にそう思うのかも。
形や色や出ている位置などをいつも変えてくる月は神秘的だ。何か隠し事を持っているかのようにそっと空に浮かんでいる。
私が寝ている部屋はブラインドとカーテンがつけてあるものの、遮光性はあまりないので外が明るくなると部屋にも差し込んでくる。そしてブラインドの隙間があってそこから月が見えたりする。
あるとき横になって窓の方を見たら、月が目の中に飛び込んできた。そしてなぜだかやけに輝いている。まぶしいくらいだ。
次の日、同じくらいの時刻に窓を見たが月がいない。曇っていて見えないわけではなく、出ている位置が昨日と少しずれているのだ。毎日ちょっとずつ東にずれていくらしいことは聞いたことがあるが、ここでも同じなのかな。
月が不思議だと思うのは、出てくる位置が毎日違うし、夜の間にもどんどん動いていくこと。また朧がかっていたり、オレンジや黄色、赤っぽかったり色も違うし、三日月やら半月やらと形も変えていくし。季節によって高さも違うので、いつも違うところに存在している感じ。さっき向こうの窓の方から見えた月が、本など読んでさて寝るかと窓を見ると、目の前の位置まで来ていたりして「おや、ここまできたのね」と思ったりする。
あるとき「今日は満月だがうちのどの窓からも見えない」という位置に出ていたらしい。午前4時くらいにふっと目が覚めて窓に顔を向けたら月が目の前にいた。
太陽はまぶしいから直視することができないため、たいていどんな状態なのかよくわからない。天気の良い日は気持ちも良くて太陽がありがたく思えるし、ここのように冬が長くどんよりしている日々が続くと、太陽が出ることのありがたさをしみじみと感じる。ただ、容赦なく照りつけてなにもかも白日の下にさらけ出すかのような陽光もある。ここは日本より太陽の光が強烈なので余計にそう思うのかも。
形や色や出ている位置などをいつも変えてくる月は神秘的だ。何か隠し事を持っているかのようにそっと空に浮かんでいる。