ダウンタウンにある美容院に行ってきた。BC州では5月末から美容院や床屋もオープンできることになった。もちろん、マスクをするとかフェースシールドをつけるとか、お客さんが隣合って座ったりしないようにするとか、待合室みたいなのはおかず(だから友達や家族が髪を切っている間、そこで座って待っているというようなことも出来ない)、雑誌なんかももちろん置かない、などといった措置を取る必要があり、対応する準備が整った所がそろりそろりと再開していったのだ。
私はもともと美容院には頻繁にいかない。面倒くさいので。
前回行ったのはまだコロナなんてまったく話が出てなかった(少なくともカナダでは)頃、それから半年近くたってしまい、さすがにそろそろ切らなくては・・・という状態になってきた。
前回いったお店はダウンタウンにあり、シャンプー無しカットだけで割に安いお店である。いままでは自宅でヘアカットをしていた人のところに通っていて、とても良かったのだが、その人が日本に帰ってしまったらしい。いつこちらに戻ってくるのかまったく分からない状態だ。永住権を持っているだけという状態なら3年くらい日本にいたらいったん戻ってこないと、永住権が危うくなるらしいので、いつかは戻ってくるのかもしれないけど。果たして彼女は永住権なのか市民権(この場合、どんんだけ日本に行ってても戻ってこれるはず)なのか分からないので、どうなるかわからない。
この人が戻ってくる日が不明なので、仕方なく他に行くところを探し、安くて速そうという印象だったこの店に行ってみることにしたのだ。
その時はまぁまぁ良い仕上がりになり、時間もそれほどかからなかったので、今度も同じ店に行くことにした。
11時に予約、当日はちょっと早めについてしまったので意味なく周りを散策して時間をつぶした。早めに店についても中で待てないだろうしと思い。中にはすぐに入れないように鎖が掛けられていて、中から受付の人が開けてくれて通された。予約時に「来店する際にはマスクを着用してくださいね」と言われてたし、バスとかスカイトレインにも乗るからってことで家を出るときからマスクを着けて行った。店の人たちももちろんみんなマスク姿だ。まずは、消毒液で手の消毒をしてくださいといわれる。そして席に着いたら、これを書いてくださいと用紙を渡された。名前とか連絡先とか、今日は具合悪くないですかとか家族に具合悪い人はいないですか、とか質問がある。連絡先を書くのは、万一この店に来た人やスタッフで感染者が出た場合、店に来た人にそのことを伝えるためというのもあるようだ。
予約時間より10分くらい予告なく遅れてくる場合は、予約の取り消しもあるかもしれません、などとウェブサイトにかいてあるので、きちんと時間通りに来たんだけど、席に通されてからずっと放置で15分近く待たされた。
しかも説明も何も無しで完全放置である。どうしたこと?と思って見ていると、スタイリストは2人だけのようで、あとは受付担当の人が1人、この人は本当に受付と会計と掃除しかやっていないみたい。私の後に男性が一人入ってきてその人にはスタイリストがすぐに対応していた。私を担当する予定のスタイリストはまだ先客の女性のカットに取り組んでおり、それがどういう理由かはわからないけど遅れていたようである。・・・ということが、だんだんと理解できてきた。
雑誌があるわけではないし、私はスマホもないので、それを見て時間をつぶすってことも出来ない。ただ茫然と座って待っていた。手持無沙汰だなぁ・・・。正面の鏡に写るマスクをした自分の姿をぼんやり見てるしかないこの状況って。
そのうちに、男性を担当していたスタイリストが私の放置状態を見かねたか、受付の人に何やら言いに行った。私とそれほど年齢が違わない感じの受付の人は、いま気づいたかのように私のところにやってきて「お待たせしていてすみません。もう少しで終わりますので・・」と言ってきた。・・・はぁ。
やっと先客のカットが終わったスタイリストが私のところに来たのは、予約時間より15分以上経ってからだった。
なんかちょっと世間話をしたり、ここはこんな感じでお願いしますなんてことを伝えながら、切ってもらった。マスクをしていると顔が暑いし、巻かれているケープも首元をしっかり止めているから(仕方ないことだけど)上半身が暑い・・。しかも私は更年期はいっていてホットラッシュもあるときたもんだ。これが前触れなくいきなりカーッとのぼせる感じで、汗ばんでしまった(私の場合だらだらと汗が出るってほどではないのだが)。スミマセンとひたすら謝る私に、スタイリストさんは優しく気遣いの言葉をくれたのだった。
そのうちにまた1人女性が入って来た。席に通されて座って待っているうちにその人は「私、11時半の予約でしたよね?」と受付の人に聞いた。受付の人は私の髪を切っているスタイリストさんに「あとどれくらいでしょう?」と聞きに来た。「あ、あ、えっと、5分くらいでしょうか」とスタイリストさん。5分かぁ、5分で終わるかなぁ、と私は心の中で思ったがこれがプレッシャーに感じたのも事実。それにしてもこの受付の人も私のときはそんな心遣いもしなかったくせに。私は何にも言わずにじっとおとなしく待っていたから放置だったのか?やっぱり言ったモノ勝ちってやつだろうか。
次のお客さんは「この後予定もあるからあまり遅くならないで・・」みたいなことを言っている。うむむ、やっぱりプレッシャー。こうなると注文とか付けづらいぞ・・・。ああ・・でも横の部分もうちょっとこんな感じで切っておいてほしい、でも注文つけたら悪いかな・・・などなど逡巡しながら、おずおずここのところだけちょっとこういう風にしてほしいのです、すみません、すみませんと謝りつつ(謝ってばっかり)お願いする。やっぱり15分ほど遅れでなんとか終了。
ここの予約はカットなら30分単位で取っているのかもしれないけど、ちょっとそれはタイトすぎないだろうか。毛先をちょっと揃える程度だったらそれでもいいかもしれないけど。そのスケジュールの取り方にもちょっと疑問。
いつもはもっとスタイリストさんもいるのだが、いまは2人体制みたいなので、キツキツになってしまうのかもしれない。
スタイリストさんもちょっと急いでやった感があって、やや雑になっていたのも否めない。なんというか、千円カットの店にでもきた気分。それならそれでその値段だったらまだ「こんなもんでしょ」と思えるんだろうけど。
なんとなくやっつけ仕事でやられた気分で帰ってきた。
スカイトレインもバスもいつもよりずっと空いていた。席に座れたのはもちろんそれぞれ距離を置いて座ることが出来るくらい。
家について鏡をのぞいたら、顔に短い髪の毛がいっぱいついていた。前髪を切った時に落ちた髪が張り付いていたようだ。普通、こういう毛をブラシとかで取ってくれるよなぁ、そういえばそういうこと全然してくれなかったなぁ。やっぱ雑だったなぁ。それにしてもこんな顔で帰ってきた私、恥ずかしいぞ。
私はもともと美容院には頻繁にいかない。面倒くさいので。
前回行ったのはまだコロナなんてまったく話が出てなかった(少なくともカナダでは)頃、それから半年近くたってしまい、さすがにそろそろ切らなくては・・・という状態になってきた。
前回いったお店はダウンタウンにあり、シャンプー無しカットだけで割に安いお店である。いままでは自宅でヘアカットをしていた人のところに通っていて、とても良かったのだが、その人が日本に帰ってしまったらしい。いつこちらに戻ってくるのかまったく分からない状態だ。永住権を持っているだけという状態なら3年くらい日本にいたらいったん戻ってこないと、永住権が危うくなるらしいので、いつかは戻ってくるのかもしれないけど。果たして彼女は永住権なのか市民権(この場合、どんんだけ日本に行ってても戻ってこれるはず)なのか分からないので、どうなるかわからない。
この人が戻ってくる日が不明なので、仕方なく他に行くところを探し、安くて速そうという印象だったこの店に行ってみることにしたのだ。
その時はまぁまぁ良い仕上がりになり、時間もそれほどかからなかったので、今度も同じ店に行くことにした。
11時に予約、当日はちょっと早めについてしまったので意味なく周りを散策して時間をつぶした。早めに店についても中で待てないだろうしと思い。中にはすぐに入れないように鎖が掛けられていて、中から受付の人が開けてくれて通された。予約時に「来店する際にはマスクを着用してくださいね」と言われてたし、バスとかスカイトレインにも乗るからってことで家を出るときからマスクを着けて行った。店の人たちももちろんみんなマスク姿だ。まずは、消毒液で手の消毒をしてくださいといわれる。そして席に着いたら、これを書いてくださいと用紙を渡された。名前とか連絡先とか、今日は具合悪くないですかとか家族に具合悪い人はいないですか、とか質問がある。連絡先を書くのは、万一この店に来た人やスタッフで感染者が出た場合、店に来た人にそのことを伝えるためというのもあるようだ。
予約時間より10分くらい予告なく遅れてくる場合は、予約の取り消しもあるかもしれません、などとウェブサイトにかいてあるので、きちんと時間通りに来たんだけど、席に通されてからずっと放置で15分近く待たされた。
しかも説明も何も無しで完全放置である。どうしたこと?と思って見ていると、スタイリストは2人だけのようで、あとは受付担当の人が1人、この人は本当に受付と会計と掃除しかやっていないみたい。私の後に男性が一人入ってきてその人にはスタイリストがすぐに対応していた。私を担当する予定のスタイリストはまだ先客の女性のカットに取り組んでおり、それがどういう理由かはわからないけど遅れていたようである。・・・ということが、だんだんと理解できてきた。
雑誌があるわけではないし、私はスマホもないので、それを見て時間をつぶすってことも出来ない。ただ茫然と座って待っていた。手持無沙汰だなぁ・・・。正面の鏡に写るマスクをした自分の姿をぼんやり見てるしかないこの状況って。
そのうちに、男性を担当していたスタイリストが私の放置状態を見かねたか、受付の人に何やら言いに行った。私とそれほど年齢が違わない感じの受付の人は、いま気づいたかのように私のところにやってきて「お待たせしていてすみません。もう少しで終わりますので・・」と言ってきた。・・・はぁ。
やっと先客のカットが終わったスタイリストが私のところに来たのは、予約時間より15分以上経ってからだった。
なんかちょっと世間話をしたり、ここはこんな感じでお願いしますなんてことを伝えながら、切ってもらった。マスクをしていると顔が暑いし、巻かれているケープも首元をしっかり止めているから(仕方ないことだけど)上半身が暑い・・。しかも私は更年期はいっていてホットラッシュもあるときたもんだ。これが前触れなくいきなりカーッとのぼせる感じで、汗ばんでしまった(私の場合だらだらと汗が出るってほどではないのだが)。スミマセンとひたすら謝る私に、スタイリストさんは優しく気遣いの言葉をくれたのだった。
そのうちにまた1人女性が入って来た。席に通されて座って待っているうちにその人は「私、11時半の予約でしたよね?」と受付の人に聞いた。受付の人は私の髪を切っているスタイリストさんに「あとどれくらいでしょう?」と聞きに来た。「あ、あ、えっと、5分くらいでしょうか」とスタイリストさん。5分かぁ、5分で終わるかなぁ、と私は心の中で思ったがこれがプレッシャーに感じたのも事実。それにしてもこの受付の人も私のときはそんな心遣いもしなかったくせに。私は何にも言わずにじっとおとなしく待っていたから放置だったのか?やっぱり言ったモノ勝ちってやつだろうか。
次のお客さんは「この後予定もあるからあまり遅くならないで・・」みたいなことを言っている。うむむ、やっぱりプレッシャー。こうなると注文とか付けづらいぞ・・・。ああ・・でも横の部分もうちょっとこんな感じで切っておいてほしい、でも注文つけたら悪いかな・・・などなど逡巡しながら、おずおずここのところだけちょっとこういう風にしてほしいのです、すみません、すみませんと謝りつつ(謝ってばっかり)お願いする。やっぱり15分ほど遅れでなんとか終了。
ここの予約はカットなら30分単位で取っているのかもしれないけど、ちょっとそれはタイトすぎないだろうか。毛先をちょっと揃える程度だったらそれでもいいかもしれないけど。そのスケジュールの取り方にもちょっと疑問。
いつもはもっとスタイリストさんもいるのだが、いまは2人体制みたいなので、キツキツになってしまうのかもしれない。
スタイリストさんもちょっと急いでやった感があって、やや雑になっていたのも否めない。なんというか、千円カットの店にでもきた気分。それならそれでその値段だったらまだ「こんなもんでしょ」と思えるんだろうけど。
なんとなくやっつけ仕事でやられた気分で帰ってきた。
スカイトレインもバスもいつもよりずっと空いていた。席に座れたのはもちろんそれぞれ距離を置いて座ることが出来るくらい。
家について鏡をのぞいたら、顔に短い髪の毛がいっぱいついていた。前髪を切った時に落ちた髪が張り付いていたようだ。普通、こういう毛をブラシとかで取ってくれるよなぁ、そういえばそういうこと全然してくれなかったなぁ。やっぱ雑だったなぁ。それにしてもこんな顔で帰ってきた私、恥ずかしいぞ。