冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

今年は暖かいクリスマス

2023年12月28日 | 生活
通常クリスマスイブはどのお店も早めに営業を終わらせる。今年はイブが日曜日で、私が勤める店が入っているモールはいつもよりちょっと早い6時までとなっていた(いつもは日曜日は7時まで)。それでクリスマス当日はたいていどの店もお休みだ。私の知る限り開いているのは、一部のガソリンスタンドと、スキー場と、中国系のスーパーってかんじ。中国系のスーパーはクリスマスは開けて旧正月にお休みするパターンが多い。あと、開いている酒屋もあったらしい。

去年はクリスマスの少し前に大雪が降って、バンクーバー周辺は交通(空も陸も海も)に多大なる支障をきたした。今年はそれに比べると暖かな12月となっている。雪はちらついた程度で本格的な降りはまだないし、気温も平年よりやや高めな気がする。雪が降ったら車なんか運転できないよ・・というような私にとっては助かる。
こちらからノースバンクーバーの山が見えるが、12月後半になっても全然白くなってない。スキー場は大丈夫なのかなと思っていたら、やっぱり雪不足で困っているらしい。バンクーバーのあたりから気軽に行けるノースバンクーバーのスキー場は3つあるがどこも雪不足のようだ。平地では雪が降らず山では降ってほしいところだけど、なかなかうまくはいかないものなのね。というわけで今年は去年に比べれば暖かい雨模様のクリスマスとなった。

さて、私が勤めている店もクリスマスが近くなるとともに忙しくなっていった。いつも週末は混雑するのだが、クリスマス間近の週は月曜日から毎日忙しい。平日であっても、今日は週末ですか?と思うような人の入り。みんななにを買いに来ているのだろうか。モールに他の買い物があってついでにここにも寄ってみたというひともいるかと思うが、入ってみると1つか2つはなんか買っちゃったりするってこともあるかも。

クリスマスというのはひとを「買い物しなくちゃ!」という気持ちに駆り立てるらしい。家族、親戚、友人にギフト買わなきゃということもあるだろう。また友人や会社主催のクリスマスパーティーがあったりして、そこでプレゼント交換をするってこともあるから、そのためになにか買わないといけないとかもあるだろう。あとはなんとなく雰囲気で「なにか買わなくては」という気持ちになるのかもしれない。モールを行き交う人たちの顔には「Buy! Buy! Buy! 買わなきゃ、買わなきゃ」と書いてあるように見えてならない。

クリスマスが終わると26日のボクシングデーだ。この日は私が働いている店も朝8時から夜は10時まで時間を延長して営業だ。法定の祝日ではないので、この日に働いても忙しいだけで時給はアップしないから、シフトをもらいたくないのだが。忙しいことを見越してこの日はいつもより多くのスタッフが働くようにシフトが組まれていた。もちろん私も入っていた。
ボクシングデー当日はモールは大混雑。人気の店の前には行列ができていた。私は午前中に他のショッピングモールへ行ったのだが、ここにはめぼしい店が入ってないためか混んではいなかった。混むのはアウトレットモールとかブランドものの店が入っているモールくらいなものなのである。

私がこちらにうつってきた20年以上前は、クリスマス当日はもっと静かだった気がする。お店はほとんど閉まっている。教会のミサに行くとか家族で集まるとかで移動する人はいるけど、なんかみんな家の中で過ごしているという感じ。
そしてまだその頃は元旦もお店が休みのところが多かった。いまは時短で営業する所が増えている。以前から、こちらの新年はクリスマスのあとにおまけのようにやってくる感じだったけど、最近はより一層その気配が強くなっている。もはや普通の週末とあまり変わらない扱い。新しい年が明けたなぁなどというしみじみした情緒は感じられない。
まぁ、日本で迎えるクリスマスにも、こちらで感じるような情緒はないからね。クリスマスと新年に対する感情はちょうど逆なんだなと思う。

ところでクリスマスといえばターキー。ターキーは日本語で七面鳥、7つの顔の鳥って書くんだよと子供に教えた。そしたら娘が描いた絵がこれ。
かなりツボ・・・

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セルフレジ

2023年12月15日 | 生活
セルフレジはいまやたいていどの店でも設置されている。もちろん小さな店ではそういうのを置く必要がないところも多いだろうけど。かなり前だが日本のユニクロで買い物したら、買い物カゴを台に乗せるだけで中身の計算をしてくれるセルフレジがあってびっくりした。こちらにもユニクロは進出しているが、あまり買い物に行くことがなかった。この間久しぶりに行ったら、いつのまにかここにも日本のような置くだけで計算してくれるセルフレジが設置されていた。おおー、便利だ。

セルフレジって、お店の人と話さなくて良いから好きなのだが、お店によってその機械の使い方が結構違うため、慣れないと「どうやるの?」「間違った?」などと戸惑うことがある。日本だと「わからない~」と戸惑っているとすぐに店員さんが来て対応してくれそうな感じ。こちらはねぇ、担当の人が見当たらないぞ、とか、なんか他のことに気を取られて(他のお客さん対応しているならまだしも、店員同士でおしゃべりしてるなんてこともある)こっちが「すみませんー」とか言ってても、全然気づいてくれない時がある。
あと野菜なんかは量り売りが多いのだが、台に乗せてコードを入力またはその商品の名前を探してタップするという方式になる。このまえマッシュルームが見つからなくて、あれぇ?どこ?といろいろページを出してみるが出てこない。横を見たらセルフチェックアウト担当の若い女の子がニヤニヤしながらこっちを見ていた。「マッシュルームってどこ?」と聞いたら「オーガニックのところだよ」という。困っている感じなのを気づいているならなんか声かけてくれよ・・と思ったけど、まぁこういうのがこっちの人ならではなんだよなぁ。期待してはいけないのである。

私が勤める小売店でもセルフチェックのレジが4台おいてある。ここではカードのみ使えるので現金で支払う人は有人レジで対応する。カードで払うつもりの人にはなるべくセルフの方を使ってもらうように促すのだが、やっぱり有人レジで支払いたいという人が結構いる。あと英語があまりわからないお客さんなんかは、「お支払いはカードですか?現金ですか?」という質問がわからず、ただ「ん!」と言いながら(または無言で)商品をぐいっとこちらに押し出すってな人もいて、こうなると黙ってレジで対応って感じになるのですね。
セルフチェックアウトがなぜ嫌なのかなと考えてみると、自分でバーコードのスキャンするのが面倒くさい、やりかたがよくわからないとか、間違えそうで不安って感じだろうか。あと、セルフでやるのは味気ない(人との交流が好きな人はこう思うのかも)とかでしょうか。レジで現金払いのお客さんを対応中に、後ろに並んだ人に「カードでお支払いなら、セルフの方も使えますよ」と案内すると、あからさまにむっとした顔をして「はー」と、ため息つきながらセルフの方に行ったりする人もいた。また、「いや、有人のレジで払いたいから」と、セルフの機械が空いていてそっちでやったほうが早いというときでも頑なにセルフを拒否する人もいる。そんなに有人レジのほうがいいでしょうかねぇ。

ネットで見たニュースでは、「レジの作業を客にやらせるのか」という抵抗感というのも、セルフ嫌いの理由としてあげられていた。これは日本的な意見だなと思う。こちらのレジの人たちからは日本のような親切丁寧な顧客サービスが期待できないので、レジの人がやってくれるのが必ずしも良いとは限らなかったりする。お客さんにレジ対応することがサービス提供の一環であり店側として当然やるべきであるという感覚は、こちらではそんなに強くないように思われる。どちらかというと、レジの人とかとちょっとした会話をするなど(日本に比べるとお店の人と客の間にこういう何気ない会話が生まれることが多いのでね)、人との交流が減る一因として問題視する傾向のほうがあるかも。

アメリカなんかではセルフチェックアウトを見直すお店も出てきたというニュースも見たことがある。お客さんも有人レジを利用したいと思っている人が多いとか、セルフチェックアウトでのごまかし(故意でなくて単に間違えたということも含めて)による損失が見過ごせなくなってきているとか、理由はそれぞれあるだろうけど。私の勤めている店でいうなら、セルフをなくしてくれてもいいんだけどなあとは思う。それはセルフチェックアウトを嫌がるお客さんからの抵抗と不機嫌な態度を受けなくてすむから。ただそうなると有人レジ担当スタッフを増やさなくてはならなくなるから、シフト組むうえでちょっと大変かもしれない。それにやっぱりセルフチェックアウトのほうが好きという人も一定数いる。そんなわけでセルフをなくすことはないだろうとは思う。
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