冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

車のタイヤ

2021年09月29日 | 生活
このあいだ息子を学校に連れて行くときに(あれ?送り迎えからは卒業したんじゃなかったの?ってところですが、わけあってまた送り迎えをしている・・😢)、タウンハウス敷地内から道路に出たらなんか変な音がする。なんか引きずっているような、バタバタという感じの音。半ドア?でもその場合表示が出るのだが、そういうのも出てない。すぐ道の端に寄せて車の外に出てみてみると、右の後ろのタイヤの空気が抜けているようだ。
息子はガソリンスタンドで空気を入れようという。そんなの自分でやったことがないからなぁというと、息子ができるという。なんとも便利になったもんだ。一番近いガソリンスタンドまで5分ちょっと。変な音をさせながら到着。混んでいてなんとか端っこのほうに場所を見つけて停め、息子に空気を入れてもらう。どうかな?と私も見てみるが、タイヤからはシューシューと音を立てて空気が出て行っており、これじゃどんなに空気を足していっても意味ないじゃん。完全にパンクだわ。
仕方ないのでまた家まで戻った。途中、後ろの車からブーブーやられた。おそらく「タイヤ、パンクしてますけどー」とお知らせしたつもりだろう。「わかってます、はい」といいながら運転する。
タウンハウス内ではなく外の道路に停めておく。スペアタイヤに変えるにしても、外に置いておいた方がやりやすいので。

思い返すと前の車でもパンクしたっけなぁ。あの時も私が運転してタウンハウス内から出た瞬間に、ボコンボコンみたいになって「パンクだー、もう走れないー」てなことになった。前回にせよ今回にせよ、どこかの道の途中で起きなくてよかったよ。
スペアタイヤはあるが付け替えるなんてことは当然できない。どうするか・・・。ともかく息子に学校には今日はいけないと連絡させた。この日、1時間だけ特殊学校に行くことになっていたのだ。今からバスとか乗って行っても間に合わないし、午後は職業訓練のほうに行くことになっている。そっちにはバスに乗って行ってもらうってことでなんとかなるだろう。

日本のJAFみたいなCAAというものがある。ここに連絡してスペアタイヤに変えてもらうかと考えた。が、私自身はメンバーになっていないのだ。だんなと娘と息子は家族会員になっているのだが私だけ入っていない。よりにもよって入ってない私にこういうことが降りかかるとは。息子に連絡させて来てもらうことも考えたが、学校があるので無理。サービスの人に来てもらうときに、メンバー本人がその場にいないとだめなんだそうだ。
ダメもとで電話してみて私の家族はメンバーなんですが~などといってみたが、つれなく「メンバー以外の人はアシストできません」と言われておしまい。まぁそうだよなぁ。そこで私も家族会員に入ることにした。申し込んですぐメンバーシップ番号ももらえて、すぐロードサービスも受けられる。
オンラインでサービス申込みをしてみる。おおー、簡単でスムーズ。そしてサービストラックが来る大体の予定時間が表示されたのだが、それが2時間後。まあこんなもんだよなぁ。家にいたから待っている間、ネットであれこれ見たりして時間を潰せたけど、外にいたら途方に暮れてただろうなぁ。私のスマホはデータが入ってないので、Wifiがないところではネット接続ができないからなんも見れない。どうやって時間つぶすの?って感じだろう。

しばらくネットであれこれ見ながらたまにトラッキングをチェックする。到着予定時間はずっと変わらないままだったが、1時間くらい後にいきなり早まったらしく、10分後に到着と変わっていた。最初の予定より1時間以上早い。良かった!このトラッキングシステムというのがなかなか正確で、到着予定時刻の数分くらいの遅れでやってきた。
サービス担当の感じのいいおじさんがタイヤを見て「うーん、これは新しいのと取り換えないとだめだろうね」という。今までに2回くらい穴が開いただの、ねじが刺さっただので、その箇所だけパッチしてもらって直してたんだがついにダメになりましたか。そしておじさんは、手際よくスペアタイヤをつけてパンクしている方をトランクに入れてくれた。とっても助かった。「早くタイヤショップに持っていって新しいのに付け替えてもらってね。このスペアタイヤでは時速80キロ以上だすと危ないからね」とアドバイスをもらう。CAAの人にはこれまで何回かお世話になっているが、フレンドリーないい人が多い。そうじゃなきゃ、メンバーになってもらえないからかもしれないが。

タイヤは1個だけで変えてもらうというのはまず無理で、最低2個か4個まとめてということになる。1個だけ変えたら残りの3個という半端な数では売れなくなるので、2か4個のセット売りとなるわけだ。
思っていたより安い金額で変えてもらえることになり、4個とも新しいのにしてもらった。やれやれこれでひと安心。

まったく違う話題だが、華為という中国の通信機器会社の最高財務責任者(CFO)が2018年から拘束されていたのだが、カナダ時間で9月24日の報道によると、アメリカとの司法取引に応じ釈放、中国へ帰ることになったという。中国はこの孟氏の拘束を不服として、カナダ人2人を中国で拘束するという報復措置のようなことをしていた。このカナダ人が両方ともマイケルさんでして、「2人のマイケルを解放しろ!」と掲げる運動が続けられていた。
孟氏の釈放が決まったらすぐに2人のマイケルさんも釈放になり、カナダに無事帰ってきた。スパイ容疑だか何だかで10年くらい中国で服役する可能性もあったそうだし、カナダに帰ってこれることになったのは良かったですよね。
孟氏はバンクーバーで軟禁状態になってたらしくて、こちらの新聞ではよく報道されていた。外出するときは足にGPS探知機みたいなのをつけなくてはいけなかったみたい。外出も自由にというわけにはもちろんいかなかったようだし。新聞によく写真が出てたんだけど、いつも違う服で、それも高そうなのを身に着けている。お顔も、さらさらのロングヘアーもきちんとお手入れされているし。さすがお金持ちは違うなぁなどと思った。外に出れば写真を撮られたりする確率が高いわけで、その辺も考えて身だしなみはばっちりすることを心掛けていたんだろうけど。そして写真はいつも穏やかなほほ笑みだとか、にっこり笑っていたりという表情で、まるで芸能人のようである。この余裕はなに?「私にはなにも後ろ暗いことはないのです」という自信の表れとか?まあ拘束されているとはいえ、けっこういい扱いをされていたのかもなぁと思ってしまうのだった。
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選挙は代わり映えのない結果だそうで

2021年09月23日 | バンクーバーとその周辺
カナダの総選挙が終わった。コロナの影響もあって今まで以上に郵送での投票が多かったそうである。また、投票所によってはボランティアの人の数が足りてなかったり、会場内の人数制限なんかがあったりして行列が出来たりしたところもあったそうだ。

私の住む地域の議員は再選となった。本人がうちにもやってきて挨拶していったり、その後もボランティアがちょこちょことやってきたり、ほかの候補者より熱心に動いていた印象がある。
やっぱりこういう風にまめに働きかけている方が「この人に投票するか」と思わせるのかもなぁ。

現首相は2019年の選挙で過半数を得られず、通常4年たつと次の総選挙というところを2年ほど前倒しして今回の選挙となった。今回の選挙は過半数を得ることが一番の目標だったと思うんだけど、それはかなわず。またまた少数与党での政権運営となってしまった。ほかの党の得票数も前回とあまり変わらないという、なんのためにやった選挙なんだかという結果となった。てわけで現首相は続投であるが、野党のほうは党首交代になるところもあるかもしれない。
また2年くらいすると前倒しして総選挙がおこなわれる可能性もあるんじゃないの?という意見もある。2年で選挙っていうのは忙しいよねぇ。政党も選挙資金を集めるのが大変だろうと思う。

ところで、ワクチンパスポートを提示しないとレストランに入れないとか、映画館に入れないとか、イベントなんかも行けないとかという状態に今なっている。私はそのどれもいかなくても困らないので、もしワクチンパスポートがなかったとしても不便はない。
最近調べてみたら、レストランでもライセンスのあるところ、つまり酒類を提供する店では提示が必要であるということだった。ファストフード、フードコート、コーヒーショップなんかは提示の必要がないのだそうだ。この区分も何かよく分からない。酒を飲まず飲食だけなら感染の心配は少ないというのだろうか。
息子がバイトしているレストランはお酒を提供する店なので、ワクチンパスポートの提示を求めるようになったそうだ。息子いわく「最近、デリバリーが増えた気がする」とのこと。
今の段階でまだワクチンを打っていない人というのは、絶対受けたくない人(理由は様々)なんだろうから、こんな措置くらいではやっぱり受ける気にはならないんだろうなと思う。実際、パスポート導入後でもワクチン接種率はそれほど高くなっていないようだ。そうなるとこの先、政府はパスポート提示が必要なものごとを増やしていって、対策を強化するのかもしれないなぁ。
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雨女疑惑

2021年09月17日 | 生活
このあいだ久しぶりに現地での取材というものに行ってきた。昨年コロナのパンデミックに入ったのと同時くらいに、新聞に記事を書く仕事もなくなった。その後、ウェブサイトに移行した新聞のほうにかかわっているひとに、たま~に声をかけてもらって記事を何回か書いている。でもすべてオンラインで視聴するものだったので、現地で取材ということだと1年半ぶりくらいになる。

なんか久しぶりに取材となると緊張するなぁ。イベントそのものは以前にも何回か取材をしたことがあるのだけど。現場に行って写真撮ったりコメントもらったり、帰ってきたら写真の整理に原稿書き(大体書いている途中で調べたり確認したりする作業が発生する)したりということをしてたら、とっても疲れてしまった。いままでやってたことだっていうのに、久しぶりだからかなぁ。
オンラインでの取材って出かけない分、楽だよなぁと思ったりした。こっちはビデオやマイクがオフ状態なのでだらけた格好で視聴していても構わないし、写真もほとんど撮る必要がなかったし。

ところで今回行ったイベント、見事に雨だった。予報でも雨になっていたけど思っていた以上に降った。大雨じゃん!みたいな。イベントは屋外と屋内と両方あったんだけど、どうしても外でやっているものも見る必要もあったから、傘を持って臨む。傘を持っていると片手がふさがっちゃうので面倒なんだが、ささないとカメラが濡れてしまう。本格的に撮る人はビニール袋をかぶせるとか、カメラ用のカバーをつけるとか工夫しているようだが、私はそこまでして写真にかける!という必要性を感じないので、そのような工夫は無し。

考えてみると私がイベントに行くとき(というと大抵は取材である)は、雨になることが多い気がする。もちろん毎回雨ではない。気持ちいいほど晴れている時だってたくさんあるのだ。でも、外での取材がメインというようなときに雨になることがなんとなく多いような。あれ?私って雨女かな、もしかして。
この日は、会場から5分くらい離れたあたりに車を停めていたのだが、取材終了後、車に向かうまでの道のりで服がしっかりと濡れた。大降りで傘は上半身をカバーする程度にしか役に立たなかったのである。

このイベント2日間ありまして、私は初日に行った。2日目は晴天とはいかずとも雨は降らずにすんだみたいだ。
やっぱり私は雨女?
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新学期

2021年09月12日 | 子ども・家族
9月は新学期。こちらの学校は入学式というものは基本的にないが、小中高だと新年度初日は集会とかオリエンテーションとかがある。
今年の夏は例年より暑かった。熱波もやってきたし(やっぱり温暖化の影響なんでしょうか)。夏らしかったともいえる。でも8月の終わりになると朝晩涼しくなってきて、秋の気配の到来はいつも通りだった。

娘は大学の3年目。ほんとは4年目だけど昨年度に学部を変えたら1つ学年が下がってしまった。なので彼女は4年ではなく5年で卒業予定ということになる。5月から寮に移ってしまって日々何しているんだかよくわからない。夏休みの間は毎日(つまり週に5日)働いていたようだが、そのバイトも9月いっぱいくらいまでらしい。9月は学校の授業が始まるので週末だけ働くようだ。「9月からはこんな授業を取るんだよ」などといってスケジュールを見せてくれた。取りたいコースが確実に取れるとは限らず、予定外のコースも取っていた様子。昨年度はずっとオンライン授業だったが、この9月からやっと対面授業が始まる。ほぼ前の状態に戻るということだ。この大学では授業を受けるためにワクチン接種の有無は問わないらしい(推奨はしているけど)。

息子は高校を卒業したものの、成績不優秀なので大学には行けず。こちらは受験がない代わり、高校の時の成績で大学に行けるかが決まる。日本に比べて大学の数が少ないので、大学に行かないという人は結構多い。
息子は高校の単位を取るためにあと2つくらいとらなくてはならないので(一応卒業したにもかかわらず)、特殊学校に行って勉強だ。そしてまた職業訓練のコースを今年度も取る。一回取ったコースは当然ながら再び取れないので違うものを取ることになるのだが、息子が選んだのは音楽の編集とか製作とかを勉強するコースらしい。どのコースを取るか検討していた時は、大工のコースだとか電気技師のとか迷っていたようだが、正直そういうコースのほうが仕事につながっていいんじゃないかなぁと思ったけど、選ぶのは本人だしねぇ。
最初に聞いていたスケジュールは、週の2日か3日は職業訓練コースに行き、残りは高校にということになっていた。だが8月終わりに「9月からの新学期についてのお知らせ」なんてものが来たら、そこにはちょっと違ったスケジュールが書かれていた。職業訓練のほうは毎日午後の4時間ほどというスケジュールで前期(1月末)で終了するらしい。とすると、高校のほうはどうするか。午前中高校、そしてお昼の間に職業訓練を受ける学校へ移動(車で15分くらい)、午後職業訓練、というスケジュールは別に大変というほどでもない気がする。が、息子には難しそうな気がする。このスケジュールでやってみることになったら、そのうちに学校をさぼったり勉強が進まなかったりなどなどが起きて、私が頭をかきむしるという事態になりそうな気配がプンプンする。ここ4~5年、こんなことでずっと悩まされてきているのだが、まだ終わんないのかぁ。
ということで、高校の授業は2月から始まる後期に受けることにさせてもらう予定。残っている必修科目も多くないので、後期で十分に終わるだろう。相当不真面目にやらない限り。

さていよいよワクチンパスポート導入が始まる。パスポートはオンラインで割に簡単にダウンロードできる。スマホでそれを提示、同時に写真付きIDも提示しなくちゃ、レストランで食事もできない。ファーストフードなんかだと中で食べずテイクアウトだけなら、提示の必要はないらしい。それにしてもワクチンパスポートをチェックするために人手が必要になる店も多いだろう。ファーストフードなんて座席に案内するようなホストがいるわけでもないから、誰かしらをその役に回さなくてはならない。パスポートはスマホにQRコードをダウンロードして提示することが出来るのだが、そのコード読み取りのためのアプリも導入したりと、面倒くさそう。

最近BC州における感染者が増えてきており、9月7日から規制を解除してパンデミック前の状態にほぼ完全に戻るという計画だったのだが、それが延期となった。政府はそれをワクチンをいまだ受けていない人のせいにしており、ワクチンパスポートを導入することによって、ワクチン接種率を高め、感染者や重症者を減らしていくことが望めると強調している。
保険局の人は「ウイルスを責めるのであって、誰かほかの人を責めるのは止めましょう」とかいっているけど、あきらかにワクチン未接種の人を責めているよねーとか思わずにいられないのだよ。
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選挙なのだそうで。

2021年09月07日 | バンクーバーとその周辺
連邦政府が総選挙をおこなうことになった。9月20日が投票日。前回が2019年なのでもうやるの?と思った人が多数である。まだコロナのパンデミックっていう中、選挙をおこなうことを疑問視する声が多いが、現在政権を担っている自由党はこういう時期だからこそ有利と踏んでいるのだろう。コロナで選挙どころじゃないよって時にどさくさまぎれに過半数獲得を狙っているってところか?それと、野党第一党である保守党の党首は就任して日が浅いので知名度が低いという点も有利と踏んでいるとか、新聞記事で読んだ。
連邦政府の選挙は、カナダ総督(ちかごろ初の先住民女性が指名されて話題となった)にお伺いを立て承認されると晴れて実行となる。今回、選挙がおこなわれることは投票日の5週間前に発表された。けっこうタイトなスケジュールだ。
2019年の選挙で過半数を取れなかった自由党は、今度こそ過半数を獲得することを目標としている。新民主党も、野党第一党の保守党も、議席数はいつも少ないひっそりとしたグリーン党も今回の選挙には否定的だった。投票所に来た人たちの間でコロナ感染があったらどうするんだとか、ちょうど選挙の発表があったのがタリバンがアフガニスタン首都を制圧というニュースが出たときだったので、こんな時にどうかと思うとか。とはいえ選挙戦も始まってしまったからにはなんとか頑張らねばならぬという状況になった。

コロナ禍の中、郵送での投票をする人が多くなることも予想されている。もともとカナダの人たちの投票率はあんまり高くないらしいが(日本よりは高いようだけど)、コロナの影響で投票率がまた下がる可能性があるのも自由党にとって有利になるかもしれないとか、いろいろ言われている。選挙権のない私にはいずれにせよ関係のない話であるのだが。
選挙に関するいろんなニュースの中で、今回の選挙では投票所にたくさんの鉛筆を用意するつもりだ!というのがなんとなく私のツボにはまった。つまり投票に来た人が鉛筆を使ったらその後破棄、1人1本の鉛筆にすることで感染を防ぐってわけだ。鉛筆搬入する業者は忙しくなるぞ!なんてね。

前から選挙が近々おこなわれるようだと思われるような動きはあった。例えば、私の住む地域の国会議員から手紙が来たり(選挙権があるうちのだんなと娘宛て)し始めた。YouTubeで保守党の党首をディスる広告が流れるようになったり。
もう9月に入ったので選挙運動も活発になっている。各党の党首はカナダ各地を訪れて選挙運動中だ。党首の討論会もおこなわれている。ちなみに通常英語で討論がおこなわれるが、ケベック州でやるときはフランス語になるらしい。ケベック州を地盤とする党もあり、総選挙も出馬するもののこの党から首相を輩出するってことはまず無い(ケベック州に特化している感じなんで)。ともあれカナダの首相になる人は英語とフランス語どちらも話せることが基本的条件なのである。
それぞれの選挙区の候補者は自分の選挙区内で選挙人に働きかける。ちなみにこちらでは選挙カーみたいなものはない。候補者のポスターは通常写真入りではなく名前のみで、日本のように掲示板みたいなのが作られて立候補している人全員がそこに貼るというわけではなく、個別にあちこちに看板をたてる。政党にはカラーがあり、自由党は赤、保守党は青、新民主党はオレンジてな具合だ。その色でどこの党かパッと見て分かるというわけである。

ところで9月13日からワクチンパスポートを提示しないと、入れなくなる場所がでてくるという話。BCでは老人ホームなどいわゆる高齢者向け住宅のスタッフは、ワクチンを接種しないと働けなくなるということになっているらしい。この2つに関して、アンチワクチン派がデモをおこなった。この群衆にはただ文句言いたいとか騒ぎたいだけとか、考え方が極端すぎって人とかいろいろ混ざっているようで、それほど深刻には受け止められてないようだ。むしろ迷惑だと考えたり反発を感じる人が多そう。私としてはデモの場所がなぜ総合病院なのがよく分からない。注目を浴びるため(ほかの場所だと話題性に欠ける?)、コロナ関連だから医療機関となんとなく関連性があるから、とかいう人もいるがそれでもいまひとつ分からん。別に病院に対する反対運動ではないのだし、病院ではワクチン接種はやってない。
ワクチン接種が仕事を続けるための条件となるという点についていうと、いまのところBCでは医療関連の人には義務化となっていない。なんでなのかな?そしてその疑問についてはどこにも出ていない。だれも疑問には思っていないということなのかな?それとも、医療関係の人はすでにもうほとんどの人がワクチン接種済みだから義務化する必要がないとか?
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求人募集は大変らしい、あとコロナ対策について

2021年09月02日 | バンクーバーとその周辺
少々前のことではあるが、いま人を雇うのが大変であるという新聞記事を読んだ。
コロナのパンデミックで緊急事態宣言が出て、レストラン店内での飲食ができなくなったり、仕事場へは通勤せずにリモートで働くよう推奨されたりということがあって、多くの企業で人減らしがおこなわれた。大体はいわゆるレイオフという解雇となったようだ。これは会社都合の解雇なわけで失業保険の対象となるから、自分都合の退職よりはマシというだけである。

7月にいろんな規制が緩和されてパンデミック前の状態にかなり近くなった。職場もリモートから出社に戻していくところが増えてきているようだ。
そんな中、求人募集をしても人がなかなか集まらない!という声が多数聞かれているそうな。
規制緩和が進んだおかげで、いままで人を減らしていた企業が一気に求人をしたため、求職者の人がむしろ選びたい放題になっているらしい。コロナのパンデミックというものがいままでになかったような厳しい事態であるうえ、こんなに人が集まらないというのもいままでになかったと感じる雇用主が多いのだそうだ。

そういえば最近レストランの求人募集をよく見るなぁとは思っていた。どの業種も大変だとは思うが、飲食業界なんか特に大変だろうと思う。規制に振り回され、さあこれからまたこれまでの状態に戻していくぞと思っても人手が足りない。雇いたくても応募してきてくれない。一方で、この先また感染者が増えたりで規制が戻ってくるという可能性もないとはいえない。あまり張り切って人を雇いなおして、また店内飲食禁止だのされたら困ってしまうだろう。

息子は去年の11月ごろからデリバリー専門の飲食店でバイトしていたが、あんまりに遠くて通うのが大変になり3月終わりには辞めることにした。
6月終わり頃、友達が働いているレストランで人を探しているということでそこで働くことになった。ここのレストランも例にもれず規制緩和に伴い人手不足状態だったようで、7月からはがんがんとシフトが入れられるようになった。週に40時間くらい働くようになり、もはやフルタイム勤務じゃんという状態。息子としては夏休みで他にすることもないので願ったりかなったり。一緒に働く人たちとも結構あうらしくて楽しく仕事しているらしい。

9月7日からは規制がほぼ全部解除されて、パンデミック前の状態に戻る予定だった。しかし8月は感染者がまた増えてきて入院患者の数も増えてきた。最近は新規感染者および入院患者のうち、ワクチンを打ってない人の割合を発表するようになった。それによると、約80%がワクチン未接種または1回しか打っていないということらしい。この数値に1回だけ接種の人も入っていることから、ワクチンは2回打たなきゃ意味なし!と政府では考えているということなのだろう。
最近の感染者増加を受けて、7月からマスクは「推奨」ということになっていたが、8月末に「屋内の公共の場所ではマスク着用は義務」ということに戻った。

ワクチンをとにかく接種させたいBC州政府は、9月13日からワクチンを少なくとも1回受けていないと行動に制限をつけるということにした。レストランでの飲食、スポーツ観戦、映画館、コンサートや劇場、フィットネスジムなどに行くためには、ワクチンカードなるものを提示しなくてはいけなくなったのである。その約1か月後には2回打っていないとこれらの場所には入れなくなる。一応、来年1月末までの措置らしいけど、ワクチン接種が思うように進まなければ延長するかもねぇ。ワクチン打ってないと友達や家族とレストランで食事もできないというわけだ。例外的に許されるのは12歳未満の子供のみ(ワクチン接種が承認されてないから)。病気とか宗教的理由で受けられないというのも例外とされないそうだ。ケベック州やマニトバ州ではすでに同様のことをおこなっているという。

果たしてこれでどれだけの人がワクチン接種をするのかな?こうした強制は人権侵害であるという主張をする人は一定数いるので反発はあるだろう。強制されると逆に「絶対に受けるもんか」と意固地になる人もいるだろう。
この発表の後はしばらく接種の予約がたくさん入ったそうだから一定の効果は確かにあったようだ。さてこのさき、どれだけの効果を発揮するかな。

それにしてもやっぱり飲食業界とか大変だよね・・・レストラン入り口には大抵、ホストと呼ばれる座席案内係がいるが、その人がワクチンカードのチェックをすることになるだろう。絶対といっていいほど抵抗する人とか文句言う人とかいて、もめることが考えられる。この案内係が決めたことじゃないのに、客から怒られたりして理不尽な目にあう。「こんな仕事やってらんないよ」と思って辞める人がでてくるかもしれない。
実際そういう心配をするビジネスオーナーも多いようだ。レストランやカフェなどで「ワクチンカードの提示は求めないつもりです」と表明するところも出ている。曰く、お客さんともめることになるかもしれないのを危惧している、また、ワクチンを受ける受けないは個人の選択であり、そのことで差別したくないというようなコメントを見た。
政府はワクチンカードの提示を拒んで抵抗するような客がいたら警察に通報してよいとか言っているんだが、一方、警察の方では人手が足りてるわけでもないし、どこまで対応できるか分からないなどとコメントしている。

初めてのことでもあるからしてワクチンカードの発行でなにかしらの問題が出るかもしれない。さてさてスムーズにいくかな?
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