冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

夏の終わりに・食べ物の話題

2021年08月27日 | 食べ物
夏の終わりとは全く関係ないが、食べ物の話。
わたし思うに最近バンクーバー辺りではフライドチキンが人気である。

前からあるチェーンとしてはメキシコから来ているらしい(息子情報)Church's(チャーチズ)とか、日本でもおなじみKFCがある。ただしKFCは最近めっきり数を減らしているのだが。チャーチズもあちこちにあるわけではないが、人気あり。息子はこの店がやたら好きだ。
そして数年前から出現し始めたHi Five(ハイファイブ)。どんなかなー?と思って1度買ってみたが、私はあまり好みじゃなくてそれきりになった。そしてやはりずっと前からあるNando's(ナンドーズ)。これまた店舗数があまり多くなくてうちの近くにはないため、全くというほど行かない。

最近あちこちで新たな店を見るようになってきた。「フライドチキン戦争」などと書いている新聞記事も見たことがある。
フライドチキンもいくつかタイプがある。周りの衣がパン粉などでカリっとしてるのや、天ぷらみたいなのとか、使う部位も胸肉、もも肉、ドラムスティックなど。味も韓国風だとかフィリピン風だとかあったりする。そして日本のフライドチキンといえば鶏の唐揚げである。フライドチキンで検索をかけると、日本食の店もヒットするから唐揚げもフライドチキン戦争に参戦しているともいえる。

人気のある店はいくつかあるが、その中の一つDownlow (ダウンロー)という店にこの間行ってきた。息子の用事に付き合った帰り、「この近くに店があるんだよー、行こうよ!」といわれて行くことになった。駐車するところあるのかなというと、息子が「この前来た時に友達が教えてくれた場所がある」といい、大きな通りをすこし中に入ったところにある学校の駐車場に停めた。夏休み中だし、まぁ問題ないか。
午後2時半ごろだったが店の外には人が結構たたずんでいる。コロナの影響でテイクアウトとデリバリーのみにしているそうで、買いに来たお客さんが外で待っているわけだ。なるほど、人気の店なんだな。チキンバーガーを買って帰る。「サイズを見たら驚くよ」と息子が言っていたが確かに大きいわ。チキンが飛び出している。この写真では野菜も飛び出しているけどそれは、チキンに押し出されちゃっている感じなのである。ここのチキンはナッシュビル風ってことらしいけど、それってどんなの?私は食べなかったのでよくわからないままである。



おまけ。
ティムホートンズのアイスキャップ。

コーヒー牛乳のスラッシュって感じ。夏になると飲みたくなる。
これを買ったころ、ティムではキャンプデーなるチャリティーを実施中でカップもそのデザインとなっている。

こちらは普通のコーヒーカップ。上のアイスキャップのと同じ文言がフランス語で書かれている。

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マジカル財布

2021年08月22日 | 子ども・家族
息子はよく忘れ物や落とし物をする。最初に使っていた財布は本人が自分で買ったものだが、ヨットの練習中に海の中に落としたという。練習の時になんで財布持っていくかな、と私に散々怒られた。その後、誕生日プレゼントとして新しい財布を私があげたのが約2年前のこと。
この財布、何度か落としたり失くしたりしているのだがいつも戻ってくる。ラッキーな財布なんじゃない?と私が言うと息子は「マジカル財布だね」と言った。

一番最初はバイト帰りに駅に向かって歩いていたら、後ろから知らない人が走って追いかけてきて「財布落としたよ」と渡してくれたという。人通りはあまり多くない道であり時間帯であっただけに、たまたま人が後ろを歩いていて落ちた財布に気がついてくれたのは、ラッキーとしかいいようがない。
2度目は「どこで落としたのか全く分からない」というので、探す手がかりもなく。ともかく運転免許証と銀行のATMカードは再発行をしなくては、と手続きに行った。めんどくさいんだよね、とくに免許が。再発行のお金も取られるし(もちろん息子が自分で払った)。1カ月くらいしてから知らない人から電話が来て「財布を拾ったんだけど」というではないか。うちから車で数分程度の場所で道路工事がおこなわれており、そこで働く人だった。工事をしている道周辺で見つけたという。どうしてそんなところにあったのか・・・息子もよくわからないという。工事現場まで行ってその人から財布を受け取った。免許には住所は書いてあるが電話番号は書いてないから、どうして番号がわかったのかと聞くと「住所から調べたんだよ」という。なんて親切な人だ。ありがたい。
3度目はたぶん友達の車に忘れたとか言ってたのに、実はそうではなくどこかで落としたらしい。またかよ!ということでまたまた再発行だ。息子は免許がないから運転できないため、私が免許センターまで車を運転して連れていく。そこで手続きをしてくれた人に、盗難ではなく失くしたにせよ身分証明書なのだから紛失届を出しておいた方がいいよと言われた。いままで息子は免許証を何回か失くしているが気がつきもしなかったなぁ(というか何回も失くすっていうのがそもそも問題)と思い、警察にまで届けることになった。
失くしてから2カ月ほど経ったころ、口座を持っている銀行の、バンクーバーのある支店から電話がかかってきた。「誰かが落ちていた財布をここに持ってきたんだけど、中にうちの銀行のカードが入ってたので顧客情報をチェックして電話したんだよ」というではないか。息子が「そういえば失くす前に最後に使ったのは、その支店のある周辺だったかも」などという。じゃー、財布はずっとその周辺のどこかにいたってことか?何してたんだろうねと私が言うと、「Chillしてたんじゃない?(のんびりするとかダラダラするとかの意味)」と息子。
取りに行くの面倒くさいなぁなどと言っていたが、私が「でもこの財布、何度も失くしては戻ってきているからラッキーな財布なんだよ。うちに帰ってきたいんだから迎えに行った方がいい」といい、息子の運転で取りに行ってきた。

この財布をなくした後は、「新しい財布なんて買わないよ。またなくすと困るから」と、娘が小さいときにもらったハローキティの財布を使わせていた(小学生の女の子が使うような小さくてかわいいやつです)。ハローキティのにもなんとなく愛着がわいてきたんだよねぇと息子は言っていた。が、息子がいうところのマジカル財布が戻ってきたのはやっぱり良かったみたいである。
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小旅行2

2021年08月17日 | バンクーバーとその周辺
前回の続きである。

私と息子は旅行という感じでのんびり楽しんでいるのだが、だんなは仕事である。「仕事の場所はシーシェルトという、ここから北西のほうに車で30分くらい行ったあたりみたいね」というと、「そこに行ってみたかったなぁ」と息子がいう。行ったことないしねぇ、でも車ないしねぇと言うと息子が「バスに乗ってもいいんじゃない?」。おおー、考えもしなかった。もう少し早くに思いついていれば良かった。今からでも行ってみるか、あまり長くいれないけど、とインターネットでバスの時刻を調べてみる。
ホテルのすぐ近くのバス停から8時15分に出る90番というバスがあるので、それに乗ろうということになった。料金は1人2ドル。途中、周りは木だけというような道を20分ほど走り、いきなり海沿いの道になる。おおー、海!と思うもそれは10分ほど。町っぽいところに入り、ほどなくして終点のショッピングモールについた。そこには時刻表があったので調べると帰りのバスは11時まであるようだ(10時に1本、11時に1本)。

バス停から歩いて5分ほどで目の前に海。遊歩道もある。あら、なんか素敵じゃないですか。遊歩道のすぐわきには低層階のコンドがあったりして、こういうところに住むのもいいねぇなんて思う。リタイアした人とかが多いのかなぁなどと話しながら散策。そのうちに桟橋が出てきた。なぜかその入り口に鳥居みたいなものがある。どうした由来があるのだろうか。桟橋を歩いていくと、10代前半と思われる子供たち6、7人が桟橋から海に飛び込んで泳いでいる。桟橋の突端部分がプラットフォームみたいになっているのだが、その間の短い部分にはロープが張られているし、プラットフォームには手すりみたいなのがあってよじ登れるようになっている。これならまぁ安全かもしれないけど、結構高さのある桟橋から飛び降りるのなんて怖い怖い。ましてや海ですよ。時刻は9時近く。私たちは薄手のジャケットを着ているくらいなのに、子供たち寒くないのだろうか。日本でも海の近くに住んでいる子供たちがこんな風に海で泳いで遊んでいるっていうのはあると思う。まさにそういうことをしているわけだなぁ。海にそんな風に縁がなかった私にはたくましく映ってすごいすごい!としかいいようがない。

遊歩道からはずれてうろうろ歩いているうちにマクドナルドを発見。なぜか入ることに。中はガラガラ。ドライブスルーにも誰も来てないし。さすがに9時半だからかなぁ。しかしうちのあたりだったら9時半辺りならまだもっとお客さんがいるだろうなぁ。これが郊外ならではの雰囲気ってやつですねぇ・・とまた郊外についての感想が漏れるのであった。
そこからバス停のあるモールのほうまで戻っていく。
モールのある辺りはなんかおしゃれな雰囲気の店がいくつかある。時間が時間だけにみんな閉まっているのでショーウインドウをのぞき込むだけだが。なんかいい雰囲気だねぇとかいいつつ、うらうらと歩くぼんやり親子2人。通りに人は全然歩いていない。1人か2人くらいとすれ違った程度。この人の気のなさというのも、知らない土地でさびれた感じでといった旅愁を感じるというか。
旅行後調べたら、シーシェルトは1万人ちょいの人口で、ギブソンズはその半分以下だということだった。なるほど、あの寂れ方にも納得するのだった(ちなみに5年位前の数値だが今もそれほど変わりないことかと思う)。

バスには途中から乗ってきた人も含めて私たちを入れて5人だけの乗客。なんだか行きの時に比べてやたらに道を左に右にと曲がっていく。周りは真っ暗なのでどんなところを走っているのか全然わからない。で、ようやく気がついたのだが、帰りに乗ったバスは1番というもので、行きに乗った90番とはルートが違うのだ。ギブソンズとシーシェルトをつなぐ主要道路は1本しかなくて、そこに横から道が出ている感じ。それらの道は住宅街につながっていくイメージ。90番はこの主要道路を進むが、1番はそこからそれた道を通っていくらしい。それでやたらと曲がるわけだ。当然乗車時間も長くなるのだが、夜で乗客数が少ないのでほとんど止まることなく走り、40分程度で元の場所に帰ってこれた。
真っ暗な中を走っているときは、降りるところ分かるかななんて心配したけど(こちらのバスは停留所に名前が書いてないし、アナウンスもないのでね)、私たちが降りるのはショッピングモールとかちょこちょことお店があるあたりなのでさすがに見落としはしなかった。それよりも感心しちゃったのは、ティーンエイジャーっぽい女の子が一人で乗っていて、真っ暗な道が続く中でもきちんと間違えずに降りていた(だろうとおもう)。真っ暗だけど住宅街であり、そのあたりに彼女の家はあるのだろう。地元の人ならしょっちゅう乗っているだろうから、ここのなになにを過ぎたら降りるためのブザーを押すっていうのがわかっているんだろうけど。土地のことを全然知らない人からすると、ただただ真っ暗なので何を目安にしているのかちっともわからない。
ホテルについたのは11時ごろ。この日は実にたくさん歩いた。携帯電話の歩数計によると1万9千歩ほど。さすがに足がだるい。

翌日は午前11時出発のフェリーを予約。予約がある車はフェリーの前の部分に誘導してもらえるようだ。おかげでホースシューベイに着いたらすぐに出られた。ホースシューベイとラングデールを往復する場合、帰りのフェリーは無料となる。予約料金として10ドルだけ払って帰りのフェリーに乗った。ベッドは2つで1人は床で寝ることになるため、キャンプにもっていくような膨らませるタイプのベッドを持って行ったのだが、なんでか知らない流れで私がそれで寝ることになった。こういうベッドのせいかよく眠れない。それに寝る時間がみんな遅かったため、睡眠不足でぼんやり。帰宅した日、私は夜8時には電池切れで寝てしまった。
一方、息子は午後1時から仕事に行って6時ごろに帰ってきて、さらにそのあと友達とハイキングに行くといって出かけて行った。なんか元気だなぁ、若いってこういうこと?
観光をいろいろしたわけでもなく、なんかのんびりしたものだったけど、なかなか楽しい旅行だった。
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小旅行1

2021年08月13日 | バンクーバーとその周辺
7月のことだが1泊2日でサンシャインコーストへ行った。サンシャインコーストは一応陸続きであるが、陸路ではたどり着けないため(道がないらしい)、ウエストバンクーバーのホースシューベイというフェリーターミナルからフェリーで行く。フェリーの所要時間は40分。だんなが仕事でシーシェルトという小さな町に行くことになった。仕事が夜になってからしかできないので1泊2日の旅程となり、一緒にくる?という流れとなった。出張であれば日本だったら1人しか泊まれないようなビジネスホテルになるのだろうけど、カナダは私の知る限りそういうビジネスホテルはない。仕事を依頼してきた会社が泊まるところを手配してくれたが、クイーンサイズのベッドが2つ入ったゆったりとした部屋だった。そこにうちの家族3人が泊まることになり、2人分の追加料金を払えばOKということになった。ちなみに娘は仕事がある(それにいまは別世帯のようなもんだし)ので不参加である。

サンシャインコーストではフェリーをおりて割とすぐにあるギブソンズランディングという場所だけは行ったことがある。ずいぶん前のことで印象がかなり薄れてきているのだけど。なのでその先についてはどんな風になっているのか全く分からない。息子とだんなはギブソンズならば昔スカウトのキャンプで何回か来ている。が、シーシェルトは初めてだ。
7月になっていろいろと自由になったし、夏休みだし、きっと人も動き始めているから、フェリーは予約した方がいいかもなぁと思っていた。とはいえ仕事がいきなりキャンセルになるかもしれないなどとだんながいうので、予約するかということになったのが出発日の約1週間前。恐れていた通り、予約はいっぱいだった。なぜか帰りのほうのフェリーは全然余裕でそちらは予約ができた。予約しないでも枠さえあれば乗れるわけだが、どれくらい待つことになるだろうかと不安。

当日、9時50分発のに乗ろうということで出発。私はきっとこれには乗れないだろうなと思っていたが、やっぱりその通りで次のを待つことに。次のが12時10分発ってことで2時間以上。えー、もっと頻繁に出してほしいよ、せめて1時間に1本とか。しかもターミナルにも入れないで待機場所みたいなところに停めさせられたままだ。ここで一体どれくらい待たなくちゃいけないの?
だんなの提案で私と息子は外に出てあとで合流するということになった。歩き始めたもののここには何にもないとうことが分かった。ポータブルトイレしかない。かといってお店のあるようなエリアに出ることもできない。どうするー?と思っていたら、たまたまそばを通ったフェリー会社のスタッフに息子が話しかけて、外に出してくれることになった。ゲートがあってそこはパスを持った人しか出入りできないのだが、そこを開けて一緒に出てくれたのだ。「休憩時間で散歩に行くところだったから」という。ありがたい!!この人がいなかったら結局車に戻るということになるところだった。ハイウェイの分線みたいな道を気を付けながら歩き(歩道は当たり前だがないので)、道を渡るとトレイルみたいなのが出てきた。スタッフの人は「ここを下りて右に行くとビレッジにつくよ」と道案内までしてくれた。親切すぎて感動。10分ほどでビレッジに到着。ここら辺にくるのはずいぶんと久しぶり。いつも人がたくさん来ているところだが、その状態に戻ってるなと感じた。
息子はピザを食べ、私はコーヒー飲んでひといきつく。さてここからターミナルまではどうやって戻るのかな?さっきの待機場所みたいなところには戻れないことが分かったが、チケットを持っていない私たちはターミナルには入れるのだろうか。

ターミナルの建物内にはお店なんかが全然入っていないらしい。だからターミナルまで来た人でなにか食べたいなぁというような場合は、いったん外に出てビレッジに行かなくてはならないようだ。ということで、だんながターミナルビルのほうへ迎えに来てくれて合流。12時10分発のフェリーにはなんとか乗ることが出来た。出発が少し遅れたのは乗船する車が多かったからみたいだ。車を停めるデッキから上がっていくと、すでにカフェテリア前には行列。フェリーっていつもこんな感じだ。お昼時だし、ターミナルビルに食べ物屋さんがないことを考えると仕方ないかもしれないけど。私は食べたいものもないので何も買わず。

フェリーはサンシャインコーストのフェリーターミナルであるラングデールに到着。続々と車がフェリーから降りて道路を走っていく。主要道路が1本しかないのでフェリーが着くと車で混雑するようだ。道を間違えて予定外であったがギブソンズランディングへ行った。観光地って感じで人がたくさん。そしてみんな吸い込まれるようにジェラート屋さんへ入っていく。私たちも(笑)。ヨットが停泊する場所のあたりをうろうろと歩いてみる。ここには昔のテレビドラマの舞台となったレストランがあり、それが観光の目玉みたいになっている。息子曰く「味は普通」だそうだ。

ギブソンズの街なかにあるホテルに行くがチェックインまで30分ほどあるという。だんなは仕事先に行く必要があるので、ホテルに私と息子が置いていかれた。荷物を預けてそこらを歩いて時間つぶしとなる。すぐ近くにショッピングモールがある。ドラッグマートとスーパーはそれなりに混んでいるがそれ以外の場所は閑散としている。なんかさびれてるなぁ。駐車場も車が少ないし、寂しいなぁ。そういえば昔々、だんなの故郷のセントジョンというところでショッピングモールに行ったが、そこも閑散としていたのを思い出す。郊外ってこういうことなのかなぁ。バンクーバーあたりは人が多くてこういう光景はあまり見かけないのだ。息子は「これがいなかの雰囲気って感じだね!」とか言っていた。
夕方になって食事をとりに再び外に出てみた。先ほどとは反対方向に歩いてみたけど店もそれほどないし、なんか寂しいねぇとトコトコ歩く私たち。日本食レストランに入って夕食を取ることにした。経営しているのは韓国人のようでしたが。
寂しい感じだけど、店にいる人も車を運転している人もなんかのんびりした優しい感じだった。これもまた郊外ならではの雰囲気といえるかも。

続きは次回!


ギブソンズ界隈では人気らしいコーヒーショップ、Beachcomber Coffee。コーヒーの味は・・普通。
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アクセサリーとかタトゥーとか

2021年08月08日 | 生活
アクセサリーはいろいろあるが、私がつけるのは基本ピアスのみ。
19歳の時、友達とピアスの穴をあけようということになった。親に言ったら「とんでもない!五体満足に産んでやったのに」と大反対された。ので内緒であけてきた。その頃はまだピアスをする人はあまり多くなかったのだ。
髪の毛を伸ばしていたので、耳のあたりを隠すようにしてなんとかやってきたが、数年後ばれてしまった。でもまぁそのころには時効ってことで、親もあきれつつあきらめたらしい。
確か耳鼻科医院でやってもらったと記憶している。ジュエリーショップで最初のピアスを購入するとそこで提携している病院でやってくれるとか、そんな感じ。まず片方をバチン!とホチキスみたいなのではさまれて、それはそれは痛かった。これもう片方もやるのかーー!と思ったけどやらないわけにはいかない。友達と「すっごく痛かったね・・・」と言い合いながら帰った。
ピアスはつけてないとふさがってきてしまうので、ピアスだけはちょくちょくとつけるようにしているのである。

仕事なんかで人に会うとかいうときは、指輪をしたり、ネックレスをしたりすることもある。記事を書く仕事がなくなったのでそういう機会がなくなったうえ、コロナで友達にもほとんど会わない生活をしているので、ここのところそういったアクセサリーは全然つけていない。結婚指輪も出かけるときにたまにつけるという程度。
そもそも料理したり洗い物をするときに指輪をつけているのって、どうも抵抗がある。お米研いだり、粉物やらハンバーグのタネをこねたりなんかするときなんか絶対イヤじゃないですか?さらにいうなら手を洗ったり、汗かいたりすると指輪と指の間が水っぽくなるのも苦手。つけたり外したりしていると面倒くさいし、なくしやすいので自然とつけなくなっていったわけだ。
ネックレスは知らず知らずのうちに結構集まってしまっているのだが、肌に直接つくのよりは長めで服の上にかけられるようなタイプのほうが好きである。金属アレルギーがあるわけではないが、直に肌につくのが苦手に感じることがあるので。なんか気になる、特に夏なんかは。

シルバーは黒ずみやすく、それのお掃除も面倒くさい。なので基本的にシルバーのアクセサリーはあまり好きではない(単なるズボラである)。
とにかくアクセサリー全般的に人がつけているのを見ると、すてきだなぁとかかっこいいなぁとか思って「私もするか」と思ったりするのだけど、思うだけでつけないことの方が多い。

ところで日本語ではアクセサリーとジュエリーは使い分けがあるらしいですね。ジュエリーは貴金属や宝石がついているだとか、要は高価なものを指していうようである。この区分けからすると私が持っているものはほとんどアクセサリーの部類になる。英語ではアクセサリーは付属品、部品などを指すので、バッグ、靴、ジュエリー、スカーフもアクセサリー。さらにはバスルームにあるようなタオル掛けやら小物入れ、車の中のカップホルダーとかなんかもアクセサリー、と範囲がとても広い。日本語では分けられているアクセサリーもジュエリーもすべて英語ではジュエリーとなる。以前、どこかの掲示板でアクセサリーとジュエリーの区別について意見が飛び交っていたのを見たので、英語だとその区別がなくて楽だねと思った。ただしジュエリーという単語は私には発音しにくいもののひとつであるのであまり使いたくない。

さて、こちらの人はタトゥーをしている人が多い。現カナダ首相だって腕にタトゥーしているんだから。
余談だが、このトルドー首相は父親が1970年~80年代にカナダ首相を務めている。このお父さんの方の首相の治世は評価する人が多いようだ。近所の犬仲間の女性(60代)によると首相になりたての頃はまだ独身で「とてもセクシーなバチェラーだったのよ」だそうである。息子の方は5か6年前に40代でカナダの首相となり今に至る。昨年3月、コロナのパンデミックとなったころからしばらく、トルドー首相は毎日首相官邸の前で記者会見をおこなっていた。私はその時、新聞のオフィスで働いていてほかのスタッフ(女性ばかりである)と、彼のヒゲについて話し合った。「ジャスティン(首相をファーストネームで呼び捨てという失礼!)のヒゲいいよねー」「そう?ない方が若く見えない?」などかなり真剣に話し合った。ということを息子とだんなに話したら「は?女ってやつは・・」という反応だった。そういえば、首相はいつの間にか剃ったらしくいまはヒゲ無しである。

横道にそれすぎたがタトゥーの話である。ファッション感覚でしている人も多いがやっぱり私は抵抗がある。
インクを体に入れるというのがね、なんか嫌な感じなのだ。している人を見るとそういうの嫌じゃないのかな?と思ってしまう。あとさすがにそれほど多くはないが、ほっぺとか唇とかおへそとか舌とかにピアスしている人もいる。こういうのは痛そうでみていられない。
タトゥーも耳以外のピアスも、勘弁してほしいです。
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読んでみたいけど読めない話

2021年08月03日 | 読書
古本で手に入れた短編集の案内本。この短編がすごい!というのをあれこれ紹介してくれているのだが、大体のあらすじは書いてあるものの、結末までは書いてくれていない。ぜひとも読んでみてくださいということで結末が書いていないわけだが、いかんせんこの本そのものの初版が今から20年以上前なのである。そこで紹介されている短編も割にに古いものが多いため、もはや手に入らないまたは手に入りにくいものになっている。
なので、お勧めされてる本たちの紹介を読んでも「ほー、そうですか」以上の関心がわいてこない。どうせ読めないしなぁって感じで。

ただひとつだけ、これは読んでみたいと思った作品がある。アメリカの作家コンラッド・エイケンの作品「音もなく降る雪、秘密の雪」。まずエイケンという作家を私は知らなかったのだが、たぶん日本でそれほど知られた作家ではないような気がする。サリンジャーの作品も訳している(私も1冊だけど文庫本を持っている)野崎孝さんが訳している。
主人公の少年はいつもベッドで横になりながら、外を歩く郵便配達のひとの足音を聞いているのだが、ある日その足音がよく聞こえない。きっと雪が降っているんだと思って外を見ると晴天の空。次第に彼にはしょっちゅう雪が降る音が聞こえるようになる。雪は彼の内部で降っているようで、だんだんと彼の心の中に雪が積もり、彼の現実世界は雪に覆い隠されていくというのがあらすじらしい。結末の部分が恐ろしくも忘れ難い・・と、この紹介本に書いてあるのだが、その結末は本編を読まねばわからない。でももう絶版みたいだから、国立国会図書館にでも行かなきゃ読むことはかなわないだろう(または運よく古本屋で見つけるとか、まず起き得ないだろうけど)。ちなみに私の住む市の図書館にあるかな?と思って検索してみたがなかった。
結末が気になるが読めない本。ネットで検索してみてもほとんど情報は得られないので、それほど知られた作品ではないんだろうなあ。

雪というのは家の中から見ているぶんには、そしてたまにしか降らないとか降っても大した積雪量にはならないっていうようならば、ロマンチックだったりするかもしれないけど、生活するうえでいろいろ支障をきたす厄介なものだと私は思っている。雪が降ると車の運転は怖いし、豪雪地帯では雪がたくさん降って家に閉じ込められるという危険だってある。降っているときや積もりたては美しい白い世界になるものの、都会だと車の排気ガスとかで汚れて、積もった雪が薄黒くなって汚いのも興ざめなのだ。

この短編小説の少年は、雪がどんどん自分の中に降り積もり、自分の周りで起きているものごとから隔絶されていく。すぐそばで話しかける母親の声も遠くに聞こえ、「何回いったら分かるの?」などと呆れられてしまう。まさに雪に閉じ込められていくのだ、それも自分だけが。これはじわじわっと怖い。
なぜこんなことが彼に起こるのかわからない(精神的病という説明のつけ方もあるけど)というところが、不条理劇のような。
結末がどうなるのかわからないので想像するしかない。少年は周りの人に「どうしちゃったの?」と心配されるものの、本人は雪に覆われた中で思ったよりも安穏な精神状態を保てるようになる、とか、閉ざされた中から出ることのできない絶望感みたいなものを感じながら終わる、とか。
ちなみに原題は「Silent Snow, Secret Snow」。頭韻をふんでリズムも良いし、作品の雰囲気が伝わってくるようないいタイトルですよね。
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