冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

札幌1日目その1

2019年08月31日 | 日本のこと
札幌に着いたのは夜8時過ぎ。駅に着いた途端「人が多い!!」。あとでわかったが札幌って大都市なのである。私の実家がある千葉市よりも人口がずっと多い。釧路がのんびりしていたので、いきなり大都会に来てオロオロする私たちであった。
泊まるホテルは駅からちょっと歩かなくてはならない。札幌のいいところは道がとにかく碁盤の目のようになっていて分りやすいことだ。南口を出て駅からまっすぐに伸びる道をどんどんと南方面に進む。スーツケースがあるのでそれを押して行きながらだが、まず暑くないのでつらくない、人が多いとはいっても歩道は割とゆったりしているので歩きにくいほどではない。
ススキノまであと2ブロック位?というような場所に泊まるホテルはあった。狸小路という東西に長く伸びるアーケード街にも面している。

釧路で泊まったところより立派なホテルだなぁ・・・と思いながら入ると、フロントもゆったりした空間。驚いたのは中国人の客がものすごく多いことだ。団体客もいるようだし、ツアー客も利用しているのかもしれない。中国では口コミで広まっている宿なのかもしれない。気のせいかもしれないが日本人客は私たちだけではないのか?というくらい・・実際、フロントやラウンジなどで見かけるのはほぼ中国人(と韓国人少々)だけで日本人には出会わなかった。

こういう環境に違和感を覚えつつも、部屋はゆったりとしてシングルベッドが3つ並んでいるなかなか広い部屋。おお・・・良かった~。コインランドリーもあるというので洗濯に行ってみることに。が、2台あるうち1台が故障中、1台は使われていた。表示を見るとあと1時間半かかるようだ。うーん・・・
ホテルの清掃サービスのうち、タオルの交換はしてもらえるが、ベッドメイキングなんかをしないというのを選ぶと飲み物が無料でもらえるという。そのトークンをもらってラウンジに行ってみたが、無料でもらえる飲みものは種類が少なく、なんとなく残念。
大浴場もあるというが私は温泉もたいして興味がないほうで、大浴場へ行くのが面倒なため行かなかった。
部屋にはシャワーだけなのだが、シャワーとトイレが別なのと、なんかモダンなお洒落な感じの作りなのが良かった。

ひろいシングルベッドを1人ひとり使えて伸び伸び~~。私はつかれていたのでさっさと寝たのであった。翌日、目が覚めたら朝の5時前。お、もしかしてこれなら洗濯いけるんじゃない?さすがに使っている人はいないでしょ!と思って行ってみた。すると・・・使用中!あと7分で終了するようなので待つことにした。隣にあるラウンジで本など読みながら待っていたら中国人の女性がやってきて洗濯物を片付けていった。(ちょっと挨拶したので中国人の人だと分った)で、私も洗濯をしたのだが・・・洗濯して乾燥まですると2時間かかることになっている。あの人は午前3時ごろにセットしに来たってこと?その根性に負けました・・・
また部屋に戻って2度寝。7時ごろ洗濯物を回収に行った。乾燥機かけても完全には乾かず、ベッドの上とかあちこちに洗濯物を干した。部屋の清掃に来た人はきっと驚いたでしょう(でもこんなのには慣れてるかも)。

さて、この日はバスツアーを予約していた。車もないのでちょっと遠出するにはツアーにでも入らないと。
札幌駅の駅ビルエスタにあるバスターミナルは人で一杯だった。いろんなバスツアーがあるらしく、時間になると係りの人が「XXツアーのお客様~」と呼びかけてみんな並んでずらずらとバスまで誘導されていくのだ。
ネットで予約しておいたのでチケット引き換えに窓口にならぶ。ここも人がいっぱい。でもさすが日本、窓口の人は効率よくさっさかとさばいていくのでほどなく順番が来た。(カナダならこうスムーズにはいかないだろう)

私たちのツアーは、旭山動物園と富田ファームっていうなかなかに盛りだくさんなもの。いつも思うのだが日本のバスツアーってどこでも内容が盛りだくさんだ。こうでもしないとお客さんがこないのかなぁ。
バスは時刻通りに出発。バスガイドさんはやや年齢が高めの女性だったが、話し方が面白くて「出発時間にいらっしゃらなかった方が何名かおりますが、私たちは時間厳守で遅れた方でも待ちません。ので、出発します」とさらりと出発。さらに予定より人が少なかった(ドタキャンか遅れたのかは知らないが・・・)ため、座席に余裕が出たそうで、小さい子供を膝にのせていたお客さんを空いている席に移動してくれたりした。

バスにはトイレがないので途中トイレ休憩がある。娘はトイレに行きたくなったらどうしよう恐怖症にとりつかれているため、トイレに入るチャンスがあれば絶対に行く。私も行けるときに入っておいた方がいいと思っているので行くのだが。
これに限らずとにかく娘はトイレばっかり行くのだ!
2時間ほどかかって旭山動物園に着いた。着いたら早速お昼ごはんである。動物園側にあるレストハウスにお弁当が用意されていてそこに通されてお昼を食べる。食べ終わった人から動物園に行くということになっていた。お弁当に文句はないが、何席か後ろの方に一般客らしき人が入っていて、その人たちがどうもジンギスカンを食べている様子。ジュージューという音とおいしそうなにおいが流れて来て「うーん、ちょっとうらやましい・・」。

食事のあとは自由行動である。集合時間まで2時間ほど、全部をじっくり見ている時間はない。
見たいところを先にどんどん見ていかなくては。
まずはホッキョクグマの所へ行ってみた。クマが水の中に入ってればいいのにと思いつつも、クマのやつは外でウロウロ歩き続けている。檻の中のクマっていう表現があるがまさにそれである。次にアザラシをみた。外で日向ぼっこして気持ちよさそうなアザラシがいてほっこり・・・アザラシの顔ってうちの犬にもちょっと似ているんだよなぁ、元気かな、うちのワン、などと思いはカナダへ・・・

ほかにもペンギン、レッサーパンダ(暑くてだらけていた)、エゾシカ、トラ、ヒョウ、キリン、などなどなどなど、いろんな動物を見た。この日、とても晴れてそして暑い!旭川って北海道の中でも暑いところらしい。一日の寒暖差も大きいそうな。動物たちも暑くてだらけていた。無理もない。
まぁでも、人気の動物園だけに人は多かった。みんな暑い中頑張って観光している。私たちも。暑いので休憩しつつ水分取りつつ、である。
暑かったけど動物園とか水族館とか好きなので私は楽しかった。

バス集合時間の前にはお決まりのトイレ&お土産屋さん。お土産屋さんには寄らないつもりでいるのに、出口に絶対あるため(もちろん買わせるための戦略としてそういうところに設置しているわけだが)結局入ってしまい、結局何かしら買ってしまうのであった・・・術にしっかりハマっている。
無事に集合時間よりちょっと早めに間に合いバスに乗り込んだ。
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釧路2日目その2

2019年08月28日 | 子ども・家族
お昼を食べ終わって満足!

さて次はどうするか・・・まったく浮かばない。車もないし、この日の夕方には釧路を出るのであまり遠出もしたくない。
観光案内所を見ていたらレンタサイクルの案内を見つけたので「借りてみる?」と提案したら、子供たちもOKだったので案内所の人に聞いてみた。借りられる場所を教えてもらいそこへ向かってみる。駅からも遠くないし、2時間くらい借りて600円くらいと値段も安い。
それぞれに自転車を借りていざ出発。カナダならヘルメット着用が必要となるけど日本だとそういうのがないのも気楽。私は実に2年ぶりくらいに自転車に乗ったかも。日本に行ったときにしか乗らないのだが、まったく乗る必要がないまま過ごすこともあるので毎年自転車に乗るってわけではないのだ。んで、子供たちからは常々「お母さんは自転車に乗れるのか」という疑問を呈されていた。日本で乗ることもあるのだがその姿を子供たちが見たことがないのだ。いままさに私が自転車に乗れることを証明するチャンスである!(ってほどたいしたことではないが)

スキーやスケートなんかと同じように、自転車も乗り方を覚えたら忘れることはない(ただし乗っていなければ下手にはなる)ということなので、私ももちろん自転車に乗るのは問題なし。最初はちょっと慣れない感じだったけど、乗っているうちに快調になっていく。
幣舞橋へ向かった。ここから見る夕焼けがとてもきれいで有名なのだそうだ。前日は曇っていて夕焼けは見れないねぇということになり、この日は夕暮れ前に釧路を経ってしまうため、やっぱり見れないのであった。橋から釧路川を眺め、港の方を眺める。あの先は太平洋かぁ、やっぱり海はいいなぁ。
橋の下へ降りて川沿いの道を走ったり、港の方へ向かってみたり。
のんびりと風を切って自転車を走らせるのも楽しい。平日の日中ということもあるのかもしれないが、道にはひとがほとんどいない。駅前だってそんなに人がいない。やっぱり人口は少ないんだろうしなぁ。調べてみたところ、釧路市は17万人くらいで私の住む市は25万人くらいらしい。札幌は2百万近いようですご!大都市だなって思う。
そんなわけで自転車でフラフラ走っていてもあまり怖くないのだ。
車も人も通らないところで、チヤリチャリと走り回ってみたりして楽しい~~。子供の頃を思い出す。

そうしたら港文館を見つけた。歌人の石川啄木が旧釧路新聞社に76日間籍を置いていたという。この建物は旧釧路新聞社の建物を復元したものだそうな。啄木が釧路で知り合った知人とか手紙、当時の釧路についてなどの資料が展示されている。「はたらけどはたらけど・・・ぢっと手を見る」という有名な歌があるくらいしか知らないのだが、26歳で逝去していたのだね、と改めて知ったりする。それよりも「結構このひとクズだねぇ」と思うような人生だったのも驚く。妻子がいても芸妓と遊んでたりかなり懇意にしてたり・・・。そういう女性の写真とかあると娘がこの人は誰?とか聞いてくる。説明文を読んで(英語の説明はないし、日本語は漢字が入っていると娘はほとんど読めないので)説明すると、「うーん、この人はなんだかちょっと・・・」と。私と娘の意見は「クズですな」で一致。
知らなかったことを知った興味深い観光となったのであった。

そこを出てまた自転車でフラフラと進んでいく。幣舞橋の近くにフィッシャーマンズワーフMOOという施設があるのでそこに行ってみた。中には海産物の店、お土産やさんなどの店や、食べ物屋さんなどがいろいろと入っている。ソフトクリームを食べて休憩。
カニ(ちいさいけど生きている本物)を釣るクレーンゲームがあって驚いた。こういうのいいんでしょうか?!

自転車を返しに行ってみたらそこにタリーズコーヒーがあったので入ってみた。店の中はお客さんがほぼゼロ。平日の午後3時くらいだしこんなもんかな?とは思うのだが、東京とかはもちろん千葉だってこういう時間帯でももっと人は入っているんじゃなかろうか・・。この店大丈夫なの?と心配になってしまった。私たちが出ていくのとほぼ同時に入ってすぐに出て行ってしまった若い女性2人組を見たのだが、1人が「あれなら、自分のうちでコーヒー入れたほうがマシ」とか言っていた。値段が高いので買うのを止めたようだ。そういや、釧路駅周辺にはスターバックスがなかったな・・・。釧路市にはドライブスルーつきのスタバがあるらしいが、駅からは遠いよう。あとはイオン釧路にも入っているらしい。レンタサイクルを借りる前にイオンに行ってみる?という話にもなっていた、が、何も釧路でイオンに行かなくてもいいか・・(千葉にも大きいのがあるんだし)と止めたことを思い出す。このイオンも駅からは遠いようなのでやっぱり行かなくてよかった、と思う。

ホテルに預けておいた荷物を受け取り、駅へもどる。駅のコンビニで夜ご飯になりそうなものを買いホームに出て電車を待った。この日電車が遅延しており、釧路を10分くらい遅れて出発した。行きの電車に比べて札幌行きの電車は人が多く、席がかなり埋まっていた。(釧路からより帯広からの方が人は乗ってきてたけど)
そうして約4時間。札幌に到着した。のんびりとした雰囲気の釧路から一転、大都市に到着。駅も通りも人がたくさん!!景色が全く変わってしまった。


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釧路2日目その1

2019年08月24日 | 日本のこと
たっぷりいろんなことがつまった1日目が終了。泊まったホテルは駅から2分くらいの超近距離だったが、部屋が狭かった!値段が安かったのでまぁ無理もないのだが。3人で泊まると申し込んでいたのであるが、部屋には2段ベッドがり、上は1人眠れて下は2人が眠れるようになっていた。そうなると当然、上で寝るのは息子ということになる。
部屋のなかはベッドがほとんどを占めていて後の部分は狭いので、人がすれ違うのは無理って感じ。日本のホテル、というか、ビジネスホテルだとこんなもんだろうなとは分っているけど。
ユニットバスもバスタブがついているものの小さい~~。お湯をためて入ってみたけど、体育座りで座っても足をぴったりと体にくっつけてもまだ爪先が入りきらず、というような状態。お風呂もそうだけど、トイレも体のどこかを壁にぶつけずに済ますということができない感じだった(汗)。
スタッフさんはみな感じがいいのであるが・・・

宿泊料金に朝食付きというタイプだったので、朝、食事をする所に下りていく。ビュッフェスタイルで品数はそれほど多くないけど、朝からそんなに食べられないのでちょうどよかった。私はいやしんぼんなので、いろんな食べ物が並んでいるとどれも食べたくなるのだが、食べられない~ってのが悔しいので・・・。ここは焼き立てパンがウリらしいのだけど、確かにクロワッサンなんて外側がカリッとして美味しかった。

さて2日目。特にこれをするというのを考えてなかった私。というのも、1日目にHさんがこんなにいろいろなところに連れて行ってくれるとは思っていなかったので(夜ご飯を一緒に取るか、多くとも半日程度行動を共にするくらいになるかな、と思っていた)、行ってみようかな~と思っていたところに連れて行ってもらってしまったというのもあり・・・
そんじゃ、博物館にでも行ってみるか~と思いバス停へ。駅前のターミナルなのでたくさんのバス停がありどれに乗るんだろうと悩む。手近に目の前に停まっていたバスの運転手さんに尋ねてみた。するといやー、わかんないですね、という。どうも市街地を回るバスではなく、ちょっと遠くまで行くバスらしいし、市街地を走るバスとは違う会社の遠距離バスの会社のようなのだ。そりゃ、わかんないよな・・・と思っていたら、運転手さんがわざわざ降りて来てバス停を探してくれて、この辺りから出ているようですよ~と教えてくれた。あ、ありがたい・・・なんて親切なんだ。

無事にバス停を探し当ててバスが来たので乗り込む。博物館そばのバス停で降りて探してみたものの・・・・なんと月曜日休館。こういうことは出かける前にチェックしましょうよ!という感じ。なんだか曜日の感覚がなくなっていてそのときようやく今日は月曜日だったんだなぁと気づく。間抜けすぎる・・・・
仕方ない、バス停の方に戻る。バスもいつ来るか分らないしちょっと歩いていくかぁとぶらぶら歩きだす(子供たちには不評)
とちゅうでドラッグストアに意味なく入ってみたり、北海道独自のコンビニ、セイコーマートを見つけたので入ってみたり。
そしてまたバスに乗って駅に戻った。

ちょっと早めだけどお昼ご飯にするか!ということになった。私はぜひとも和商市場にいって勝手丼を食べたかったのである。和商市場は駅からも歩いてすぐの便利なところにある。中に入ると海産物、果物、などといった商品を扱う店がたくさん入っている。娘はなまものがあまり好きではないため(さらに海産物もあまり好きではない。北海道の食を楽しめないではないか!とか思うのだが)、勝手丼は嫌だという。ラーメン屋さんがあったのでそこで娘はおひとりさまラーメン。息子はどんな感じが見てから決めたいというので私が先に買ってみた。ご飯を入れた容器を買い、ネタを売っている店を回って好きなものを好きなだけ乗せてもらうのだが、1つ1つは大したことない金額だが、あれもこれもと欲張って頼んでいくとあっという間に2000円とかになっちゃうので注意しないと・・・ 
好きなネタばかり選んで入れてもらう。やっぱりそこそこの値段になってしまった。でも好きなのばっかり入れているから満足度は大きい。市場中央に食べるコーナーがあってそこで食べ始めたら、息子が自分も買ってみる!という。私が食べ終わってから一緒に回ってみることにした。息子も自分の好きなものばかり選んでいく。あまり張り切って買い過ぎないように私は監視するのであった。なにせお金を払うのは私なのでね。
くじらの刺身があり、それをトライするという。私もひとくち食べさせてもらった。うん・・・肉だね、考えてみるとクジラって魚じゃないもんね、哺乳類だもんね・・・などと言い合う。私はクジラの肉を食べた記憶はないので、初めて食べてみたことになる。



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釧路1日目その2

2019年08月20日 | 日本のこと
移動距離も長いということもあって、すでに夕刻という時間になってきた。
最後に向かったのは丹頂鶴自然公園。これは私が行ってみたいなと申し出ていたところである。
硫黄山から釧路市に戻る道のりは結構長く、私などずっと助手席にいるからいいようなものの、Hさんはずっと運転で大変だったのではないだろうか・・・

Hさんはさらに摩周湖か硫黄山を観光しているあたりでいつのまにか、公園のほうに電話をして誰かスタッフの人に中を案内してもらうということまでお願いしてくれていた。もう本当にありがたすぎる・・・・
閉館まで1時間余りとなったころ到着、「案内してくれるようにお願いしておいたからねー」というHさんの言葉通り、中に入ったら女性スタッフが「では鶴の観覧通路から・・」と連れて行ってくれた。
(通常はただ訪れただけではこういうサービスはない。おそらくHさんが知り合いのつてをたどって、カナダから来てくれている人がいるからぜひ・・と言うような感じでお願いしてくれた・・?)

常時10羽ほどの鶴が飼われているらしいが、非公開の部分にも病気の鶴などがいたりするらしいのでいったい全部で何羽いるのかはよくわからない。スタッフの方が丁寧に説明してくださったので、知らなかったことをたくさん聞けて実に実に興味深かった。ただ訪れて眺めているのよりずっと面白かった。
鶴はつがいでテリトリーを持って暮らしているのだそうだ。それは野生でも同じらしい。それでこの公園内でもそれぞれのつがいにテリトリーが与えられている。フェンスで区切られているのだが、広々としている。観覧通路からは先までは全部見渡せない。その中で1羽、とても縄張り意識が強いのがいるらしく、フェンスが2重にされている。1つだと見に来た人をフェンス越しに長いくちばしを突き出したりして攻撃しかねないかららしい。公園のスタッフですら中に入れずにえさを投げ入れているのだそうだ。確かにその縄張りの側に行くと、鶴が近づいてきた。羽を広げたり、くちばしで地面を掘ってこっちに投げつけるような行動をしている。威嚇しているのだ。でも、知らなければ「あー、近づいてきたー。すごーい」みたいに人は捉えるような気がする程度。

以前はここの鶴も自由に外に飛んでいけるようになっていたのだが、鳥インフルエンザ対策として羽を切って飛んでいかないようにしているのだそうだ。若いオス(や、メスも?)だけがいるエリアもあるそうで、そこに野生の鶴が飛んできてつがいになることもあるそうな。
つがいは1個から2個卵を産むらしいのだけど(毎年とは限らないみたいだが)、今年は1個だけが生まれたものの、孵らなかったそう。産んでも無精卵ということがあるんだそうだが、これは貴重な1個だけの有精卵だったらしく、孵らなかったのはほんとに残念。ということで、生まれていたら、かわいいヒナを見ることもできたかもしれないのだが、見ることは出来ず。
鶴は見た目ではオスメス判断が出来ないらしくて、鳴き声で見分けるのだそうだ。冬場なんかに求愛ダンスをするのがよく知られているが、そのときにコーと鳴くのがオスで、それに返すようにカッカというようになくのがメスとか。その日、鳴き声を聞くチャンスがあった(いつも鳴くわけではないのでラッキーだったともいえる)が、その鳴いている鶴を見ていたわけではなく声しか聴かなかったから見分けにはならなかったけどね。

鶴の足はいつもつま先立ち状態だとか、頭のてっぺんの赤い部分は怒ると大きくなるとか、ここの公園でのえさはホッケと鶴用のペレットだとか、面白い話がたくさん。羽や卵も本物のを見せてもらった。なんかいろいろすごい、のである。
外を一通り見た後は、館内に入る。映像やはく製なんかがあってさらにいろいろと鶴について学べる。見ごたえはかなり有り。野生で見かけることもあるということだが、私たちは結局見かけることがなかったので、ここで見ることができて良かった。

最後にお土産コーナーでお買い物。やはりこんなに良くしてもらったのだからお買い物もせねば。
Hさんは記念に、と子供たちになにか選んでくれて渡してくれた。ほんとうにいい人なのです。いい人過ぎる!!

もうすっかり夕食時。
釧路市街に戻ってきた私たちは食事を一緒に取ることになった。お店選びもHさんにお任せ。ほんとに何から何までしていただいた1日。
食事を取りながらいろいろとお話する。子供も含めてじっくり話せて良かったと思う。
新しいことや未知のことなどを吸収しようという気持ちが表れているHさんの人柄にも触れて、私も子供たちも楽しく過ごせた。
この日はまるっと1日、お世話になりっぱなし。お礼の言葉はどれだけいっても足りないくらいだ。

夜、釧路のホテルに戻る。フロントの人も感じがいい。
次の日にバスに乗ろうとしたとき、運転手さんに行先を尋ねたら、わざわざ降りてバス停を探して教えてくれた。
観光案内所の人もレンタサイクル(次の日はレンタサイクルを借りたりした)の人も、なんかすごく親切だった。
釧路は決して大きな町ではないのだが、なんか優しい人にたくさん会えた旅だった。次回は、釧路2日目について!

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釧路市1日目その1

2019年08月16日 | 日本のこと
なぜ釧路市に来ることにしたか、というと、私の住む市と姉妹都市であるからというのが理由である。
以前、姉妹都市提携50周年を記念して釧路市から訪問団がこちらに来たことがある。その時に少し知り合ったHさんと再会することができたらいいなーとも思っていたのだ。知り合ったといっても少しお話させてもらっただけなのに押し掛けるようで図々しいかもなぁと思いつつ連絡してみると、ぜひお会いしましょうとのありがたいお返事。
釧路に着いたのは夜遅かったのに、なんと駅まで会いに来てくれていた。
そして次の日にまた改めて会いましょう、ということになってその夜は別れた。

翌日。雨が降る予報だったものの結局ほぼ曇り空で雨にはほとんど降られることがなかった。良かった・・・
ただし肌寒い。きっと北海道は朝晩など涼しいだろうと思ったし、特に釧路の方は涼しいみたいなので長そでを準備していった。実際、私たちが住むところと気温もあまり変わらない感じだ。湿度も低い方で(うちの実家のあるところなんかに比べて)気候的に近いものを感じる。そういうのも姉妹都市になる理由なのだろうな。

まずは人気の観光電車ノロッコ号に乗る。目的の釧路湿原駅は3つ目。あっという間についてしまった感じ。電車は速度ゆるめでガタンガタンとよく揺れるのが昔の電車っぽくってノスタルジック。団体含めたくさんの人が乗っていた。ただ私たちは乗っている区間も短かったせいか車窓からの景色を楽しむ時間も短かったかもなぁというのがやや心残り。駅でHさんと落ち合う。一緒に歩いて10分ほどの細岡展望台へ。湿原を見る展望台はいくつかあるようだが、一番アクセスしやすいらしいのでここにしたのである。目の前に広がる広い広い湿原。どこまでも続いている。広いなぁ。さすが北海道である。うぐいす、カッコーの声も聞こえる。なんかほんとに高原とかにきた気分だ。気持ちいい~~
展望台からレストハウスみたいなところまで行って、そこからはHさんが車で観光案内をしてくれた。お願いしたわけではないのだけど、案内役をかってでてくれて本当にありがたく、なんと感謝の気持ちを伝えればいいのか!!と思うくらいだった。

向かったのは摩周湖。霧の摩周湖なんて歌もあったけど実際に霧が出ていることは多いらしい。夏場は特に。夏に霧が発生しやすいというのはだんなの故郷みたいだわー。だが私たちが訪れた時は霧は出てなくてすっきり。青い青い美しい湖面を見ることができた。いやー、ほんとに神秘的!透明度は世界で2番目なのだそうだ(一番はロシアのバイカル湖)。昔は世界で1番だったそうなのだが、抜かされてしまったらしい。この湖、流れ出るのも入ってくるのも川がないそうで、そういう意味では人工湖っぽい感じだ。だからプランクトンとか土とかあまり入らずに透明度を守れるとか。急な崖に囲まれており、湖面に降りることは出来ず、展望台も崖の上から湖を見下ろす感じになっている。のぞき込むような感じ。これまた神秘的な雰囲気を助長していると思う。きれいだなあーとやたら感動。ただこの時風が強くてちょっと大変ではあった・・・
レストハウスがあって、そこでお昼ご飯を食べた。摩周湖があるのは弟子屈(てしかが)町というらしいが、弟子屈ラーメンなるものを食した。ちょっと塩っ辛いかなぁというかんじだが、なかなかおいしかった。
レストハウスの外にはエゾシマリスがちょろちょろ出てきているのが見えた。観光客がえさをあげてるのか人をあまり怖がらない。背中に縞模様があって、ネズミみたいな大きさ。カナダで見るグレイや黒のリスよりずっと小さくてかわいい!

次に向かったのは硫黄山。活火山で硫黄や噴気が噴き出ている所がところどころある見た目も迫力ある山だ。しかもこうした噴気している部分の間近まで歩いて近づくことができるというのがすごい。箱根の大涌谷も噴気が出ているのが見られるがロープウェイから見下ろすだけだし(しかも去年私たちが行ったときは天候不良で何にも見えなかった)。ごつごつとした岩場を歩いてすこし登っていくと、硫黄の黄色いのやら勢いよく噴気があがっているところの近くまで行ける。迫力~。ただし匂いも相当で、慣れていないうちの子たちは「く、くさい・・・」とタマラン!状態に。温泉に慣れてる私には大したことではないのだが。ゆで卵だよね、うん、卵サンドの匂い・・などといいながら登っていく。
超ミニミニ登山気分でなんか楽しい。
この硫黄山へ行く途中、馬のいる牧場に通りかかった。馬好きの娘が「見たい~」というので硫黄山の後に少し立ち寄っていただくことに。わがままいってスミマセン(汗)と、連れて行っていただく・・・
乗馬体験もできるというので見に行ってみたが・・・・そこで気がついたのだが、娘はスカートを履いていたのだ。これでは馬にまたがれない、ということで断念。馬を眺めるのみとなった。そこの馬はサラブレットではなく、足のしっかりした道産子という感じだった。
馬の目はなんだか優しいような悲しいような目、だと思う。

それにしても車に乗せて頂いたせいかあんまり感じなかったのだが、結構な遠出をしていたということはあとでわかったこと。摩周湖だって釧路から80キロくらいあるみたいで、そんな距離を走っていただいて恐縮至極である。途中、ただひたすらまっすぐに延びる道路とか、ひたすらに広がる大地とか、ほんとに北海道に来たんだなぁ!!と感激するような景色がじゃんじゃん出てくる。それだけで心ウキウキ。
道路の端っこ上の方になにやら矢印みたいなが下がっているので聞いてみると、雪が降った時道路の線が見えなくなってしまうので、ここが道路の端だよと教えるサインなのだそうだ。おおーー、これは雪のあまり降らないところにはないものだなぁ。
ちなみに、釧路辺りは結構雪が降るようだが、私の住むところはそれほどではない。この点はちょっと違うところかも。

とにかく、いろいろ心弾むことがたくさんの旅なのであった。(続く)
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北海道へ向かう

2019年08月12日 | 日本のこと
今回私たちの旅のハイライト(?)ともいえる北海道旅行。
成田に着いたらそのまま向かえると楽だけどなぁと思ったがちょうどいいフライトが無く、いったん実家に寄らせてもらい、次の日にまた成田へ向かうこととなった。成田からはLCCで新千歳まで飛んでいる。最初の目的地は釧路なので釧路まで飛行機で飛ぶことも考えたのだが、釧路行きは羽田からしか出ていない。羽田に行くのは遠いからなぁと面倒くさくて止めた。後に人から「やってみると案外そんなに面倒でもないかもよ?」と言われて、そうだなぁ・・・と自分の面倒くさがりをちょっと恥ずかしく思ったのであったが。
羽田空港は使ったことがないのでよく分らないのも心配だったのだが。実家から20分ほど歩いたところに羽田行きの直通リムジンバスが来るのでそれを使うというのも手かも・・・でも荷物をひきずっての20分って結構大変だなぁ・・・

成田も第1や第2ターミナルは使ったことがあるが、LCCの出る第3ターミナルは初めて。前日成田に到着した際に北海道へ持っていくスーツケースを荷物預かり所に預けていったのでそれを受け取ってから、第3ターミナルへのシャトルバスに乗る。乗っている時間は5分ほどで短いのだが、バスに乗り降りの際にスーツケースを乗せたり下ろしたりが思ったより大変だったのと、バス内でスーツケースを置くところが少ないのがちょっと困った。LCCで旅行する人はスーツケースよりもっと小さい荷物の人が多いのかなぁ・・・
うちは3人分詰め込んでいるのでそこそこ大きいケースなのである。

ターミナルの中にはお店が並んでいてフードコートもある。ひととおりそろっている感じだ。国内線に乗ったのは初めてなのだが、地方空港を始めとする国内線の乗り場ってこんな感じなのかな??チェックインが始まるのは出発時間の1時間半前できっかりその時間になるとスタッフが「こちらどうぞ~~」と案内を始める。荷物の重量制限も厳しいと聞いてたので慎重に荷物も用意してきたので問題なし。チェックインはすでにウェブでやって来たので荷物を預けるだけですぐ終了。周りを見ると預け荷物がない人も多い。国内線ならまぁそうだよねぇ。
チェックインが無事終わったのでお店をちょっと見たりする。直前ではあるがここでガイドブックを購入。ネットで情報を得たりすることもできるが本の方があとあとも読めて面白いので。

フードコートでお昼ご飯を食べてからセキュリティーゲートへ向かった。国際線に比べればチェックは簡単ではあるし、国際線みたいに出国手続きだのがないのは楽だなぁ、やっぱり。しかし成田の第3ターミナルは、搭乗口までが長い・・・!ひたすら無味乾燥ななにもない通路を歩く、たまにエスカレーターとかあったりして・・・歩く歩く・・・長いなぁ。やっと搭乗口。ここもなんとなくがらんとした感じで寂しいような。お店というより小さな売店ってのがある程度だ。国際線とはずいぶん違った様相だ。
搭乗時間は出発時間の10分くらい前で、これまたギリギリな感じ。国際線に比べたら国内線は電車感覚に近い・・・と思う(のは私だけ?)。機内は3席ずつとなっているので、我が家の3人は並んで席を取れた。こういう場合、息子が窓際、真ん中が私、通路側が娘と絶対に決まっている。自然にそうやって着席。
幅も狭いがなんといっても前の座席との間が狭い。膝が前の座席につきそうな感じだ。食事が出るわけではないので(機内販売があるけど)テーブルを出すわけでもないからいいんだけどね。娘と息子は「でも、この席、悪くないよ(狭いのは嫌だけど椅子の構造そのものは悪くないらしい)。JALのよりもいいかも」という。え!そうかな?快適な空の旅を演出するために座席を工夫しているであろうJALよりいいかもなどといわれたら、がっかりされそうだなぁ。

今回乗ったのはバニラエアー。今年の秋にはピーチと合併しちゃうらしいけど。客室乗務員は3人くらいいたかな?そのうちの1人でアナウンスを担当していたのは男性だったのだが、この人が面白くて。LCCなんかだと個性的なサービスとして有りなのかな。客室乗務員の紹介をするときにも、「学生時代はバスケをしていた」とか「お酒が大好き」みたいな情報を入れたり、ぜひSNSに良いコメントを投稿してくださいね、とか、いろんな面白いアナウンスをしてくれた。英語も上手だったし。この日は気流の関係で到着の際はやめにシートベルト着用のサインが出る予定といわれたとおり、搭乗している間の多くの時間がシートベルト着用状態になっていた。そのサインが出ていなかったのは20分間くらいだったのでは。その短い間に機内販売も回ってきたけど買う人はほぼ皆無だったのではないだろうか・・・

飛行時間は1時間半くらい、遅れた分(LCCはよく遅れるそうな)を入れても2時間位で到着。あっという間についちゃったのでなんか北海道という遠くまで来たという実感があまりわかない。飛行機も揺れを経験することなくて驚いた。カナダから日本へ行く場合、往路復路どっちもまったく揺れないということはないので、そんなもんかと思っていたので・・
新千歳空港は雨だった。荷物を受け取って到着ロビーに出る。次は電車に乗って釧路へ向かうのだが・・・電車まで2時間ほど時間がある。遅れることを想定して遅めにとっておいたからなのだが、どうやって過ごそうか。

ともかく釧路行きスーパーおおぞらに乗る南千歳駅まで快速電車(札幌に向かう電車)に乗ることにした。しっかり座席に座ってたらどんどん混みだしてきた。えー、この電車って結構混むんだ・・(当惑)。時間帯もあったのだろうけど。南千歳はすぐ隣の駅ですぐ着いてしまった。おおー、こんなにあっという間につくとは。混んでる車内で「すみません、降ります」と声かけながら降りる。みなさん、優しくて「ちっ。なんだよ。すぐ降りるなら中の方にいるなよ」的な反応はなかった。ありがたい・・・
南千歳も大雨の中。

駅から歩いていける距離にアウトレットモールがあるということを発見し、荷物をロッカーに預けて見に行ってみることにした。
(駅周辺にはそれくらいしか店は無かったので唯一のオプションでもあった)
結構大きなモールでそこそこ人も来ている。アウトレットというとブランドショップばかりで私にはあまり縁のないところだが、子供たちは嬉しそう。いくつか行きたい店に入って「これ欲しい~~」てな具合に。いやいや、北海道にショッピングトリップで来たんじゃないから・・と攻防が繰り広げられて、結局少し買ってやることになった。
買い物をしてから、「あ!免税してもらえば良かった」と気がつく。日本人ではあるが海外在住なので免税手続きをしてもらえると聞いたことがあるのだ。(免税をしてくれている店としない店があるのだが、アウトレットモールなら海外の人もくるだろうから、やっているところが多いだろう)

まだ買い物したそうな未練を残してる子供たちをせかして駅に戻る。あいかわらず雨は降っている。
電車内では何も販売してないそうなので、駅でお弁当なんかを買ってホームへ。人が少ないホーム、雨降りで物寂しいし、うすら寒い中、電車を待つ。スーパーおおぞらは空いていた。私たちが座っているあたりもぽつぽつと人が乗っている程度。
席に座ってひと安心。あとは終点まで乗っていればいいのだ。約4時間の電車の旅。お弁当食べたりうたたねしたり。
途中、帯広駅でたくさん人が下りたけど、それ以外の駅では乗降がほとんどなく、だんだんと外が暗くなってきて何にも見えなくなってきた。
時折野生動物が出ることがあり急ブレーキをかけることも云々などというアナウンスもあったが、こう暗くちゃいたとしても何も見えないなぁと思う。

終点釧路駅に着いたのは午後10時ごろ。もうとっぷりと夜。雨はまだ降っていたけど大雨というほどではなくなっていた。
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日本行き飛行機

2019年08月08日 | 日本のこと
前回投稿したブログの中で触れた我が家に運び込まれた荷物は、私が日本に行っている間に無事移動したそうだ。運び込んできた時とは違う運送業者に頼んだらしい。でも、うちの家のドア口やらが狭いことは変えられないので、やっぱり苦労したみたい。特にソファが・・・・・(やっぱり)。ただ、今回はダメージなくできたようでひと安心である。

さて、今回より日本に行ったときのことを書き綴ろうと思う。

バンクーバーから日本へ行くためにはエアカナダ、日本航空(JAL)、全日空というチョイスがある。そのうち、全日空は羽田空港に行ってしまうため千葉に行きたい私には非常に不便である。なので私にとって選択肢のひとつとはならない。で、エアカナダとJALだと運賃もほとんど変わらない、ならば日系かな~となっていつもJALなのである。ちなみにJALはバンクーバーにも支社があるらしいのだが、そこから直接チケットを買うわけではないので関わりが無い。ただ私は仕事の関係上、たま~~にそこの支店長さんにお会いすることがある(最近はほとんどないけど)。でもこの人が何かちょっとねぇ・・・という感じの人なのだ。支店長さんの人柄がよいからJALにしているというわけではないのだけど・・・

今年はバンクーバー線の機体がちょっと変わったようだ。去年までは座席が2-4-2だったのが、今年は2-3-2になった。広くなったってこと?あまり実感はないが。
で、子供たちを窓側の2席にして通路を挟んで私が真ん中3席のうちの通路側を取ることにした。私の横には10歳くらいの女の子を連れたお母さんが座っていた。その人は親子4人で乗っているようで、通路を挟んだ隣2席にだんなさんともう一人の子供が座っていた。このお母さんが、テレビ(か、映画)を見ながらやたら笑う。くすくすというような笑いではなくてあははは!と結構大きい声で。楽しんでいるのはいいんだけど、おうちじゃないんだからもう少し抑えてもいいんじゃ?などと思ってしまう私。それになんとなく私側の方に倒れかかるように座っているのも気になる。自分の娘側に倒れかかって欲しいのだが・・・
などなど思いつつ私のスペースを侵害されているほどではないので心の中にとどめておいた。

私の前にはインド系の結構大柄な人が座った。通路を挟んだ2席に奥さんと息子が座っていた(つまりうちの子たちの前の席に)。私たちの座席は後ろの方だったので、2種類ある食事の1つがなくなってしまい、私たちにはチョイスが無かった。それで困ることはないのだが、この家族は残っていた方の食事だとダメだったようなのである。具体的に何がダメだったのかは会話がはっきり聞こえてこないので分らないが、どうもこれだと食べられないみたいなことを言っている様子。宗教上の理由なのだろうか??その場合、乗る前に食事のリクエストを出しておいたらよかったのにね、などと私は考える。どこの航空会社もいまどきはいろんな食事に対応しているだろう。ベジタリアン、乳製品やらその他のアレルギーに対応するもの、宗教的な制限に対応するものなどなど。乗務員さんはなんとか対応していたようだが、その後も何回か謝りに行ったり、チーフパーサーっぽい人までやってきて謝ったりしていた。日本の航空会社はじつに丁寧で親切だ。
2回目の食事では、この家族には先に食事を出していた。乗務員さん同士で「先に出しちゃいましょう」などと話している声が聞こえたので、何か言われないように講じた策かも。

うちの子たちの後ろには2列あったのだが、なぜか人は座っておらず、カーテンで仕切っていた。どうも乗務員さんの休憩場所になったりするらしい。ふっと気がついたらカーテンの隙間から乗務員さんがそこに座っている姿を見た。娘があとで「うしろに乗務員さんが座ったんだけど、座席を結構蹴られた」とぼやいていた。休憩するのはまったく構わないんだけど、座席を蹴ったりとかはやめてほしいよなぁ・・・。と、以前子どもが前の座席を蹴ったということでその座席の人からさんざん文句を言われた経験があった私は思うのであった。(当然ひたすら謝り、子供の足を注視しつづける空の旅となった)

私の座席の後ろは座っている人がいなくて、おかげで心配なくリクライニングできた。帰りの飛行機は私の前の座席に人が座っていなくて椅子を倒される心配がなかったのも良かった。
でも。いつも満席、というイメージがあるJALだけど、ちょこちょこ空いてるもんなんだなぁ、と思った。(ANAに取られているのかな?などと思ったりして)

時間通り出発できる率が高いJALは、それを守るためにいろいろ努力している。お客さんをスムーズに機内に案内できるように工夫しているのがよくわかる。
行きの飛行機は、到着するちょっと前に成田あたりで大雨となり(浸水するおうちも出たくらいの大雨だったとか)、到着する飛行機がなかなか降りれなくなって順番待ちになってしまったようだ。それで少し遅れた、といっても20分ほど。機内ではひたらすらに恐縮したアナウンスが流れていたけど、それほどの遅れでもないよね。
帰りの飛行機は成田を飛び立つ順番待ちが長かったけど、飛んでしまったら風が強くてうまいこと運ばれたらしく、飛行時間も8時間半くらいと短くて到着も早かった。やっぱり飛行時間が短いと楽だわ~~。ただし予定の到着時刻を伝えておいたのでその時間通りにだんなが迎えに来たため(出かける前に発着案内などチェックするわけもなく)、結局私は到着ロビーでぼんやりと20分くらい待つことになったのだが・・・(笑)

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荷物がやってきた

2019年08月04日 | 生活
これは私が日本に行く前の話。
だんなの友達の息子Mさんが引越しをするのだが、今住んでいるところをもう出なくてはならないが、新しいところに引っ越すまでに2週間ほどあるため、その期間、家具を預かってくれないかということなのである。
荷物が来る時は私はまだこちらにいるが、荷物をまた引き取りに来る時には日本に行っている間ということになる。

家具っていったら大きいものだし、うちには入らないんじゃないの?というと、「いや、大丈夫」。だんなの大丈夫っていうのは本当に当てにならないので、このスペース内におさまるならいいけど、そこからはみ出た分は置いておかないよ、即刻外に出してもらうから、という条件で受けることになった。
というか、私の意見は重視はされていなくて、家具はなんにせよやってくるという話がすでに決まってはいたのだが・・・

スペースといってもたいして大きくないので、ほんとに入るの?とか思ったのだけど。
さて荷物が運ばれてきた当日。だんなは仕事で家にはおらず私だけ。トラックがやってきていたので「えー?トラック?!ほんとに入るのか?」とイヤーーな予感。結局その嫌な予感は的中してしまうのである。

トラックには3人くらい作業する人が乗っていて、彼らが家具を運び入れていくようだ。彼らにしてみたら、家具を一時的に保管場所に持っていくという話だったのだろう。それが普通の家の一画で、しかも入り口にはいろいろと置かれた(うちのだんながいろいろと置いている・・・)、狭い通り道しかないところを運ばなくちゃいけないというわけで、「ちょっと話が違う・・」という感じだったようなそんな気配。
私は運ぶ人たちとMさんとの間のやり取り(Mさんというより、その彼女のAさんの荷物が主らしく、作業をする人を雇ったのも彼女ということみたいだった)にはかかわってないし、たんに家具の運び先の家の人というだけなので、傍観するのみ。

一番の難関はソファだった。ソファというのは意外と大きくて、かつ解体するっていうことも出来ないやっかいな代物である。私の友人も少し前に引っ越した際、ソファを新しいマンションの部屋に運び込むことができず手放したといっていた。そして新しいのを買うことになったそうな。
ソファをものすごく苦労しながら運び込んだものの、どうも布の一部が破れてしまったらしい。私はその被害状況を見ていないので(狭いところに人がたくさん入っているので、私がしゃしゃり出る余地は無し)、どれほどのものかは分らない。Aさんはそれがショックで、「破れちゃっている。弁償してくれるの?」と作業する人に訴えた。が、彼らは自分たちに責任はないと一蹴。こういう狭い所を通って運び込むことになるとは思っていなかったし、そんな中でも苦労しながらなんとか入れたんだから、文句言われる筋合いはないということだ。作業員の1人は「俺だって指挟んじゃったりしたんだよ!」という。おそらく、口約束で安く請け負ってもらっていて、運送会社への責任とか云々をきちんと取り決めてあるような作業ではないようである。(とはいえ、別に違法なことをしているわけではもちろんない)

しばらく揉めていたが、これまた私は当事者ではないので、こっそりとその様子を聞いていたのみ。
あとで顔を合わせたAさんはちょっと目がうるうるしていた。かわいそうに。
Mさんは「直せるよ」となぐさめていた。出た出た、男のこういうセリフ。うちのだんなもよく言うのだが、直せるって簡単にいうけどどうやって直すってのさ、あんたが出来るとでもいうのか!?と私なら一気にケンカである。が、Aさんは「え~~、直せるかなぁ・・・」と力なく言うのみ。作業している男性は生地を扱っている店に行って相談してみればきっと直す方法を知っているから行ってみなさい、と勧めていた。

結局、たんすやら、棚やら、イスやら、ソファーやら、ベッドのマットレスやらが運び込まれて、スペースはいっぱいになってしまった。よく入ったなぁ・・・と思うくらい。
しかしソファとセットの1人掛けの椅子がどうしても入らない。やっぱり入らないものが出てきたか・・・
Mさんが、その椅子を他の場所に置いておけないかと聞いてきたが、私はひとこと「無理。置く場所がない」。最初からこのスペースに入らないものは置かせません。他の所に持っていってね、としっかり約束したので、覆す気はない。というか、実際他に置く場所は無いのである。
Mさんは自分の父親に電話したらしい。そして「今夜、父が取りに来ますのでそれまでどっかしらに置いていてくれないか」という。すでにいろいろなものが置いてあるのでその上に置いておくというような形で了承した。こ、こんなとこに置くの?って感じなんだが、他に置く場所は無いんでね。
約束通り、夜になってMさんの父親が取りに来た。

さて、なぜMさんは自分の親の所(一軒家なのである!)に荷物を預けなかったのか、という疑問が出た。だんなにきくと、父親の家にはMさんの姉2人(2人も大人なので独立している)が持ち込んできている荷物で一杯らしい、という。は?という感じだが・・・・
この父親はむかし離婚して、いまは新しい奥さんと住んでいるので、そのひとの手前、際限なく持ち込めないという事情もあるのかもしれない。新しい奥さんにしてみるとMさん始め3人のきょうだいは、継子であるからして。

ともかく。運び入れるのも大変だったが、これをまた出す作業も大変だよな・・・・
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