冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

カナダに戻ってきました

2022年03月27日 | 日本のこと
カナダに戻ってきた。
1ヶ月位いたのだけど、そのあいだに宮城と福島での地震があった。この日、寝入った頃にぐらぐらときて「地震かぁー」と思った。眠りに入った頃だったからか半分寝ぼけていて「カナダで地震があるとは!」と驚いた。それから「あ、ここは日本だった」と気付く。揺れが収まったと思ったらまたすぐに揺れだした。今度は揺れが大きい。横揺れが長く続き、まじで怖いぞ・・と思った。このまま大きいのがドカーンとくるんじゃないだろうね、とヒヤヒヤ。震度は4だったらしい。千葉で生まれ育っているので地震には慣れている方だが、大抵は大きくても震度3程度だったし、ここ数年、地震がほぼないところで過ごしていたので、久しぶりで怖かったわけである。
そして地震の影響で、関東地方も電力の需給ひっ迫宣言というものが出た。それが真冬並みの寒さという日で、電力の消費を抑えつつ寒さもしのぐのは大変だった人も多かっただろう。私がいる間に桜も開花したけど、満開になる前に帰ってきたのでテレビで見ただけ。

日本滞在中は近場に買い物に行くということはしたものの、友人に会うとか、遠出して遊びに行くとかはまったくなし。今回こちらに来たのは遊びに来るためではなかったことが主だが、コロナもあって人と気軽に会うわけにもいかなかったからでもある。とはいえ実家での手伝いなどして過ごしていたら、1ヶ月もあっという間だった。

私がカナダで運転している車が、古いタイプの車で笑い話みたいにそのことを話したら、親とか妹に笑われて「日本じゃ、ありえないよ、そんな車!」と言われる。たしかにそのとおりなんだけど。あんまりしつこく「いかに日本の車事情が進んでいるか」を話されるので、ちょっと嫌になる(いいかえせないだけに)。またあるとき、私の着ていた服(家の中で着ているパーカなんで、かなりくたびれている)について、「日本じゃありえない品質」といって笑っていた。でもさ、私の着ている服もアジアの国で作られているけど、日本で売られてる服だって海外で作られているんだろうからおんなじような感じじゃない?しかし、違うのだそうだ。曰く、日本で売られている服の多くも海外の工場で作られるものの、日本の本社が求める品質管理が厳しいと。だから、日本ではこんな服は売られないのだという。なるほど、たしかにそうなんだろうけど。こうした日本礼賛はしょっちゅう聞かされているが、別にカナダを絶賛するつもりはなくても(絶賛する材料がないけどね!)、ちょっと嫌な気分になる。
まあね、たしかに日本はいろいろすごい。自慢したくなるのもよく分かるし、日本の人が海外に目を向ける必要を感じないのもよく分かる。日本にいて日本で手に入るものを楽しんでいるだけで充足しているよなぁ。うらやましいです。

さてカナダへの入国はあっけないくらいかんたんだった。検査もなし(日本出発前に受けて陰性であることが確認されていればOK。この検査すら4月からは不要となるそうだ)。健康管理等のためのアプリをインストールして、いろいろ登録をしておく必要はあったものの、カナダではそのアプリの確認なし(日本でチェックインの際にチェックされたのみ)。コロナ前と同じ流れでの入国審査と関税を通り抜け、すぐに外に出ることが出来た。日本の入国も出国も大変で時間がかかったのに、この違いは何なのだろうか。外に出てみたら、マスク着用の義務が大幅に緩和されていて、つけていない人のほうが多い。着実にコロナ対策の規制の緩和が進んでいるようだ。

しばらくは時差ボケで困りそうだけど、それよりもたまった家事が私を待っていたので、そちらのほうが大変だわ・・・
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日本にて

2022年03月14日 | 日本のこと
ただいま私は日本に来ている。どうしても来なくてはならない事情ができ、急遽ひとりで来たのである。
カナダから日本に入国すると、まず政府指定の施設にて3日間の待機、そして3日めに検査を受けて陰性なら、自宅などの隔離場所に移動してのこり4日間隔離ということになっていた。私が日本に来て3日間の隔離期間が終わる頃、この規制が緩和されて3日めの検査が陰性であれば4日めからの隔離は不要となった。なので、3日めに検査を受けて、千葉にある実家へ移動。翌日から自由の身となったのである。

3日間の隔離中はホテルに連れて行かれて、部屋に入った後、そこから1歩も出られなくなった。することもなく部屋の中で運動してみたり(部屋が狭くて運動するのは大変だったけど)、1日中テレビつけっぱなしにしてたり。ひまなので記録だけは克明につけていたが、ここで詳細を書いても仕方ないので端折る。
成田空港に到着してから入国審査にたどり着くまでに5時間かかって、それからまた1時間ほど待ち、ホテルへバスで移送された。この間もいろいろとあったが、そこも端折る。ただ驚いたのは、検査とその受付、アプリの説明、誓約書(というものを入国者は皆、出さなくてはならない)の確認、その他案内係など、厚生省が配備するコロナ対策にたずさわるスタッフの多さ。とにかくたくさんの人がいて、これだけの人員を配置している日本政府の水際対策はすごいものだと改めて思った。

カナダへはまだ帰っていないのでわからないけど、現在ワクチン接種がすんでいる人は、日本出国前に検査を受けて陰性であれば、カナダの空港で再び検査を受ける必要は基本的にないらしい。おそらく日本に入国したときよりは簡単に入れると思う。現在私の知る限り、カナダでのコロナ感染者数などは日本より落ち着いてきているので、規制が緩和されてきている。

今回遊びに来たわけではないので、特別どこかに出かけることもなく友だちに会うこともなく、実家での手伝い等に専念している。買い物に行くこともあるのだが、店は混んでいて、カナダで生活しているよりは密だなぁと思う。これは人口の違いから仕方ないとは思うけど。
そして暖かい。このまえ「きょうは真冬並みの寒さです」と言われた日に外に出たが、これが真冬とは。。。という感じ。やはりカナダに比べて日本は暖かいんだなぁとうらやましかった。なんというか寒さの質が違う感じなんだなぁ。
3月末にカナダに戻る予定。いえのなかが荒らされているだろうことを思うとゆううつだけど。
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料理と外食

2022年03月07日 | 生活
ほぼ専業主婦(パートで仕事しているけどものすごく短い時間だけなので)であるが、とくに家事が大好きでもない。一番キライなのは掃除である。うちの中で掃除をしたり片付けをしたりしている唯一の人間が私なので、最低限のことはしている。なわけで、きれに片付いていて雑誌にでも掲載できちゃうような素敵なおうちを持っている人に対しては、尊敬の念しかない。料理も特別好きというわけではないが、他に作ってくれる人がいるわけでもないので作っている。外食とかお惣菜を買ってくるとかの手抜きもするけど、そもそも選択肢が少ないのでそうそう頼りっぱなしもできない。選択肢が少ないのでいつも同じようなものを買ってきている。日本の外食産業では安くても美味しいものが多いし、お惣菜なども種類豊富でやっぱり美味しいものが多い、素晴らしい所である。それに比べるとカナダの外食は結構高いし、お惣菜なんかは私の知る限り、美味しいものがない(私の知らないところにおいしいものもあるかも、ですが)。

特別料理好きでもないが、私は自分の作る食べ物は結構好きなんである。などと書くと、料理自慢に聞こえるかもしれないが、これは単に自分で作るから自分好みの味付けとかできるからに過ぎない。うちの子供たちは、私の作る料理は特に好きでもないが、食べられないほどひどいレベルではないし、そもそもそれしかないから食べている。この点からも私の料理が大してうまくもないというのが明確であろう。

以前はまぁまぁいけるかなと思っていたお寿司屋さん。韓国の人の経営だけど、お味に特に問題なし、という店に久しぶりに頼んでみたら、あまりに美味しくなくなっていてびっくりしたことがある。すし飯がボロボロだったり硬かったりして、このご飯は冷蔵庫に入れてあったのかなというようなものだった。それに細巻きがきちんと巻かれてなくてペロリンとはがれてきたりしていて、これなら私のほうがまだまともに作れる気がするというような。
他にもなんだこれ!とびっくりするくらい美味しくないものが出てくる店もあって、これでこんなにお金を取るのはどういうこと?と真剣に思う所もいくつかある。

先にも書いたとおり、外から買ってくる食べ物はさして美味しいものがないため、それなら自分で作ったもののほうが好みの味にできて十分満足する。凝ったものでなく簡単に用意できるものでも、上記のような美味しくないものを食べるよりは、経済的な点からもマシ。納豆ごはんだけでも(好きなのだが日本から輸入されてくるので高いため、私にとっては高級食材になっている)、ボロボロの硬いすし飯よりずっと美味しい。最近は野菜や豆をたくさん入れたものを食べたいという要求に答えて、野菜をたくさん入れたスープを作るが、切って煮込むだけの簡単なものである。←そして「食べられるレベル」くらいには出来上がる。
一方、手の込んだ料理をあまりにしないと侘しい食生活になることも確かで、たまには違ったものや、美味しいもの、自分で作らないようなものを食べたいよぅと思う。そうなると外食も楽しみとなるわけだが、でも、美味しいものが食べたいが、これというのがないという状態に陥る。またはいつも同じものをテイクアウトするということになる。

なんでもかんでも日本に比べるとこちらは物価が高いのだが、特に食べ物に関しては日本はすごく安いと思う。安いのに美味しい。それって不思議ですよね。なんでこういうことが可能なのか。こちらは外食は概して高いし、すごく高い店はやはり美味しいのだが、すごく安い店はびっくりするくらい美味しくないことが多い。
やっぱり日本はいいなぁとうらやましい。昨今、日本の若い人など外国に行きたいという人が減っているらしいけど、わからんでもないなぁ。だって日本で充足しているものね。
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結婚記念日

2022年03月01日 | 生活
最近芸能人の方が結婚される際、入籍日を縁起のいい日にすることが多いような記事を読んだ。昔から結婚式と披露宴は大安吉日をなるべく選びたい傾向はあったと思うけど、最近は大安だけでなく一粒万倍日だとか私は初めて聞くようなラッキーな日といったものが存在することを知った。北米などでは、ジューンブライドといって6月が結婚式シーズンと一般にいわれているようだが、昨今ではそういうことにこだわっている様子はあまり見られないし、日本のような大安吉日というものも聞いたことがない。宗教的、人種的などのさまざまなバックグラウンドがあるので、それを基準に重要な日というのを選ぶということはあるようだが、暦の上でのラッキーな日といったものを選ぶより、2人が出会った日とかなんかしらの思い出の日とか、それぞれのカップルにとって意味のある日を選ぶという傾向のほうが強いような気がする。

結婚記念日って、結婚式を挙げた日なのか入籍日なのか、どっちなんだろう。ネットで調べてみる限り、入籍日を記念日としている人のほうが多いようだ。式場や招待客の都合などに合わせる必要があったりして、自分たちが選んだ日に必ずしも式を挙げることができないこともある一方、入籍は自分たちで日にちを選んで出しに行ける。また、式を挙げずに入籍だけという人もいるだろう。その場合は当然入籍日が記念日となるわけで。一方、家族や友達などに祝っていただいた挙式日を記念日としたいという人もいるわけだ。正直なところ、結婚して20年以上経つと、記念日なんてなにも特別な日ではないという具合だが。

余談だけど、洋装での結婚式の場合ウェディングドレス選びというのがある。こちらではウェディングドレス専門の店があるが(ウェディングだけでなく、パーティー用のロングドレスも売っている)、そういう店に行くとお母さんや友達、または姉妹と訪れて選んでいる姿を見かけることがある。日本だとドレス選びに未来のご主人も一緒に来ることがあるようだが、基本的に北米ではそれはない。ドレスは式当日に初めてご主人に披露するものとなっているのだ。
それにしてももはや自分には全く関係ないのに、ウェディングドレスを見るのは楽しい。娘のプロムのためのドレス選びでこうした店に行ったとき、店の半分以上を占めるウェディングドレスをついでに見てきたのは楽しかった。あんまりじっくり見ていると、店の人に怪しまれる(?)かもしれないと思い抑えたが、もっと見ていたかったわー。娘のウェディングドレスを選ぶのに付き合う日がいつか来ることを期待したい(そんな日は来るのか?)。
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