冬は雨降り・・夏は素晴らしき・・住めば都

チャー助です。
カナダ・バンクーバーに移住して25年ほど。生活・子育て・日本について思うこと等を綴ります。

インフレとシュリンクフレーション

2022年04月22日 | 生活
カナダの年間のインフレ率はここ数年は平均して2%前後といったところだった。しかし去年は3%超え、さらに今年の1月と2月は5%以上となった。昨年の8月頃から4%以上となりじわじわ高くなってきてついに5%台に。さらにさらに、3月は6%以上となったという(専門家の予想を超えた数字だったそうだ)。これはかなり大きな数値ではあるまいか?しらべてみると、米国では去年すでに5%のインフレ率を記録している。日本なんておそらく1%に満たないのではないか、というより、マイナス(つまりデフレ)なんてことだったりするんでは?それから考えるとこちらのインフレ率って高いよなと思う。

将来、定年後に備えた貯蓄額を考えるときにインフレ率も考慮する必要があるとかなんとか、ファイナンシャルアドバイザーの人が言ってたような気がする。数年前に聞いたので、その段階では毎年のインフレ率は大体2%くらいで云々みたいな説明があったと記憶する。それから数年後の今、インフレ率の想定は2%じゃきかなくなってきているかも。

確かに最近の物価高騰には驚かされる。なにもかもが値上がりしている。野菜も乳製品も値段を見て「ひえ!高い!」と驚く、が、買わないわけにはいかないので、ため息をつきつつ買い物かごに入れるのである。この物価高、家計を確実に圧迫しているよ・・・
カナダは日本よりだいたいなんでもかんでも高い。ガソリンなど今は1リットル190円くらい。200円くらいになっちゃうときもある。でも車社会であるからして、高くとも人々はガソリンを買うのであるが。

最近よく聞かれるようになった言葉に、シュリンクフレーションというものがある。インフレーション(物価の高騰)とシュリンク(収縮)という言葉を合体した造語だそう。商品の値段を上げる代わりに、メーカーはサイズや量を小さくしたりして、値段は変わらないものの量が減っているとか小さくなっていく状況を指すらしい。
こちらの乳製品のメーカーが出しているクリームが、箱の大きさは同じなんだけど、いつのまにか量が1リットルから946ミリリットルに変わっていた、というニュースを見た。それは私も購入した商品で、その時、注ぎ口のデザインが変更されていたのには気づいたが、量が減っていたことには気づかなかった。こういうふうなことがいろんな商品でおこなわれているという。当たり前だが、メーカー側からは「量を減らしました」というような説明はもちろんない。上記のようなパッケージのデザインを変えたりして、それと一緒にさり気なく量を減らすってことをしたりする。
こうしたことは法に違反するわけではないんだそうだ(まあそうでしょうね)。
ちなみに私がよく買っている牛乳とかクリームのメーカーは、量は変えていない、が、値上がりはしている。値上げをするか、量を減らすかはその企業の判断によるのだね。どっちにせよ実質的な値上がりなのだ。最近は、お買い物するたびに「こんな金額になってしまった」と、おののく日々なのである。
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4月の雪

2022年04月16日 | 生活
数日前、4月だというのに雪が降った。さすがにこのあたりで4月に雪というのは滅多にない。
その前日に見た天気予報で雪マークがちっちゃくあったが、まぁはずれるでしょ、などと思っていたのだが、あら、あたっちゃったわ。私は車で15分ほどかかる店まで買い物に向かっていた。向かう先は私の住む市では雪が多めなところである。うちの周辺よりも雪が多いじゃん(うちは山に近いので、きっと雪深いだろうと推測してくる人にこれを言うと「えー?そうなの?」と懐疑の目を向けられるが)ということが往々にしてある。出発したとき雨がパラパラ降っていたが、途中からヒョウになった。バラバラとフロントグラスにうちつける粒がどんどん増えてくる。わー、ちょっと見通しが悪くなってきた。と、ドキドキしながら進むとそのうちにみぞれになってきた。わー、雪じゃん、と慌てる私。雪の中の運転にはいつまで経っても慣れないままの私。スリップしたりしないだろうねとか思って怖いのである。ともかく目的地には着いた。無事に帰れるかなと、着いたばかりで不安になる。
そして買い物をして、ついでにひとつ用事を済ませて外に出ると、雪はほぼ降っていない状態になっていた。すこ~し降っているかなぁという程度。道路はシャーベット状になっているけど、たくさん車が通るところを走っていけば大丈夫だろう。怖がりな私は慎重に運転していく。けっこうみんな平気でスピード出してるけど、私は怖くて無理だから、制限速度で走るのである。こっちのひとは大抵いつでも制限速度プラス10キロかそれ以上で走っているので、制限速で走っていると「トロいな」と思われちゃうんだけどね(こっちは制限速度を守っているのに理不尽だ)。
そのうちに雪は雨になった。うっすらと白くなった地面の雪も雨にあっというまに流されていった。
それにしても寒くて。寒いのは苦手なので悲しいのである。

カナダの真ん中から東のほうにある、サスカチュワンやマニトバ、オンタリオといったところでは大雪警報が出た。こちらより雪は多い地方だけど、さすがに4月にこの雪ってのは珍しいんじゃなかろうか。しかも吹雪だというし。外に出られなくなるかもしれないから買い物をしておくように勧告されたとか、ニュースで流れていた。ネットのニュースで見る限り、とても4月の光景とは思えない写真が。どう考えても真冬だよねという感じなのだ。

さてこのあいだ、友達と久しぶりに会った。LINEなんかでやり取りはしていたものの、顔を合わせるのは5ヶ月ぶりくらい。なので話も弾む。
バンクーバー界隈の日本人社会は狭い。私が仕事でお世話になっている人が散歩に行った公園で日本人女性と知り合い、話をしていたら、その日本人女性は私の別の仕事仲間だったのでびっくりしたよとか言われる。こういうことはよくある。だからちょっと気をつけないと、誰かと誰かが実は知り合いだとか仲が良いとかだったことが、あとで分かって「まずい・・」ということになったりするのである。
来た当時は友達ができるとその人の知り合いとも友達になって、という具合に広がっていったのだが、最近は会う人や定期的に連絡を取る人が限られてくるようになった。コロナのせいだけではない。だんだんと本当に連絡を取り続けたい人が厳選されてくるという感じ。そしてそれ以外の人とはほどほどの距離を取っていたいと思うようになってきた。これは年取ったせいでもあるのかな?
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4月のこんな日々

2022年04月09日 | 生活
4月になったものの、まだ肌寒い日もあったりしつつ、温かい日もあり、というところ。天候は安定しないものの、日差しはもう春を感じさせる。春の日差しはひとびとをウキウキさせるように思える。

私は花粉症持ちだが、今年3月に日本にいっていた間、アレルギー用の薬を服用していて特に問題なく過ごした。テレビでは毎日、花粉情報を流していて、「非常に多い」などという表示を見るたび恐怖を感じていたが、あまり外に出なかったためか症状はほとんど出なかった。ところで、日本に行くたびに驚いちゃうのだけど日本の天気予報はとても細かい。日本人は天気予報が好きなのか、うちの親などでさえ天気図をみて「あー、高気圧がここにはりだしているからだなぁ」とかなんとか、気象予報士並みの解説をしてくれる。テレビの天気予報は工夫をこらしていて、花粉情報、桜の開花予想、洗濯物の乾き具合、外出の際どんな服を着ていけばいいかアドバイスなど、いろんな情報を伝えてくれるので見ていて面白い。カナダの場合、天気予報はかなりあてにならないため、一応見ても参考程度にしているだけ。一般視聴者もはなから期待してないので、天気予報はあくまで予報という感じで、それが当たろうが当たるまいがあまり気にしてないようだ。日本の天気予報はもうエンタメのひとつのようにも思える。

さて、今回日本ではあまり困らなかったが、こちらに帰ってきてからのほうが花粉症に悩まされている。2年前に犬が死んでから散歩らしいことを全然してなかったので、ここのところ花粉症もひどくはなかった。しかし3月末から息子と散歩に出ることが増えたせいか、今年の春はくしゃみ、鼻水、目のかゆみと充血という症状がどんどん出てくる。薬を飲んでもすこし緩和される程度である。けっこうツライ。

娘の大学の寮に届け物をするために遠路はるばるいったのだが、大学の周辺の人の多さといったら・・。去年はまだコロナの影響を引きずっていたのか、何回か行ったもののこんなに人がいるのを見なかった。もうコロナ前に戻っている感じだなぁと思った。マスクしている人もまだまだ多く見かけるが、つけてない人も増えてきているし。
BC州の政府は、レストランや屋内イベント、コンサートなどに入るためにワクチン接種証明を提示しなくても良いという発表をしたので、こういったビジネスが活況を取り戻せるかなと思う。そうなると、また感染者数が増えてきたりするんだろうなと思うし、政府の保健局のほうでもそれは予測していることらしい。ただ、これまでのような爆発的な増え方はしないで、入院する人や重症化する人の数が激増することはないのではという見解。BC州の人口の半分くらいはすでにコロナに罹患したことがあると考えられているということ、さらにワクチンの接種が順調に進んでいるので、規制を厳しくする必要はないのではということみたい。

そろそろみんなコロナ(と予防対策のための規制)には疲れてきているのだなぁと思う。まだ終わりが見えたとはいえないものの、少しずつ緩和しないといけない時期になってきているのかもね。経済のためにも精神衛生のためにも。
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気がつくと春らしく

2022年04月03日 | 生活
時差ボケで大変だったが、ようやく普通に戻ってきたこの頃。私の場合、時差ボケは1週間位続く。体がだるいとか、疲れている感じがするとか、変な時間にすごく眠くなる(そのくせ夜になると眠れなくなったりする)とか。そして日本に行くよりカナダに戻ってきたときのほうが、時差ボケはきつい。と、いうことを言う人は私の周りでも結構多い。

すっかり春らしくなっている。私が日本に行っている間にこちらでは夏時間に移行。日もどんどん長くなってきているのを感じる。日差しにも春らしさが感じられるし、いろんな花が咲きだしている。
最近、息子とハイキングにしょっちゅう出かける。息子が行こうよ!と誘ってくるのだが、大抵午後3時頃出発になる。そんな時間から出かけるなら近場じゃないと無理!だって帰ってきたら何もせずにだらーんとしているだけの息子はさておき、私の方はご飯作ったりするんだもの。ということでもっぱらうちから近い山へ行くことにする。車で駐車場まで10分程度。あとはトレイルをたらたらと歩くのである。せいぜい1時間か1時間半程度歩くだけ。ハイキングというか、散歩に近い。
でもなぜかそこまで車の運転を私がするのである。だから散歩して、車運転して、夕食を作るというわけで、なんか私だけ疲れることになってない?って感じ。
山といっても登山をするようなところではなく、レストランがあったり、公園があったりするので、遊びにくる感じのところだ。気軽に来れるところだからけっこう人が来ている。週末なんて駐車場はいっぱいだ。ひさしぶりに来たけど、公園にあった遊具が新しくなっていたことくらいで、あとは変わりがない。

春だなぁとうらうら歩いているのはいいのだが、帰ってきてからクシャミ連発、鼻ムズムズなんてことになり、自分が花粉症持ちだったことに気がつくというありさま。慌てて薬を飲むのであった。犬が死んじゃってからというもの、散歩も全然してなかったからなんか忘れていたよ。ちなみに日本でも花粉症が出るので、滞在中は薬を飲んでおりました。

やっとこちらでの日常生活に戻ってきた感じ。日本にいた間は忘れていたカナダの家でのあれこれ(いいことも悪いことも)に引き戻されていく。こうやって生活って続いていくんだな。
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