大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

明けまして おめでとう ございます。2023.1.1

2023年01月01日 | Weblog
 明けましておめでとうございます。
 旧年中は何かとお世話になりありがとうございました。
 本年もよろしくお願いいたします。

 大阪城公園の観察記録は今年で33年目に入ります。昨年も初記録種が出るなど、素晴らしい一年でした。
 今年はどんな鳥が出るか、初記録も観察されるか、種々楽しみです。

 私はもうすぐ76歳になります。耳鳴り、難聴、膝痛、頻尿や集中力の不足など、探鳥能力の低下を感じるこの頃ですが80歳までは頑張るつもりです。
 今年も観察情報など ぜひよろしくお願いいたします。

 ■2022年大阪城公園の野鳥十大ニュース■

【 1位 】 ヤマショウビン観察撮影される。
5月19日 元射撃場を玉造口の方から覗き込んでいたM氏が、右から飛び込んできて下に降りて枝にとまるのを観察撮影。
正直ヤマショウビンが大阪城公園で!と大変驚いた。何が出るか分からないこの公園。今後ヤマショウビンが二度と見られることは無いと思うがどうだろうか。

【 2位 】 チゴモズ♂成鳥が観察撮影される。
6月5日。本丸の天守閣入場券売り場の東側でU君が観察撮影。本種は国の絶滅危惧1A類(CR)=「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」 に指定されている貴重な種。簡単には見られない。
大阪城公園では過去4回の記録があり、今回で5羽目。そのうち3回は幼鳥で2013年、2020年、2021年の秋に、♂成鳥は2004年春に観察されている。

【 3位 】 ハジロカイツブリ大阪城公園2回目の飛来。
12月8日東外堀に飛来し現在も滞在中。ハジロカイツブリは2006年に北外堀で1羽が1日のみ観察されている。今回が2回目。主に東外堀の北部に居て潜水を繰り返す。比較的フレンドリーで手前近くまで寄ってくることも多い。 

【 4位 】 キビタキの2回目繁殖成功する。
2019年に次いで3年ぶりに2回目の繁殖成功。今春は2か所で営巣したが、音楽堂西側上の方はすぐに放棄し、市民の森の方が5月の中旬から7月にかけてヒナを4羽巣立ちさせる。その後幼鳥は市民の森北部からみどりのリズムへ移動しやがて音楽堂西側上へ。キビタキの繁殖は今後もあるだろう。

【 5位 】 ツミ幼鳥1羽しばらく滞在する。
1月15日から2月5日まで幼鳥1羽が、市民の森~太陽の広場東の森、沖縄復帰の森周辺で滞在し断続的に観察されて大いに楽しませてくれた。
11月には数回上空飛翔が観察撮影された。本種は今後増加すると思われる。そして繁殖してくれると一段と嬉しいが。

【 6位 】 チョウセンウグイス1羽が観察撮影される。
4月24日亜種チョウセンウグイス1羽。写真と鳴き声の録音で本種と識別された。元射撃場の東外堀側フェンスの中でよく気付いたと思う。
①カラフトウグイス ②チョウセンウグイス ③ウグイス ④ハシナガウグイス ⑤ダイトウウグイス ⑥リュウキュウウグイスの6亜種がある。非常に珍しい記録である。

【 7位 】 コウノトリ上空飛翔通過が観察される。
9月29日、市民の森上空を西から東へ飛翔通過。2021/7/19に次いで2回目の記録である。飛翔通過の観察は今後もあると思われる。

【 8位 】 ミコアイサ長期滞在する。
2021.12.10~2022.3.6の間東外堀で♀型1羽が越冬した。このミコアイサは11羽目であるが、これだけ長期越冬したのは初めて。
そして今冬も12/8から♀型1羽が東外堀に飛来、12月20日にはもう1羽が飛来、12月25日まで2羽が滞在した。昨年長期滞在と同一の個体ではないかと想像している。

【 9位 】 エゾセンニュウ数回観察される。
6月2日〜9日にかけて市民の森で鳴き声とともに観察される。大阪城公園では10羽目の観察。鳴き声で確認できても姿を見るのがむつかしい。今後も大阪城公園を通過すると思われる。

【10位】 クロハラアジサシ3回目の飛来。
9月30日1羽が東外堀の北部を飛ぶ、その後大阪城ホール方に消える。前頭はややごま塩、頭頂は黒、嘴は赤黒、足は赤。夏羽から冬羽にかわりかけだろう。大阪城公園では3回目の飛来になる。前回は2021年5月10日だった。


 
コメント (4)
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