日差しは肌に刺さるほどの強さ、風は熱風・・・。
もう今週は秋のお彼岸と言うのに、この異常な気候・・・。
国民はこれを我慢し、また無駄なエネルギーを節約して賢く省エネを実行している・・・。
そんな自然の猛威の中、自民党総裁選挙の候補者の演説会が、毎日開かれている・・・。
各候補者の信条、施策の訴えは、総花的な受け狙いの羅列・・・。
その行く先々で、その地域の活性、振興案を、その実行性の裏付けはともかく、言いたい放題言って受けを狙うすべての候補者・・・。
本当にそこまで言っていいんかい・・・!?
各候補者が、国民に対して訴えているのか、あくまでも目の前の自民党員、関係者に訴えているのかよくわからない・・・。
しかし、候補者当人は、自民党員と言うより、あくまでも国民への強いメッセージだと思って大きな声を張り上げる・・・。
しかし、いざ総理になり、総裁選で言った公約が思うようにできない現状となった場合、あの時はあくまでも国民に対してではなく、自民党員への訴えであったとうまく切り返すだろう・・・。
それはそれで、日本トップになるかならないかの駆け引き、トップ決めの制度がそうなっている以上、公約はおのずと国民に腑に落ちるような結果から離れていく・・・。
ただ、このくそ暑い中、涼しいエアコンの効いた施設で、思う存分言いたいことを言っている各候補者、この日本の今の瞬間、異常な暑さの中で働いている国民、ボランティアや地域に献身する住民がいる現場をしっかりと見届けているのか・・・!?
この連中が結局、これからの日本を支えていくのだが、こんな国民の現状を把握せず、いままでそんな議論など出たこともない美辞麗句の地元メッセージをのたまう候補者・・・。
今、総裁選の場でこの日本列島の異常高温、次から次に発生する台風に対し、地球温暖化改善に関する政策、信念というものをどの候補者からも今だ聞いていない・・・。
こんな世界規模の話題を、自身の最も重要な取り組み課題とするような世界をまたぐグローバルな思考の候補者が、総裁選候補者の中にはいないことが今までの地方行脚で分かった・・・。
ということは、次の日本の総理大臣は、世界規模の心で、世界を相手に日本のかじ取りをするという人物ではないということが今からわかったということだ・・・。