日々

穏やかな日々を

救急車呼ぶ?自分で病院?神戸市消防局が判定サイト開設

2015年09月08日 21時51分51秒 | 医療情報
救急車呼ぶ?自分で病院?神戸市消防局が判定サイト開設

地域 2015年9月8日(火)配信朝日新聞

 救急車を呼ぶべきか、自分で病院へ行くべきか――。体調不良やけがをした時の判断に役立ててもらおうと、スマートフォンやパソコンで救急車を呼ぶ必要があるかを確認できるインターネットサイトを、神戸市消防局が兵庫県内24消防本部で初めて開設する。

 サイト名は「神戸市救急受診ガイド」。総務省消防庁が作成した市民向けのガイドを基に、医師らと手順や内容を議論して作った。

 サイトは、呼吸の有無など重要な7項目に当てはまらないかを確認することから始まり、頭痛や腹痛などの項目から該当するものを選択していく。長くても数分で終わり、119番通報する必要がある「赤」、2時間以内を目安に医療機関の受診を勧める「黄」、医療機関の受診を勧める「緑」、経過観察を勧める「白」に分類される。

 「顔色が真っ青」「安静にしていても胸が痛い」などが「赤」に該当し、スマートフォン使用の場合はそのまま119番通報ができる。そのほかは医療機関の案内や電話相談の利用などを提示する。

 神戸市消防局によると、高齢化で市内の救急出動件数は増加傾向で、昨年は過去最高の7万8393件だったが、搬送患者の6割近くが軽症という。救急車が現場到着にかかる時間は2008年に比べて約1分遅くなっていて、緊急性がある患者への対応が遅れる恐れがある。同局救急課は「判断に迷った時にガイドを使ってもらい、救急車の適正利用につながれば」。

 9日午前0時に開設され、神戸市消防局のホームページ(http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/index.html)のトップページにある「神戸市救急受診ガイド」をクリックすれば利用できる。市外の人でも利用できるが、医療機関の案内などは各地域で確認する必要がある。問い合わせは同局救急課(078・325・8524)へ。(仲程雄平

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 葉酸を添加して…専門医ら食品... | トップ | 肥満症、増える手術 胃切除... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事