日々

穏やかな日々を

アフガニスタン支援の中村哲医師、現地で銃撃され死亡

2019年12月05日 22時01分02秒 | 事故事件訴訟
アフガニスタン支援の中村哲医師、現地で銃撃され死亡
2019年12月4日 (水)配信AFPBB News

フィリピンの首都マニラで、アジアで社会貢献した個人や団体に贈られるラモン・マグサイサイ賞の平和・国際理解部門賞を、グロリア・アロヨ大統領(当時)から受け取る日本人医師の中村哲さん(左、2003年8月31日撮影)。(c)JOEL NITO / AFP

【12月4日 AFP】(更新、写真追加)アフガニスタンで長年支援活動に携わってきた日本人医師、中村哲(Tetsu Nakamura)さんが4日、東部ナンガルハル(Nangarhar)州ジャララバード(Jalalabad)で銃撃され、死亡した。同行していたアフガニスタン人の護衛ら5人も死亡した。
 アフガニスタンで人道支援を行う国際NGO「ペシャワール会(Peshawar Kai)」の代表で、現地事業体ピース・ジャパン・メディカル・サービス(PMS)の総院長を務める中村さんは、ジャララバード市内を車で移動中に何者かに銃撃された。当初は負傷と報じられたが、後に当局が死亡したと発表した。

アフガニスタンのジャララバードで日本人医師、中村哲さんが乗っていた車を調べる治安要員(2019年12月4日撮影)。(c)Omar GUL / AFP

 ナンガルハル州知事報道官のアタウラ・コジヤニ(Attaullah Khogyani)氏は「不幸にも中村医師は、今朝の銃撃で負ったけがが原因で死亡した」と述べた。3人の護衛と運転手、同僚1人も死亡したという。
 ペシャワール会のウェブサイトによると、中村さんはパキスタン北西部ペシャワール(Peshawar)で1984年に支援活動を開始。1991年には辺境地のナンガルハル(Nangarhar)州の村に診療所を開設した。
 さらに1998年、ペシャワール会はパキスタンとアフガニスタン両国での活動の恒久的拠点となる病院をペシャワールに開設した。
 アウズビッラー(Auzubillah)とだけ名乗るジャララバード在住の男性はAFPに対し、午前8時(日本時間午後0時半)ごろに銃声を聞いたと述べ、「日本人と護衛らを銃撃する男たちを見た」と明かした。


アフガニスタンのジャララバードで銃撃され、手当てのため搬送される日本人医師の中村哲さん(2019年12月4日撮影)。(c)AFP

 現場の写真によると、白い軽トラックのサイドウインドーが銃で撃ち抜かれたとみられ、フロントガラスにも少なくとも3発の銃弾の痕があった。
 これまでのところ犯行声明を出した組織はない。
 ナンガルハル公衆衛生当局のザヒル・アディル(Zahir Adil)報道官によると、中村さんは銃撃された後、現地の病院に搬送されていた。(c)AFP
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 患者に寄り添った制度を 妻... | トップ | 児相に「死のうと思う」 島... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

事故事件訴訟」カテゴリの最新記事