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髪の毛で健診、手法開発へ 理研や企業、提供者募集

2019年12月09日 00時26分57秒 | 医療情報
髪の毛で健診、手法開発へ 理研や企業、提供者募集
2019年12月6日 (金)配信共同通信社

 理化学研究所生命機能科学研究センター(神戸市)やIT大手ヤフー(東京都)など18機関でつくる「毛髪診断コンソーシアム」が、髪の毛の成分から健康状態を診断する手法の開発を本格始動させた。相関関係を解析するデータを集めるため、年内に3千人を目標に毛髪の提供ボランティアの募集をしている。
 現在の健診は血液や尿の検査が一般的だが、直近の飲食の影響を受けやすい。毛髪成分では影響は小さく、検体として安定しているとされる。切るだけで手軽に検査でき、採血のように痛みがないのも利点。長い髪では長期間の健康状態の変化も分かる可能性がある。
 アミノ酸やミネラル、脂質などの毛髪成分は体調により変動し、髪の微細な形態にも影響するという。乳がんでは毛髪のカルシウム濃度が異常になるなどの報告もある。
 コンソーシアムは、理研の構想の下、京セラや島津製作所(いずれも京都市)、かつら大手のアデランス(東京都)なども参加して2017年4月に設立された。
 診断手法の開発には、毛髪成分と健康状態の関連性の解明が欠かせず、多くの人からデータを収集する必要があり、毛髪提供者を広く募集することにした。ホームページから申し込み、健康状態や生活環境に関するアンケートに答えると、提供用のキットが送られてくる。今年6月に始まり、12月上旬までに約300人から提供があった。
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