色気。色気はあったほうがいい。色気がなくなるとそれは途端に張りをなくしてしまう。水を吸わなくなった花に等しい。ぐにゃりと垂れてしまう。やがて生きた色を失って枯れてしまう。だから、色気は生気・精気といってもいいかもしれない。鼻であしらって見くびるようなものではない。汚い物でもない。色気のある人は生気を放っているので、近寄るとあたたかくなる。パワーをもらう。こちらも色気・水気・生気を漂わせるようになる。
女の色気。男の色気。どちらにも色気があるが、それぞれに違っていて特色がある。吸う色気・吐く色気のような違いがある。押す力・引く力のような違いもある。根の勢い、茎の勢いのような違いもある。互いにそれに惹かれ遭うように仕組まれているし、互を得てますますパワーがアップしていくようになっているところがある。これを無視することはない。上手に引き出し合っているカップルもある。
空の色気、山の色気、川の色気、海の色気、石の色気、砂の色気、草の色気、木々の色気などという色気もある。互が互を必要とし合っているときにこれが発散されてくる。供給されてくるし、需要されても来る。互い互いの特色のある色気、これが調和し合うと、この世の一切はことごとく美しく輝いて来ることになる。
暇を持て余しているさぶろうは、今日はこんなことを考えた。嘘八百の他愛ないことを。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます