「ごうごっとんとん」
胃袋になった細胞どん
肛門になった細胞どん
血液になった細胞どん
心臓になった細胞どん
涙腺になった細胞どん
身体中60兆の皆が皆
盲目的に服従している
誰に?
おまえさんにだ
なぜだ?
細胞どんが
この広い宇宙中で一番深く
愛情を覚えているのが
おまえさんだからだ
おまえさんのところへ
自分の方から
頭を下げて頼み込んできて
働いて働いて働き尽くす
朝から晩まで 夜明けまで
ごうごっとんとん
こっとん ごうこっとんとん
おまえさんはすげえお人だ
***
書いた詩を読み直してみた。久しぶりに読み直してみた。此処へ投稿してみる気になった。ということは? うん、気に入った詩だったからだ。そうだそうだと頷いたからだ。詩の主張に肯定したからだ。しかしほんとうは詩は主張をするものじゃない。全感覚に響き渡る単なる音楽でなければならない。
*
今日は朝から詩を書いている。もう数編を書き上げた。寝ている間に詩が浮かんできて困った。がばりと跳ね起きて書きだしたが、遅かった。いい詩が出来たぞとほくそ笑んだのに、その詩は自然解体して流れ去っていった。
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