非実非虚 非如非異 不如三界 見於三界
法華経 如来寿量品第十六より
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実に非ず 虚に非ず 如に非ず 異に非ず 三界の 三界を見るが如くならず
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此処に生きているがその実態がない。実態がないが、実態がないで終わりでもない。掴みきれない。それらしくしているが、そのようでもない。迷いに迷う。
如来は、三界に住んでいるわたしをご覧になっている。その迷いのすがたのわたしの、迷った見方を断ち切って下さっている。
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これはわたしの一解釈です。真実をついていませんが、いまのわたしには、そんなふうに受け取れます。
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外は風が強い。春の嵐。