<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

おめでとう稀勢の里 その1

2017年01月22日 18時43分20秒 | Weblog

大相撲初場所千秋楽、大関稀勢の里が横綱白鵬を破った。14日目で優勝を決めた。目から一筋の涙が頬を伝ってこぼれ落ちた。中学校を卒業してそのまま角界に入門して15年が経った。とんとん拍子で幕内に上がって来た。期待を一身に背負った。それからが長かった。後一歩という処まで勝ち進んでくるのだが、勝利の女神は幾度も彼をその胸に抱かずに野に放した。彼は常に千秋楽最後を除外者として過ごした。次の場所で彼はやり直しを誓った。粒々辛苦した。彼は今30歳。解説者が言っていたが、相撲の神さまは彼に長い長い試練の時をお与えになった、ようだ。横綱までに73場所を掛けたことになる。大関になってからでも5年を耐えた。15日目で横綱を倒し横綱昇進もほぼ手中に収めた。きらりと光る涙がすべてを語っていた。苦闘が長くなればなるほど感動が大きくなる、彼はそれを結果して見せてくれた。

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生身の肉体を生きているのだ

2017年01月22日 10時31分27秒 | Weblog

生身の肉体なのだ。魂が肉体を宿しているのだ。肉体は赤い血を流しているのだ。それだけのことをしてあげねば、おさまるまい。不活発でいてはなるまい。これから外に出る。あの人に逢いたい。現実にあの人がいるわけではないから、疑似体験ということになるだろうが、それでいい。一人で小径を歩いて二人だと思ってときおり思い出したように言葉を掛けてあげればそれでいい。所詮は一人になって死んで行くのだから。でもいまは生身の肉体を生きている。魂が肉体に誘われている。いのちの春の野原へ、ときめく春の小川へと。

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逢ってあの人を抱きたい

2017年01月22日 10時19分40秒 | Weblog

あの人に逢いたい。逢ってあの人を抱きたい。春の光が空を抱くように、あの人を抱きたい。そうすれば空もまた春の光をあたたかく抱くであろう。あたたかくなりたい。あたたかさに包まれたい。あの人に逢いたい。セーターとマフラーを着込んだ肉体でなくていい。空想の想体でいい。そこからあの人の春らしいほほえみが透けて見えていればそれでいい。あの人をこころで抱きたい。冬の朝。霙のようなものが降っている。わたしはすっかり老いているのに、老いているのに魂が少年をしている。歳月なんかお構いなしというように。

 

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歳月の笹舟

2017年01月22日 10時13分10秒 | Weblog

山の麓に小川が流れている。さらさらと流れている。歳月の笹舟が浮かんでいる。これも淀みなく流れている。さらさらと。これでいい。笹舟はやがて海へ出るだろう。海へ導き出したのは、尽きない小川の水の流れだった。わたしはここにわたしの思いを乗せていた。でもそれも終わる。終わりに近づいている。これでいい。終わりに近づくまでに流れ続けてきたのだから。

 

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すべてのはその前後があるのだ

2017年01月22日 09時33分38秒 | Weblog

老いて病んでいる。でも、そうなるまでは生きたということではないのか、それは。そこまでは生きられたということではないのか、それは。では、そうなるまでを楯にとっていればいいのではないか。嬉しがっていればいいのではないか。次に来るのは死だ。じわりじわり摺り足して近づいているのが分かる。でも、それまでに死の心準備ができるのであれば、それはそれでありがたいのではないか。それをそのように受け止めておけば、いつもいつも美しく恵まれて生きているように思う。襲って来るものだけに焦点を当ててクローズアップすることはない。すべてにその前後があるのだ。あたたかな光の中に在る前後があるのだ。

 

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遅い朝食を済ませた

2017年01月22日 09時25分11秒 | Weblog

寒い。寒い朝である。日曜日。遅い朝食をすませた。9時を回っている。空は灰色をしている。予報では午後から雪になるらしい。予報が肯ける空の色だ。晴れていたら、空豆の移植をするつもりだった。種から蒔いたのが発芽して伸び上がっている。これは延期だ。炬燵のお守りをしていよう。いつものようにクラシック音楽を聴きながら。

 

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