トラ・イアン・グルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

あやしうらめしあなかなし 浅田次郎

2015-12-07 09:59:48 | 本 2015年
背筋がゾォッとする話が7話

「赤い絆」

男は学生
女郎の女

二人は毒を飲んで心中を図るが
女の方はすぐには死にきれず
しばらく苦しむ

場所は山上の神社

信徒を泊める宿坊になっていて
女が苦しんだ部屋には
その後怪しいことが起きる…

「虫篝」

経営していた会社をつぶし
夜逃げしてきた見知らぬ土地
そこに時々自分にそっくりの人間が現れる
乗ってる車も
羽振りの良かったころの
自分の愛車と全く同じ

思い切って人のよさそうな大家に話したところ
自分も戦時中
似たような体験をしたと話し出す

魂の入れ替わり?

「骨の来歴」

昔の親友の家を訪ねてみると
独身だと思っていた彼が結婚していた

しかし相手は二人の結婚に
彼女の親が反対し
彼も別れを決意したため自殺した女?

彼女の両親は男が働いていた喫茶店に
骨壺を置いていく

そして夕方
足音と共にその妻が帰宅する…

「昔の男」

古い古い病院で働く看護師が
結婚か仕事か悩んでいるようなので
先代の院長が幽霊になって現れ
諭すというような話

「客人」

一夜を共にした女が
昔結婚を反対されて自殺した女の幽霊か?
事情を知っている寺の住職

彼が乗り捨てたままのバイクを
ガレージに入れ…
ここが恐怖のピークの文章

「遠別離」

戦時中の話
トイレが近いだの
寒気がするだの
読んでる途中で
こちらも体調悪くなりそうになり
早読み
本当に背中が寒くなり
内容よくわからなかったが
二度読みする気にならず…

「お狐様の話」

第一話に出てきた
由緒ある神社に
狐に憑かれたどこかいい所のお嬢様が
連れてこられた
どうやっても
お狐様は抜けず
ついにその女の子までやられてしまう

夏に読むべき
背中が寒い・・・














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