トラ・イアン・グルの部屋

シニア街道をゴールに向かって
ゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も

コンビニ人間 村田沙耶香

2019-01-24 08:49:21 | 本 2019年
新幹線の中で読み終わるのに
ちょうどいい厚さ加減

芥川賞受賞作

古倉恵子

幼少のころ
他の子と違っていて
友達もなく過ごしてきた

大学の時に
コンビニでアルバイトをはじめ
そのまま18年
そこで周りの人を見て
普通の人間に自分を作っていく生活

友達もでき
同僚ともうまくやっていけた

そのコンビニに
明らかに普通ではない男性が
バイトとして働き始める

恵子自身も
結婚もせずアルバイトを続けていることに
次第に周りの目がうるさいことに・・・

本の帯にも書いてあるように
「普通」とは何か?を問う衝撃作

世の中
普通を求める

まだ結婚しないの?
結婚したら子供はまだ?
一人目生まれたら二人目は?

親も周りも普通を求める

どちらかというと
本能のままに行動していた
小さい頃の恵子の方が好きかも

そのままでは
社会は受け入れてくれないんだよなあ


読み終わった最初の感想は
コンビニの店長になればいいのに!!
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沈黙のパレード 東野圭吾

2019-01-22 04:35:17 | 本 2019年
東野圭吾さんのマスカレード・ホテルが
上映される同じ時期に
図書館で予約していたこの本がきて
すっかり東野圭吾の世界へ!!

面白かった!!

犯人は最初からわかっていたのに
証拠不十分やら黙秘やらで
どうしても捕まえることができない警察

そのうちその犯人が殺されてしまい
どうなることやらと
思っていたら
意外な展開に進んでいき
その中心にいるのがガリレオこと湯川教授

ガリレオは福山雅治さんしかイメージできないんだけど
この話では
遺族の人々と親しくするあたり
どうも今までとは違う雰囲気な気もする

私の未熟な最初の推理では
沈黙する犯人に対し
その犯人を殺した人も
沈黙で対抗するという
単純なものだったけど
とてもとても
そんな簡単な謎解きではなかった

ヘリウムや液体窒素など
物理的要素も満載で
面白くはあったけど
真実は悲しい


テレビか映画で映像化されるなら
パレードのシーンはどうなるか楽しみ
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マスカレード・ホテル

2019-01-19 05:29:57 | 映画 2019年
今年の映画館での初鑑賞はマスカレード・ホテル

キムタクのファンではないけれど
原作のマスカレードシリーズ3作とも読んでいるので
ぜひ観たかった作品


テレビでの番宣も盛んなせいか
キムタク人気か知らないが
平日の昼間でもすごい混みよう

さらに映写機が故障したとかで
入場を待たされたのでロビーは人でいっぱい

時間通り終わらせるため
CMも予告編もなくすぐに始まった
何度も映画観ているけどこんなの初めてかも

観終わって最初の感想は
さんまさん見逃した!!
どこに出るのか調べてくればよかったという点
悔しいわあ


原作読んでいるのに
ストーリーほとんど覚えてなくて
三作がごちゃごちゃになり
犯人も後半まで見当もつかなかったので
それはそれで楽しめたかも
それでも
原作読後同様
犯行動機が安易でやっぱりがっかり

ストーリー的には
テレビの2時間ドラマでも充分な気もする

セット
一流ホテルの部屋は豪華なんだけど
ロビーが狭くてソファーとソファーの間隔が
狭すぎるのも気になった

それでもやっぱり
次々出てくる豪華な俳優陣は素晴らしいし
長澤まさみさんの
ホテルマンとして訓練された身のこなしは
観ていて気持ちがいい
対する木村拓哉さんのふてぶてしいクールさも
彼らしい
(と言っても彼の出演している映画ドラマは初めて観るかも)


鑑賞後マッサージに行ったのだけど
目をつぶっていると
脳裏に木村拓哉さんが浮かんできて
まるで彼にマッサージ受けている気持になったのには
ばばあ心までくすぐるお人ですわ
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多摩湖畔殺人事件 内田康夫

2019-01-17 05:33:53 | 本 2019年
久しぶりのミステリー

少しづつ少しづつ
ひも解かれていく謎にわくわく

主人公の刑事
河内

妻も娘も病気で亡くし
独り身の中年親爺

胃を痛め
医者には早期入院を勧められているも
事件が気になり
なかなか病院に行かない

時々吐血
それが気味悪いが
病院抜け出し
犯人確保が吐血のおかげって
おもわず笑ってしまった

さすが内田ミステリー
短くもなく
ダラダラと長くもなく
ちょうどいい長さのストーリーで
読みやすかった

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ワンダー 君は太陽

2019-01-15 07:23:21 | 映画 2019年

10歳の少年 オギーは
生まれつき顔の形が変形していて
これまで何度も手術を繰り返していた

自宅で勉強していたが
思い切って通学を決意

しかしそこでは様々な偏見といじめ

しかし
オギーは本来の性格の明るさと賢さで
周りの人々の気持ちを変えていく


オギーの姉ヴィアの立場
両親は病気のオギーにかかりっきりで
寂しさを抱えていた

ヴィアの親友ミランダ
両親が離婚し家族愛に飢えていて
ヴィアの家族が心の支えだったのに
ヴィアを避けるようになる

オギーが最初に友達になったのはジャック
はじめは校長先生に頼まれて
オギーと仲良くしていたが
オギーの良さを認めてきた矢先
オギーをいじめていたクラスメイトの手前
つい校長先生に頼まれて仕方なく
とか言ってしまい
オギーがそれを聞いてしまう

本当に素敵なのはサマーという女の子
他の人が悪口言っているのに
毅然としてオギーと仲良くする

親が学校に多額の寄付をしていたいじめっ子
この子が一番かわいそうかも
校長先生も
その親の言いなりにならずご立派です

オギーの家の飼い犬が死んでしまうシーンがあるなんて
知らなかった!!
愛犬思い出して号泣

私が校長なら
クラスメイトにだけでも
どうしてこういう風貌をしているのか
移る病気ではないずっと病気と戦ってきたと
説明するけど
それではダメかな?
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

2019-01-14 05:00:58 | 映画 2019年
前作は最高に面白くて
その後 映画鑑賞史上初めて
DVDを購入したくらい

その期待で観たもんだから
やっぱりがっかりしてしまった

シアターで鑑賞できなかったせいか?

主人公ソフィの母親で
メリル・ストリープ演ずるドナを
亡き者にしてしまったのもがっかり

出演できないのかと思ったら
後半幻影みたいな形で登場するし

ホテルの開業を目指す現在のソフィの話と
母親ドナの過去の思い出話が
行ったり来たりするので
よく観てないと慣れるまで混乱

同じような髪の色と長さだし・・・

それにしても
ドナの過去
同時期に3人の男性と関係を持ち
生まれた子の父親が誰かわからないなんて
こういう風にストーリー化されると
妙に生々しくて
あばずれなんて言葉も浮かんでくる

背景の美しさでごまかされてる?

ソフィ役の
アマンダ・セイフライドが
前回より年月重ねたな感がにじみ出ている
仕方ないことだけど

レンタルの良さは
映画と一緒に「ABBA」の曲を歌えること

朝から体調悪く
気分が沈みがちだったのが
一掃された

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獅子吼 浅田次郎

2019-01-13 04:42:59 | 本 2019年
短編が6話

やはり本の題にもなっている「獅子吼」が
強烈だった

その内容だけ記載

私とは

獅子 ライオン

動物園の檻の中にいる身

父から決して瞋るな(いかるな)と教えられた
飢えたくなければ瞋なと

瞋る・・・ 怒るではなく瞋る
仏教用語らしい
なぜに著者はこちらを使ったのか?

時代は戦時中

「戦争中の動物園の猛獣」で検索してみた

Wikipediaに「戦時猛獣処分」という言葉が出ている

餓死した動物も多数いたらしい

動物園の世話係だった男のことば
「ライオンも象も駱駝も
戦争はしてねがんす
人間が戦死するのはしゃねだども
戦争をしてねえ動物が飢えて死ぬるは
あまりに無慈悲でがんす」

獅子は
妻子で幸せに暮らしていたのに
子とは別れ
妻は死に
孤独の身で迎える最期

そしてとうとう瞋る
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カメラを止めるな

2019-01-12 07:26:10 | 映画 2019年
話題の映画が早くもレンタル

期待して観たけど
最初の37分で
え?これの何がおもしろいの?と
ものすごく気持ち悪いんだけど?
それにしては残り時間ありすぎと

はてなマークの連続

しかしそれはすぐに納得の面白さに変わる

内容は書けない

とにかくゾンビ映画である

最期まで観ても
さらにオチがあるのでは
なんて期待してしまった

製作費300万弱で
興行収入30億円以上だって
すごいです
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プーと大人になった僕

2019-01-11 04:59:24 | 映画 2019年

イギリスの田舎に住む男の子クリストファー・ロビン

100エーカーの森で
くまのプーさんやロバのイーヨーたちと
楽しく暮らしていたが
ロンドンの寄宿学校に入学することになり
森を離れることになった

その後 父親の死を乗り越え
愛する人と出会い子供も授かったが
第2次世界大戦で兵士として戦ったり
戦後は会社の仕事に追われ
家庭生活にも支障が出るほどに疲れ果てていた

妻と子はクリストファーの田舎に旅行するときも
クリストファーは仕事

そんな時
100エーカーの森では異変が起きていた

プーの仲間たちが消えた?

プーはクリストファーなら何とかしてくれると
魔法の扉を開く
なんとたどり着いたのはロンドン

そしてクリストファーとの久しぶりの再会

そしてプーが魔法の扉を使って
森へ帰ろうにも扉が消えていた

仕方なく
クリストファーは列車でプーを送っていくことになった

懐かしい100エーカーの森

その後
クリストファーはロンドンに戻るが
娘のマデリンがプーとその仲間たちに出会い
クリストファーが忘れていった
会議に使う書類を
みんなで届けることになった

そこで巻き起こす大騒動

そしてクリストファーが気付く本当の幸せ

社長が良識ある人でよかった
支社長のポケットに
ゴルフボールが入っていてよかった
普通入れるか?


プーとその仲間たちがかわいい
彼らのおとぼけ感が愉快

アニメのプーが実写になったらこんな感じかなと
思うけど
やっぱりアニメのプーの方がいいわ

子供が小さいころ
プーの絵本を丸暗記するほど読んだこと
思い出した
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バスジャック 三崎亜記

2019-01-06 14:11:41 | 本 2019年
今年の読み始めは
三崎亜記さんのバスジャック

「30センチの冒険」を読んで
すっかりファンになってしまった

相変わらずの
どこから思いつくのか
感心させられる短編が7話


二階扉をつけてください

町内会の回覧板に書いてあった
二階扉をつけようの件と
その使い方の件

よく読みもせずお隣さんへ
回していたら
とんでもないことになった話

そんなに大事なことなら
引っ越す前に
不動産屋が説明するべきではないのか

しあわせな光

超短編

身寄りのない男性に訪れるしあわせの光・・・

二人の記憶

恋人同士の間の記憶のずれ

なんだろう
片方がアルツハイマーとか?

バスジャック

バスジャックがゲーム化した世界の話

様々なルールがあり
口上を言ったり
役割分担も決まっていて
人質交渉など
ルールを守らないと減点になり
バスジャック失敗者のレッテルを貼られて
一生を送るというリスクを背負う

星降る夜に

これも短い

ある男性の家が
図書館化した

動物園

人間が
その動物を思わせる動きにより
あたかもその動物がそこにいるかのように
観客に思わせる

釣りでいう擬餌針のような

その動物園にはいない動物でも
展示可能

そういった職業が成り立っている話

送りの夏

ここまで空想の世界の話ばかりだったので
ここではどういうオチになるんだろうと
いろいろな期待を込めて読んだ

身内がなくなった場合
その死を納得するまでの一緒にいられる期間があれば
という話なのか


結局主人公麻美の母親が
面倒みていた男性との関係はわからず
息子?
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