トラ・イアン・グルの部屋

シニア街道をゴールに向かって
ゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も

アラビアンナイト 三千年の願い

2023-02-28 14:49:13 | 映画 2023年
主人公アリシア 物語や神話を研究する学者

講演先のイスタンブールでガラスの小瓶を買い
ホテルで磨いていると
中から巨大な魔人が登場

三つの願いをかなえてあげると

しかしアリシアには願いが特にないし
願い事の物語はよくない結果で終わると言って拒否

魔人は三つの願いをかなえてあげれば
瓶から解放されるので
なんとか願いを言ってほしくて
過去の三千年の物語を話し出す

瓶から出たり
また閉じ込められたり
そのたび驚くような話ばかり
内容は省略だな ちと面倒

どれもこれも特に面白い話ではないし
主人公も魔人も美男美女ではないのに
なぜか引き込まれてる
二時間弱、退屈することなく観ることができるって
不思議な映画

瓶の中から魔人が登場して会話するところ
アリシアはシャワー後で
ずっと頭にはタオルを巻き
バスローブのまま
なぜか魔人もバスローブ着てる
初対面なのに早く着替えてよ
と言いたい

最後 ロンドンでの生活が魔人には合わなくて
時々やってきては二人の時間を楽しむ
彼女が生きている間に限るが
という解釈でいいのかな
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湯道

2023-02-25 12:27:27 | 映画 2023年
銭湯を廃業し、マンションにするかどうか
という内容はよくある話

そこに湯道という武道のようなものがあったり
銭湯に来る人々のいろんな人間模様があったり

湯道なんて本当にあるような気になってしまう
お湯をこぼさず、湯船のふちスレスレに入るというもの
着物を脱いで、衝立にかけるところ
着物と帯で一枚の絵になるところはオー!という感じ
所作がきれいで、本当にあってもおかしくないかも

映画初出演という天童よしみさん
息子役クリス・ハートさんが
男女に分かれたお風呂で歌う所は素敵
さすがです

定年退職した父親(小日向文世)に待望のお風呂を
プレゼントするところもグッときた

感激するシーン少し
笑う所少し
癒されるところたくさん

お湯の音っていいなあ

今日だけお風呂のお湯
たっぷりにして入ろう

銭湯の入口看板「わ」と「ぬ」の意味
「わ」は沸いた
「ぬ」は抜いただってえ!!

湯道の入門者 全員男
どうして女性はいないのだ


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BLUE GIANT

2023-02-22 13:06:55 | 映画 2023年
Yahoo映画やその他でも評価が高くて
仙台から上京するという内容に惹かれ
鑑賞

評価通りよかった!!

誕生日チケット1,000円で
こんな素敵なジャズが聴けるなんて

アニメもリアル感たっぷり

ジャズってこんなに素敵なんだと
なんというかクラシックとかの感動とは違う
エネルギーが沸いてくるという感じ?

主人公 宮本大(声:山田裕貴)のサックスはもちろん
JASS(三人で作ったバンド名)のメンバー沢辺雪折
(さわべゆきのり 声:間宮祥太郎)が
ソロでピアノを弾くシーンは鳥肌もの

そして大を居候させてくれてる玉田俊二(声:岡山天音)
こちらは二人が経験者なのに比べてど素人から始まる

ローンでドラムを買い、大学を留年してまで練習して
二人についていくってすごいなと
ヘッドホンしてアパートでの猛練習
ついにはソロ演奏できるまでに
彼のファンまでいるんだよ 何者?

原作では仙台での話ももう少し長いようだけど
映画では一瞬だった
あんなに雪降ることはあまりないし、どうせなら新緑の仙台を
舞台にしてほしいよ
それにあの方言
いつの時代だ?市内であんな話し方聞いたことない
もっと研究して作品にしてほしいよ

これからどうなるのかな
大はドイツに行くようだけど
他の二人は?ゆきのりは右手治るのかな
気になる!!



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雲雀坂の魔法使い 沖田円

2023-02-18 14:33:25 | 本 2023年
雲雀町に「雲雀坂魔法店」がある
店を営むのは翠(すい)という魔女

そこにはいろんな人がやってくる

最初の話は
やけどの痕を治してほしいとやってきた
女子高生

第二話
猫の言葉を通訳してほしいと思っていた
余命わずかの老画家

第三話
面白い小説を書けるようになる
魔法をかけてもらいたい小説家

第四話
魔法をかけられて鳴らないオルゴール
魔法でそれを鳴るようにしてもらう

第五話
魔法使い弟子入りの話

あまり詳しくあらすじを書かないのは
おもしろくなかったから
涙あふれる珠玉のストーリーとはあるけれど・・・
魔女好きとしてはがっかり
思いっきり魔法を使わないからかも
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さよならの儀式 宮部みゆき

2023-02-13 07:06:23 | 本 2023年
8話収録
宮部みゆきさんには珍しくすべてSF
結論が出ていないのがもどかしい

母の法律

マザー法という法律の下
養子縁組で家族になる

マザー法
全面的に尊重・優遇されていた父母の子供に対する親権を
国家が集中管理できるように制定した

親権の停止・剥奪・付与の全てが
国家機関であるマザー委員会の決定に任され
申し立ては親子どちらの側からも自由にできる

子を持つ親はいつ何時どんな理由で
養育者として不適格と認定され
子供と引き離されるかわからない

そんな法律の下親子になった家族の養母が病で亡くなった
片親になった場合は養子縁組は解除されるという決まり

その時まだ自立していない子は
グランドホームという施設に移らなければならない

かつての養父との関係とかが出てくるかと思いきや
養父は養子を引き取ったために疎遠になっていた
マザー法反対の養父の両親と同居してしまった

そして物語は主人公二葉の実母が
死刑囚であることがわかる

でも本当は姉の一美の母だったのか
真実はわからずじまい

戦闘員

これはちょっと怖い
防犯カメラが人々を死に追いやる
その人をどういう風に選別しているのかわからないが
狙われた人は病んで死んでしまう
そうするとその人を狙っていた防犯カメラは
消えてしまう
その事に気づいた老人と若者が立ち向かう
と言ってもネットで情報集めるところまで

わたしとワタシ

40代文具会社に勤める独身
一人暮らしの女性

そこに女子高校生時代の自分が
タイムスリップしてくる

今の自分がわたしで過去の自分をワタシと表記し区別
あなたみたいなおばさんにはならないと言って
ワタシは去っていく

どうやら自動販売機がタイムマシンの役目らしい
自分が数十年先の未来に行ってしまうのか
自販機には近寄らないようにしようという所で終わる

さよならの儀式

この本の題名にもなっている

ロボット社会

ロボットに強い愛情を持ってしまった若い女性
音声認識機能や発声能力も失ったのに
新しいロボットに交換もせず手話を使って会話していたと

ロボット整備士(たぶんそんな職業)の男性が語る形式

大規模な自然災害とテロと内戦で
保護者を失う子供が大勢いる世界
整備士の男性も救護施設を転々として育った
ロボットを組み立てながら
自分がロボットよりも必要とされず愛されていない
人間だと思い知る

ひとつロボットを組み立てるたび
俺は人間から離れていく
どうしてもロボットにはなれない
大声で泣き叫びたくなる
それは実に人間らしく
ロボットはけっしてやらないこと

星に願いを

隕石が地球に落下する寸前で
大気圏を通過するあいだに摩擦熱で溶け
空中分解
地表に衝突することは避けられた
大きい影響はなかったように見られたが

秋乃と春美の姉妹の妹の方 春美に宇宙人が乗り移る
また無差別殺傷事件の犯人の男性にも乗り移り
その男性は支配されたことを理解できず
事件を起こした後自殺

その男性に乗り移っていた宇宙人は秋乃に移る

それは夢か現実か

聖痕

千川調査事務所にやってきた男性
寺嶋
調査員が女性で驚く

寺嶋の離婚した妻と内縁の夫が
息子に殺された
その息子は寺嶋の子

その後担任の女性を人質に教室に立てこもった
当時14歳の少年A

その少年A寺嶋の息子で名は和己といい
母親と内縁の夫から
万引きや窃盗を強いられていた

当たり屋として自動車事故に遭い
治療費等をせしめたりすることもあったと

少年を好む客相手に児童ポルノも

そしてついにその大人二人は和己の死亡保険金を
取ろうとまで考える

当時担任だった女性教師に相談するも
途方もない話で
彼の精神状態を疑った
担任に不満を感じた和己

ここまでは小説にはよくあることだが
ここに救世主(メシア)が登場

ここからちょっと少しづつ理解が出来なくなってくる

ネットの中に「黒き救世主と黒き子羊」なるサイト

そこでは少年Aは死んだことになっていた

そしてそこに教祖なる「鉄槌のユダ」が現れ
預言者だと、子羊たちを救世主の元へ導くものであると

いろいろな家庭内殺人

そしてその鉄槌のユダは千川事務所の調査員の女性だった
最後まで名前が出てこなかったと思う
見逃したか?千川なに?

海神の裔(すえ)

超短編だが訛りが読みにくくて読むのをやめた

保安官の明日

最初から意味が分からず
ザ・タウン 周回(ラウンド)とはどういう意味?

実はこのタウンは大金持ちの息子のためにできた
生まれ変わりの場所だった

その息子はものすごいワルで
犯罪を犯し、死ぬと
また生まれ変わってやり直す
そしてまた犯罪を犯しを繰り返している

一人ではタウンが維持できないので
ほかに生まれ変わりたい人を集めている

その管理をしているのが
生まれ変わりではない生身の人間の保安官


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魔法使いハウルと火の悪魔 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

2023-02-02 05:35:53 | 本 2023年
ハウルの動く城1

映画とはだいぶ違う所があって
ちょっと困惑

荒れ地の魔女がおばあちゃんになってしまう所
早くなれ~って思いながら読んでいたけど
とうとうそんな場面は出てこない

映画ではすぐ下の妹は出てくるけど
原作では三姉妹
一番下は異母妹

そして長女であることをやたら嘆いている

長女はいつだって失敗するんだからとまで言っている
ハウルに失敗を指摘されたときは
「しょうがないだろ、長女だもの、失敗することになってんの」

そういえば昔話では、いい娘はほとんど三女
長女はいつも悪者
そして私も三姉妹の長女なのでそんな話をなんでかなと
いつも嫌な気持ちで読んでいた

三姉妹だけではなく三兄弟でもよくある
たとえば三匹の子豚とか・・・
これって作者が小さい時、兄や姉に虐待されていたとか?

そしてそしてハウルは女たらし
やたらと女性をくどきまわる
ソフィーの妹もくどいている
そして自分のことが好きになると
あっさりふってしまうという嫌な男という設定

ソフィーも本当は魔法が使える
念じれば物に命を吹き込むことができる

その他ハウルの姉や甥、姪も登場など

かなり違っていて戸惑い大きい

話の中の気になるところ記載

帽子を出すには順序があるのよ
最初はあまり似合わない帽子
そうすれば似合う帽子をかぶった時に
違いがわかるから

商売の鉄則
かっとなればお客を失う

原作は三部作だがこれ以降
読む気になるかは微妙

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