トラ・イアン・グルの部屋

シニア街道をゴールに向かって
ゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も

天地明察 沖方丁

2010-12-18 06:08:12 | 本 2010年
とにかく読み始めると必ず居眠りをしてしまう本だった

だからといってつまらないわけではなく
かと言って面白いというわけでもなく

ベストセラーで映画化されると聞いて
必死で最後まで読んだというのが本音

天文や碁、数学のことはむずかしいからか?

春海が落ち込む場面

関孝和に誤問を出してしまったことに気づいた所
妻ことが死んだ所
自分の作った暦が間違いだったとわかった所

この春海の落ち込み方の表現には胸を打たれた

私としては息子に先立たれることも悲劇だと思うが

どこまでが史実なのか?

えんと結ばれるとばかり思っていたのに
先に嫁いでしまい
あれ?と思っていたら
やっぱり・・・

夫婦二人で同じ日に没するなんて
出来すぎの気がしないでもないが・・・

映画になったら春海は大沢たかおさんで・・・
えんは松たかこさん?



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再会 横関大

2010-11-26 19:12:17 | 本 2010年
江戸川乱歩賞受賞に納得

ある殺人事件を機に
次々と明るみに出る幼なじみ4人の過去の秘密

映画化サスペンスドラマになったら~~

スタイルのよい美容師の万季子 今朝NHKのテレビに出ていたので小雪さんで・・・

圭介 スマートな建築士 大沢たかおさん?

直人 寡黙な感じ?愛する人のために自分を犠牲にしようとする
   これがむずかしい誰も浮かばない・・・ 

淳一 なぜか松山ケンイチ

博美 広末涼子

南良 小出恵介ということで

正直言って世間は狭い的サスペンスはがっかりなんだけど
でもこれはおもしろかった
最後まで犯人に確信が持てなかった
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たすけ鍼 山本一力

2010-11-22 11:29:22 | 本 2010年
腕のいい鍼灸師 染谷(せんこく)の話

ツボ師染谷

その隣りに住むおちさが奉公先 乾物問屋焼津屋からお暇をもらい帰ってきた
その理由がなんとも子供じみている気がする
その焼津屋が得意先を招待して舟遊びをした時
食中毒が発生した
患者が染谷の所へ運ばれてくる

寝覚めの床

染谷が師となり鍼灸を教えている子供たちの中の一人
進吉が稽古に姿を見せない
父親が借金をしてそのカタに息子である進吉が連れ去られた
その貸主が病で何人もの医者に診てもらってもよくならず
どうせ死ぬなら貸した人々を道連れにと荒れに荒れているとのこと
染谷はそこへ乗り込んでいく

梅雨寒ごたつ

醤油屋野田屋の当主佐五郎の具合が悪い
どうやら番頭と医者がグルになって
おかしなことをしているような気配・・・
当主の息子の与一郎はそれに気づいて
染谷に診立てを依頼するが番頭に追い返されてしまう

ほか8話
この野田屋の一件が最後まで解決しない
この本の続きはあるのか?
すっきりしない終わり

時代小説によく出てくる仙台掘の謂れ
ようやくわかった
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キング&クイーン 柳広司

2010-11-12 16:56:07 | 本 2010年
六本木のバーで働く冬木安奈は元SP(セキュリティポリス)となったら
題名のクイーンは彼女のことだと思ってしまうんじゃないのかな??

チェスの世界的チャンピオンが日本滞在中
命を狙われていて
警察もだめ警備会社もだめということで
安奈に警護を依頼してきた

元SPが活躍する話となれば
もっとハラハラドキドキがあるかと思ったが
それもほとんどなく

その世界チャンピオンが命を狙われる理由も
日本人だからか?チェスに詳しくないからか
そこまでするかという気がする

天職だとまで思ったSPの仕事をやめた理由にも疑問・・・

この主人公は
今サスペンスにぴったりだと言われている
吉瀬美智子さんのイメージ
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さびしい女神~僕僕先生シリーズ 仁木英之

2010-11-08 16:35:24 | 本 2010年
僕僕先生シリーズ4作目

以前の話よりおもしろくない

原因を考えてみたら
千人僕僕先生の活躍がほとんどないからのような気がする

弟子の王弁ばかり出てくる

この話のおもしろいのは
僕僕先生と弟子王弁とのやりとりにもあるのに今回は少ししかない

旱(ひでり)の女神魃(ばつ)の結界が破られたため
苗人の国の内 峰西が干上がってしまう

その国を救うため王弁が奮闘する

僕僕先生が姿を消してしまったため
司馬承禎に頼みに行くのだが
前作に出てきた司馬承禎どんな人物だったっけ?
よく覚えていないし・・・

読んでいくうちに
顔が乾燥してヒリヒリしてきた気がする

まだまだシリーズは続きそうだが
少々飽きてきた感じがしないでもない




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影法師 百田尚樹

2010-11-03 14:09:10 | 本 2010年
上士 中士 下士と身分が分かれていた茅島藩での話

中士の次男として育った磯貝彦四郎
下士の長男として育った戸田勘一

二人とも文武に優れていたが
運命はあることをきっかけに大きく変わっていく

文武に優れていても
身分により自分ではどうにもならなかった時代

異例の出世をしていく勘一に比べて彦四郎は・・・

どうして影法師という題がついたのか気づくのはどの辺?

彦四郎のイメージがどうしても三浦春馬と重なる

映画になるとしたら勘一役は小栗旬あたり?
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むこうだんばら亭 乙川優三郎

2010-11-01 08:35:08 | 本 2010年
銚子にある貧しい漁村
飯沼村にある飲み屋「いなさ屋」を舞台に8話
いなさ屋では陰で口入もやっていた

「行き暮れて」
女郎として生きてきた老女が
いなさ屋の主人孝助を相手に
自分の人生を振り返る


「散り花」
カツオ釣りに出たまま帰らぬ人になった父
もう働けない祖父
まだ働けない弟妹
頼みの弟(たぶん長男と言う意味)は病弱
長女のすがは母と二人で働いても働いても生活は苦しく
いなさ屋に口入れを頼みに来た

海女の仕事をしてきた時の大変さ
女として身を売ってあっさり得た大金
彼女の苦悩・・・


「希望」
遊女屋の女郎として働いていたきち
客から金を巻き上げ逃げてくる
弁天堂の堂守をしていた友造は彼女に惚れて貢ぎ
弁天堂の修復費用にまで手をつけて
きちの後を追う

二人が行き着いた先はいなさ屋

「男波女波」
猟師の佐多蔵
妻のらくは一年前に死んだ
夫婦仲のよかったはずなのに
死んでから次々と妻の秘密が暴かれる

佐多蔵が憂さ晴らしにいなさ屋に飲みに行く
そこには病弱で農家を離縁され
口入を頼みに来たまま
店を手伝っていたゆうがいた


「旅の陽射し」
医者だった意伯
自分の死期を悟った彼が妻の万と銚子へ旅に出る

医者として居丈高で冷淡だった意伯
自分が病気になるとわがままになり
小さなことで妻に当たるようになる
そんな彼は旅に出て人と触れ合ううちに
心が安らいでいく

友人が紹介してくれた磯巡りの案内人が
いなさ屋で働くぬいだった


「古い風」
綿縮の機織りを仕事にして
一人で生きてきたあさ

機屋の主人巳之助があさを女房にと言ってきた
しかしあさには人に言えない過去があった

時々繕い物を頼みにくるいなさ屋の女将たかに
どうしたらいいか相談する


「磯笛」
一人暮らしの猟師島蔵の所へ
身の回りの世話をするためなおという女がやってくる
いなさ屋に紹介してくれるよう頼んでおいたのだった

島蔵はなおに
死んだ息子と女房の残した着物で
万祝を作ってほしいと言う

博打打ちの男と離れられないなお
何とかしてあげたいと思う島蔵

なおと男は去っていった

残された島蔵
ある日誰かに呼ばれた気がして
無意識に万祝を羽織り
舟を出す


「果ての海」
いなさ屋の二人孝助とたかは
夫婦同然の暮らしをしていながら
本当の夫婦ではなかった
二人の行く末は・・・
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捨てる勇気残す覚悟

2010-10-21 13:51:10 | 本 2010年
よく理解できなかった

心の整頓
3M
無理 矛盾 無駄

無理 捨てたくないでも捨てなくちゃと自分に無理を強いること

矛盾 体型に合わなくて着ることができないとわかっていても
   いつか痩せるかもしれないから手放したくないという現実と心の矛盾

無駄 スペースの無駄

片付け 整理は「捨てよう」という気持ちから始めない!
だそうです

むづかしい

シール貼ったり写真撮ったり場所変えたり・・・
面倒
自分にはとっても出来そうにない
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ええもんひとつ 山本兼一

2010-10-20 14:25:48 | 本 2010年
幕末の京の町にある道具屋「とびきり屋」の話

主は真之介 妻はゆず

1話 夜市の女
お世話になった道具屋 枡家喜右衛門から頼まれ
茶碗と扇子を競りにかけた

たいした物ではないと思っていたが
なんと百五十両という高値がついた

落としたのは粋筋の女
どうしてそんな高値がついたのか?

2話 ええもんひとつ
この話にはなんと坂本龍馬が登場する
道具屋の2階に居候していたことがあるとの設定

道具を買う時の極意を龍馬に聞かれて
真之介の答えは
一番ええもんを一つだけ買うこと

百両のお金があったら十両の道具を十個買うよりも
百両の道具を一つだけ買えと・・・

その教えの元に龍馬が取った行動は?

香道の先生からすばらしい香炉をどうしても買い取りたいゆずがしたことは・・・

3話 さきのお礼
ゆずは願い事をする時
先にお礼を言うことにしている

神様はいろんな人から頼みごとをされるから
一つひとつ覚えていない
先にお礼を言っておいたら
神様も忘れないでやってくれるんじゃないかと言う考え

とびきり屋で古物だけでなく新物も扱いたいと
真之介とゆずが探し回る
その途中うどん屋に入るのだが
そこで出てくるきつね丼
油揚げとねぎを煮含めてごはんにのせた丼
安上がりでおいしそう
今日の夕飯に決定!!

この話には桂小五郎の代理人が登場

4話 お金のにおい
道具の目利きの仕方
ほんまにええ道具というのはお金のにおいがするんえ

5話 花結び
桂小五郎登場

桂小五郎から預かった書状を茶壷に入れて隠し
その茶壷を店の奥にしまっておいたところ
確かに茶壷が店にあったはずだから譲ってくれと言う人が現れた
力づくでも持っていこうとするので
花結び対決で勝負することに・・・

6話 鶴と亀のゆくえ
とびきり屋 真之介とゆずのなれそめの話

読み終わると自然と京言葉に・・・
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天狗風 霊験お初捕物控 宮部みゆき

2010-09-15 10:18:07 | 本 2010年
江戸の町
嫁に行くのが間近に迫っていた下駄屋の娘おあきが
かどわかしにあった

奉行所は犯人が
最後に娘を見て神隠しにあったと言っている父親の政吉であるとしたが
政吉はショックのあまり自害してしまう

奉行所の中の一人が
そんな事件に疑問を持ち
再調査をお初に頼んでくる

お初は岡っ引きの妹で
これまで他の人には見えないものが見えると言う
不思議な力を利用していくつかの事件を解決してきたのだった

この事件ももののけの仕業か??

お初と右京之介のコンビ
岡っ引きでお初の兄の六蔵
その妻で一膳飯屋「姉妹屋」を切り盛りするおよし
六蔵の下で働く文吉
「姉妹屋」の板前加吉
そして南町奉行所の奉行根岸肥前守
レギュラーはこんなところか?
そうそう右京之介の父 吟味方与力 古沢武左衛門もいた

美に執着するあまり
死んでからもなおこの世に災いを起こす
女って怖い!!

ユニークなのはしゃべる猫の鉄
いろんなものに化ける様が笑いを誘う・・・
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