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カンコノキ

2023-09-11 13:47:42 | 雑記帳

 

 2021.10.4   在庫写真

コミカンソウ   

コミカンソウ科カンコノキ属

日本固有種 落葉~半落葉 低木~小高木 私有同種、時に異株

別名:コクタンギ、オジコロシ、ネズミサシ

花期は7~10月。初夏〜秋までと長い間に、まず雄花を咲かせ、次に雌花を咲かせ、果実を実らせ、

その間に新しい枝を伸ばして、まだ青い果実が沢山あるうちに、次の世代の雄花を咲かせる。

 

 2023.8.28   雌花を拡大…

雌花は萼片6個が立ったまま開かない。花柱は合着して棍棒状になって、萼片より少し伸びる。

 

 2023.8.28   雄花を拡大…

雄花は花弁のように見える萼片6個を平開する。

 

 2021.10.5   在庫写真   カンコノキの実

雌花の後にできる果実は、シキミやカボチャに似ていて、熟すと自然に裂けて、朱色の種子が

出てくる。

 

 2015.10.22   在庫写真   シキミの実

 

 2021.10.4   在庫写真   緑の実が白くなる

 

 2023.8.28   白い殼が割れると中から鮮やかな赤い実が出る

 

 2021.10.5   在庫写真

葉はしゃもじやヘラのような独特の形で、細長い葉から幅広い葉まで変異が多い。葉は互生、

2列に並んで付き、縁は全縁。

 

 2021.10.5   在庫写真   樹皮は灰褐色で縦に割れる

自分の実を食べてしまう昆虫に受粉を依存している関係を、絶対送粉共生という。

カンコノキとハナホソガ(ホソガ科ハナホソガ属の一種のガ)は共生関係で、夜行性のハナホソガに

夜間、カンコノキの花は特定の匂いを出す。ハナホソガの雌は、カンコノキの雌花に卵を産み付ける。

雌の蛾は、まず雄花に飛んで行き、口吻で花粉をかき集めて、それから雌花の柱頭に花粉を付けて、

結実を手助けをしてから産卵する。孵化した幼虫がカンコノキの柔らかい状態の種子を食べて育つ。

このカンコノキは、いつも山歩きするコースとは違う場所にあるために・・・ハナホソガを見つけ

たい見たいのに難しいみたい⁉

 


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