アオスジアゲハ
チョウ目アゲハチョウ科
出現期は5~9月。
幼虫の食草は、クスノキ科(クスノキ、タブノキ、ヤブニッケイなど)。
産み付けられた卵(アゲハチョウ科の卵の殆ど)は模様なし。
アゲハチョウの卵が黄色いのに対し、アオスジアゲハの卵は透明に近い白い色をしている。
孵化が近づくと黒い模様が見えてくる。
2021.7.5 シロダモの木に産む付けられた卵
2021.7.5 シロダモの新芽に卵
生まれたばかりの幼虫は初齢幼虫(1齢幼虫)。
卵の殻は食べてしまう。
生まれたての幼虫は黒くて毛虫のようであるが、見られず。
脱皮して「2齢、3齢、4齢幼虫」と大きくなり、色も綺麗な緑色になる。
3齢幼虫位で、緑色が強くなり、4齢幼虫になると黄色い帯が目立ってくる。
5齢(終齢)幼虫になると、眼状紋が入る(他のアゲハチョウの芋虫に比べると小さい)。
2021.7.10 2齢幼虫?
2021.7.7 3齢幼虫?
2021.7.7 4齢幼虫?黄色い帯が目立つ
2021.7.17
2021.7.17
前蛹の状態で、餌を食べなくなり、体の中の余計なものを出すので、透き通って
透明感がある。糸で腹部の先端を軽くくっつけて、ループ状に吐き出した糸で
体をひっかけるように支える。
2021.7.17
蛹は淡い緑色で、濃淡のある筋が入っていて、これは葉脈をまねていて、擬態?
この度は、運よくアオスジアゲハの産卵を見ることができて、卵を見つけることに!
産卵の様子は動きが速く撮ることができず、交尾も見てみたいものだが・・・
生まれたての黑く毛虫のような幼虫も見てみたいものだ!