評価 (3点/5点満点)
この本では、短時間で圧倒的な成果を出したい人に向けて「超」がつくほど、具体的な実践ノウハウを紹介します。
「神速仕事術」の極意は、あれもこれもやらずとも一石二鳥を超え、「一石三鳥」の成果を収めることができる法則を考えること。
・オリジナルの「勝利の法則」を見出す
・慣例にとらわれない新しい挑戦をする
トップクラスの成果を出しながら、ムダな残業や付き合いの飲み会をやめ、家族と一緒に過ごすことや、学校に通うなど自己啓発を行うようになれば、大きな充実感が得られますよね。
【my pick-up】
◎変えるのは「意識」ではなく「ルール」
リーダーは「就業何時間以内に帰った人はインセンティブを倍あげる」というルールにしたのです。つまり、残業の少ない人を評価する報酬体系への変更です。メリットを作ってあげることがルール変更の際には重要です。意識を変えるより、ルールを変えたほうが早いのです。
◎ベテランたちの「魂論」をどう崩すか
イノベーションを考えた時に反対する人が持ち出してくるのが、伝統とか魂です。先に前提を明確にしてしまいましょう。「生産性アップのために聖域を壊しましょう」とまず決める。「これが私たちの魂だ」と思っていることほど、なくしても問題なかったりします。
◎20%でよいので期待を〝超える〟
「すぐ来て」と言われて、すぐ行くのは「期待価値」です。「たいへん申し訳ありません。今日は予定が入っていまして、明日の午後以降はいかがでしょうか?」と期待を調整するのです。予定が明日になったということは、それまで時間ができたということです。その間に相手が期待していないようなお得な情報や資料を用意しておくのです。