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評価 (3点/5点満点)
「いつも機嫌がいい人」というのは、心を明るくしようとする習慣がある人です。
また、習慣にするためのコツとして次の3つがあります。
1.いますぐできるカンタンなことから、一つずつやってみる。
2.「気分がいいこと」をしっかりと味わう。
3.どんなとき、なにをきっかけにするかを決める。
コミュニケーションがとれる、感情の整理ができる、ゴールを設定して道のりを考える、時間の使い方を変える・・・そんな習慣から仕事やお金、人間関係が好転する88のヒントが紹介されています。
【my pick-up】
◎正しいことを言うときほど控えめに
相手を正してあげよう、なんとかわかってほしいと正義感で言っている場合もありますが、日ごろのうっぷんを晴らすかのように激しい口調になってしまうのは、自分がなんとしても優位に立ちたいからかもしれません。〝言い方〟に気をつける必要があるのです。正しいと思うことほど、あえて〝下から目線〟の感覚で控えめに言ったほうが、相手は素直に聞けるはずです。正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだとわかっておきましょう。
◎行きたくない誘いは断る
私が断れるようになったのは「自分の心地いいこと」をいちばんに考えるようになったから。そして「断っても、ほとんど問題がない」ということがわかったからです。「自分がいないと相手ががっかりする」と考えるのは、少し傲慢な考え方かもしれません。相手は、それはそれで楽しく過ごす力があるのです。むしろ正直でいるほうが、つきあいもラク。断るくらいで関係にヒビが入るなら、さほど重要な関係ではないのでしょう。行きたくないこと、やりたくないことに「NO」と言う習慣ができると、人生が劇的にラクになります。ほんとうは、あれこれ理由をつけず、「したくないから」という理由でじゅうぶんなのです。「声をかけてくれてありがとう」と丁寧に「NO」を言いましょう。
◎「ま、いっか」で肩の荷を降ろす
相手のために「許す」というより、「ま、いっか」で自分がラクになるのです。「気に入らないところもあるけれど、それはそれとして、進みましょう」という意味です。「正しい、間違っている」を口に出し始めたら、性格が悪くなって、ロクなことはありません。「こうじゃないと!」と決めつけているから、納得できないのです。「他人のこと」や「過去のこと」など、どうしようもないことを考えても、自分を傷つけるだけ。同僚にイライラする人がいるときは「ま、いっか。そんな人だからしょうがない」。
◎仕事の終わりに「明日やることリスト」を書いておく
仕事の段取りがうまく、サクサクと片付けていく人、反対に、モタモタとして仕事がなかなか片付かない人のちがいは、おもにつぎの2つでしょう。「やるべきことがわかっていない」「優先順位がわかっていない」。仕事が片付かない人は〝決断〟に時間がかかっているもの。朝から「今日はなにをやるんだっけ」と考えるのに時間がかかる。メールチェックをしたり、書類を眺めたりと優先順位の低いことをやっていて、いつまでも重要な仕事が終わらないのです。そんな事態にならないために、仕事の終わりに「明日やることリスト」を準備して、デスク前に置いておくことをおすすめします。翌朝はすぐに作業にとりかかれ、スタートアップは1時間以上、違うはずです。翌日、その順番通りに仕事を進める際は、ひとつが終わるまで、それだけに集中しましょう。
◎「なぜこれをやるの?」と目的を意識する
賢い仕事人と、そうでない仕事人の決定的な違いは、「なぜこれをやるのか?」という〝目的〟を意識しているかではないかと思っています。賢い人は、まずは〝目的〟を明確にします。そして、「そのためには?」と〝手段〟を考えます。目的を意識しない人は、「人に言われたから」「みんながそうしているから」「前例がそうだから」「ただなんとなく」と思考停止の状態になっているかもしれません。目的をもつことは、主体的に動くこと、生きることでもあるのです。
◎「遊び」の予定を先に入れる
仕事の予定はしっかり立てても、遊びの予定は「時間ができたら」「お金があったら」と軽視しがち。なかなか実行できない人がなんと多いことか・・・。本当に仕事ができる人たちは、遊びを重視しているので、その予定を先に入れて、よっぽどの事情がないかぎり、動かさないようにします。すると、なんとしてでも仕事を終わらせようとします。
◎出したものはすぐにしまう
1日の中で「探しもの」をする時間ほど、無駄な時間はないでしょう。「なぜかいつも探しものをしている」という人は、つい面倒がって、1分もかからない〝その都度〟の片付けができず、そのあたりに置きっぱなしにしてしまうのです。探しものをしないための習慣が身についている人は、すっきり片付いた状態をキープしようとするため、まとめて片付けたり、探したりする時間がほとんどなくなります。使っていないものを見つけたらすぐに捨てる。整理整頓は必須なのです。