厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年53冊目 『評価される人になる技術』は、どんな上司であっても応援され評価されるスキル

2023-10-30 16:05:16 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

当事者である人事や上司が言いにくい「評価の本質とそこへの向き合い方」を生々しく伝えています。

 

結果を出しても評価されていない人がいる一方で、結果を出していないのに評価されている人もいます。

 

・どんな上司であっても能動的に評価される技術が重要

・評価は過去に対して行うものだが、ここに未来への期待があるかどうかが重要

 

自分の夢や願いを叶えていく上で、上司から応援されることが力になり、それが結果的に評価につながります。

 

【my pick-up】

◎通常の報告は当然行った上で、アピールまでしている人が評価が高い

アピールまできちんと行えるようになると、評価は必ず上がります。なぜなら、会社員でアピールが上手な人はあまりいないからです。そして、アピール力を鍛えると、仕事を俯瞰して見ることができるようになっていきます。仕事の意味を伝えようとすると、その仕事の位置づけを理解しておく必要があるからです。背景や全体像を理解するためには、上司との対話も必要となってきます。

◎時には図々しさを発揮して「一目置かれる存在」になる

上司と異なる意見でも、勇気を出して伝えましょう。ここで大切なのは、意見を言うことです。押し通す必要はありません。上司と違う視点をぶつけると、単なる「言うことをよく聞いてくれる人」「便利屋」という存在から「自分の意見を持っている人」「しっかりと話を聞かないといけない人」になってきます。そして、それはあなたの存在感を高めます。

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2024年52冊目 『やることを8割減らすダンドリ術』は、効果が低い仕事を潔く捨てれば定時内で成果を出せる

2023-10-30 15:58:28 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、ダンドリのうまい、要領のいい人になっていくコツを紹介します。

 

・効果が高い仕事に集中する

・クリティカル(きわめて重要なこと)かどうかで判断し、やらないことを増やす

・「がんばらない」を選ぶことで、不必要な仕事の増加を止める

 

ダンドリとは、何を優先し、何を捨てるかという自分の選択。

「定時内で成果を出す」という外資系企業を経験した著者は、仕事の大半をなくそうと考えたことで、本当に大事なことが見えてきたとのこと。

 

効果が出ることだけに集中すれば、余裕と時間を生み出すことができます。

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2024年51冊目 『理想で部下は育たない』は、自分で考えて行動する前にまずはビジネスの「正しいプロセス」を身につける

2023-10-30 15:43:54 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本はどこまでも「現実」に即したマネジメント論を記したものです。

そのエッセンスを以下に紹介します。

 

ビジネスパーソンとして成熟する前に、勝手に自分の考えた手順で作業を進めるくせが身についてしまうと、間違った考えのもと、間違った行動をする人間になってしまいます。そうならないためにも、リーダーがプロのビジネスパーソンになれるよう導かなくてはいけません。したがって「正しいプロセス」を体で覚えるまでは、リーダーの指示から外れた作業をさせない方が賢明と言えます。心配せずとも「正しいプロセス」を身につけ、ひとりで成果をあげられるようになれば、おのずと自分で考えたり、工夫したりするようになるものです。

4月になると、大手企業の社長が新入社員に訓示を述べている様子を、あなたもニュースなどで一度は目にしたことがあるでしょう。そこで多くの社長が「クリエイティブな人間になりましょう」とか「誰かに何か言われて動くのではなく、自分で考えて行動できる人間になりなさい」と話していると思います。しかし私はそのような訓示を耳にするたびに、「右も左も分からぬ新入社員に対して、なぜそのようなことを話すのか」と、常々疑問に感じています。(P40~41)

 

本書の中には、世の中でうたわれていることと真逆の内容もあります(テレワーク、モチベーション、ジョブ型雇用など)。

しかし、時流に合わせて変えねばならない部分がある一方で、普遍的に変えてはいけない部分を見極めることをリーダーに求めています。

 

最近、自腹を切って部下に何かご馳走してあげましたか?

心を鬼にして、怠慢や虚偽報告に対して叱責していますか?

部下が良い成果をあげれば、自分ごとのように喜んでいますか?

部下が仕事をできるようになるまで、真横で一緒に作業していますか?

部下の悩みや不安に寄り添う姿勢を見せていますか?

上辺の言葉を鵜呑みにせず、本音を引き出せるまで、じっくりと話に耳を傾けていますか?

 

ビジネスの現実を知らない若者たちに、まずプロセスを中心としたビジネスの基本動作を正しく伝えることが、リーダーの大切な役割です。

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2024年50冊目 『それでも、「普通の会社員」はいちばん強い』は、日本の会社員の「地味に頑張れる能力」は意外と侮れない

2023-10-27 14:24:05 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

過去を振り返れば非常にユニークな「会社員」という働き方に、これからも一定程度軸足をおいて生きていくための心構えや技術を、小説形式を取り入れながら解説・提案します。

 

日本企業の会社員の「地味に頑張れる能力」というのは、意外と侮れないということですね。

 

【my pick-up】

◎「課長」の価値はますます高まる

特に同じ管理職でも、課長職の価値は部長職のそれよりも上がる。なぜなら、部長の部下は会社側の人材(課長)だが、課長の部下は会社側の人材ではないため、部長職よりもその役割を全うすることが難しいからだ。具体的には、課長はその役割を果たすべく、多様なメンバーから、単にポジションパワーだけではなく、その人間力をもって信頼を得るすべを学び、公正な基準で職場を統率するすべを学び、彼らをサポートして成長を促すすべを学び、かつその学びを職場職場で実践してきた。そして、これらの学びと実践は、彼らのマネジャーとしての能力を確実に強化してきたはずである。

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2024年49冊目 『タイパ/コスパがいっきに高まる決算書の読み方』は、敬遠されがちな海外企業の決算書を解説

2023-10-27 14:16:46 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

この本では、著者が外資系金融で学んだ「企業の国籍を問わない、どんな現場でも使える決算書の読み方」をお伝えします。

 

海外企業60社以上の決算書を取り上げて図解するとともに、外資系金融でも頻繁に使われている19個の指標が紹介されています。

 

決算書は、非常に重要な情報が記されている部分もあれば、読み飛ばしても問題ない部分もあります。

あまり時間をかけずに、決算書から企業のビジネスモデルや、収益性・安全性・成長性を見抜きます。

 

決算書の読み方に関する書籍は数多く刊行されていますが、敬遠されがちな海外企業の決算書に特化した内容になっています。

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