評価 (3点/5点満点)
本書の目的は、人間心理の的を得たスキルをさっさと身にまとうことです。
良好な人間関係をすばやく構築する圧倒的スキルを身につけてしまえば、スイスイと要領よく、効率的に世渡りしていくことが可能になります。
心理術で相手をうまくコントロールする、即実践可能な20のスキルが紹介されています。
【my pick-up】
◎無関心セリフで、脱力して対応する!
相手からの「攻撃」に対応するのに「別に・・・」などの「無関心セリフ」を発するという手もあります。相手は拍子抜けで機先を制されます。
無関心を装うには他にも「・・・で、それが何か?」といったセリフもあるでしょう。ここでは「何の興味もない態度」こそが強いのです。
◎相手の秘密や本音を聞き出す心理テクニック
会話を交わしていて、これ以上は秘密にしなければいけないと思った相手は、核心に迫られると口ごもり「これ以上はちょっとね・・・」などと防波堤を築きます。そんな時には「じゃあ、一般論でよいのですが」とか「じゃあ、例えばの話ですが・・・」などと、一見ちょっと違う話のようにして、少し角度を変えた質問をすると、真実の答えに近い回答がポロリと雫れ落ちるのです。
◎断る正当な理由をあらかじめ「創作」しておく
断りたい時のシーンに備えて「正当な理由」をあらかじめ「創作」しておくことも重要です。「今夜はどんな用事なの?」と飲み会に誘う同僚に突っ込まれたら「ちょっと親戚のアクシデントがあって・・・」などと口を濁します。自分の私生活上の創作ストーリーをシミュレーションしておくことも大事でしょう。