厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2023年75冊目 『巻込み力』は、ストーリーを敗因も含めてステークホルダーに伝える

2023-01-29 15:46:57 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、著者がテレビ東京時代から含めて計500人以上の大物から学んだ「伝え方」をまとめたものです。

 

多くの一流起業家が駆使している「巻込み力」。それは顧客、マスコミ、投資家、採用したい人材、さらには社会全体から「際立った存在」として認識されるための「伝え方の技術」。1つ目はストーリーを語る技術。2つ目はストーリーを資料に落とし込むための技術。3つ目は危機を乗り切るための体当たりの技術。(P32~35)

ストーリーは、「原点」+「取り組み」+「夢」の3要素を順番に組み立てていく。(P47)

ストーリーで相手を巻き込むための伝え方の「型」は、「夢」「取り組んだこと」「原点」の順。ストーリーをつくる際の順番とは。実は真逆。(P87)

資料には、要点のみしか書かない。(P130)

体当たりとは、事実を基に、誠実に、逃げることなく「敗因」を相手に伝えること。「次の一手」も併せて伝える。(P36)

 

組織ではひとり強く願うだけでは、何一つ実現できません。上司や同僚などから評価され、そして協力を得ることが書かせないのです。

そのために必要となる伝え方を、一流の経営者から学びましょう。

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2023年74冊目 『50代にとって大切な17のこと』は、これまでにできなかったことを楽しめる50代を目指す

2023-01-29 15:33:15 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「50代」というのは、「まだ若い」という油断と、「もう若くない」という絶望が背中合わせにある世代ではないでしょうか。

 

そんな「50代」という年代で、これからの人生を素晴らしいものにするために、何を大切にすればいいのか。

この本で考えます。

 

この本では「~すべき」ということは言わないようにしてきました。「こういう方法もある」「こういう考え方もある」と提案することを心がけてきたつもりです。だから、正解、不正解というものはありません。人生で大切にしたいものは、人によって違うのは当然です。みんな、それぞれの人生を生きているわけですから。他の人から見れば、「そんなものが?」というものでも、自分にとって価値があるなら、それでいいわけです。(P240)

 

生き方はいろいろあれど、50代はこれまでにできなかったことを楽しめる年代ではないでしょうか。

もっとも自分らしく生きられる人生の始まりともいえますね。

 

【my pick-up】

◎いまから引退までに準備しておくべきこと

引退してからの生活は、仲間や友達がいる、いないで大きく変わります。一緒に遊んだり、ごはんを食べたり、旅行に行ったりするような友達がいる人は、人生の最後の10年、20年をワクワクして楽しい生活ができます。それとは対極で、引きこもって、友達といえるような人は誰もいないとなると、あとはもう死ぬのを待つだけというような生活になってしまいます。前者になるには、引退する前から、引退したほうが楽しいような人脈をつくっておくことが大切です。引退しても、仕事をゼロにしないことが、その人脈をつくり、育てることになるともいえます。たとえば、定年前の仕事を続けるには、将来を見越して、いまの会社での人脈をつくっておくのです。仕事をまわしてもらうには、若い友達も必要です。同世代の友達では、一緒に定年を迎えてしまうので、若い世代でなければダメなのです。

◎器の大きさとは?

若いときにはよくわからなかったとしても、50代になれば、自分の器の大きさがわかってくるものです。たとえば「自分はこれだけ稼げそうだな」とか「自分はお金には縁がなさそう」とか「パートナーシップや家族との関係は得意だけど、仕事は苦手だな」とか・・・。その逆もあるでしょう。自分について「器」として見たときに、どの程度の大きさなのか。それを知ることが、これからの10年を生きていく上で、一つの目安になっていくと思います。器の大きい人は、受け入れる人も案件も多いはずです。そのために「大きな器」があると言い換えることもできます。逆に、器の小さい人は、つき合う人の数もしだいに少なくなっていくかもしれません。あえて人間関係を広めないという人もいるでしょう。器の大きい人はどんどん大きくなり、小さい人は小さいままいく、という傾向があります。これは生き方の違いだったり、生まれつきの性格の違いもあって、どちらがいい悪いではありません。

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2023年73冊目 『小さく分けて考える』は、物事の本質を捉えてやるべきことを具体化する

2023-01-23 09:50:57 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本の大切な部分は、大きな問題を「小さく分けて考える」ことで問題の中から本当に解くべき課題を見つけ無駄なことをやらず、結果を出すことです。

 

「分解」つまり「分ける」というのは、いろいろな部分をそぎ落とし磨く作業です。

 

今の世の中において、仕事で成果を出すために必要なことは、「努力や労働量」から「頭脳労働力や効率」に置き変わっています。

この本は、努力が報われない人が結果を出せる人になるために書かれていますが、努力が報われない人は、課題・目標・未来が曖昧とのこと。

曖昧なままではダメで、具体的にするには曖昧なものを分解しないといけないと言います。

 

うまくいく人や、うまくいく組織にいる人は、今日取り組もうとしている仕事が、会社やチームの大きな目的や目標につながっていると確信できています。さらに、それが社会にどんな価値をもたらすかも分かっています。このことは逆に、無駄な仕事をやらないということにもつながります。

 

本書の「分解思考」は、仕事の達成感を得るためにも、仕事で結果を出すためにも重要な考え方だと思います。

 

フレームワークやMECEなど難しい用語や考え方を使わなくても、誰でも物事の本質を捉えて結果を出せるようにしたいという意向が反映された内容です。

売上(が未達の状況)をどう分解して、課題や対応策を抽出し、売上を上げていくのかといった事例がたくさん紹介されています。

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2023年72冊目 『経理DXのトリセツ』は、法改正をチャンスに経理のデジタル化・合理化を進める

2023-01-23 09:40:54 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

次の3つの変化が、経理の仕事をデジタルに変えつつあります。

 

1.電帳法改正で紙保存の法的義務から解放

2.電子インボイスで面倒なインボイス制度対応を効率化

3.必要な情報は手元に置かずクラウドにアクセス

 

この本では、そんなデジタル化=経理DXをチャンスと捉えて、会社の成長と経理社員のキャリアアップを目指します。

 

近時の電帳法とインボイス制度という法改正の中で、様々な新しいデジタル技術が拡充されて、本当の意味での経理の合理化が達成できる環境が揃ったといえます。

 

このチャンスを生かして、経理社員は自分を縛ってきた法律から解放され、デジタル化という新しい道具を手に入れて、自らを事務作業から卒業させましょう。

 

【my pick-up】

◎経理コストのほとんどが人件費

たとえば、社員の立替経費の精算業務を派遣社員(時給1800~2400円)が担当していたとします。経費精算1件当たり約10分間費やしたとすると、その作業に対応する人件費は約300~400円となります。

実際に、企業の立替経費精算の1件当たりの申請金額を調べってみると、どこの会社でも最も件数が多かったのが1000円以下の精算でした。要するに企業は、少額の立替経費に毎回300~400円の経理コストを上乗せしているわけです。800円の交通費に400円の経理手数料を負担するのは、どう考えてもコストパフォーマンスが悪すぎます。

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2023年71冊目 『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』は、プライベートも含めた生活全体の時間の質を上げる

2023-01-23 09:29:33 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、ビジネスの場でもプライベートでも使える、忙しさによる焦りなどから解放されるためのテクニックや時間の質の上げ方、自分の動かし方、後悔しないための時間の使い方を紹介します。

 

切り口も思考、環境、スケジューリング、メンタルと多様です。

 

この時間術をもとに自己管理力を上げ、心のゆとりと、仕事・生活の充実の両面を手に入れることを目指します。

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