厳選!ビジネス書 今年の200冊

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【今年200冊到達!】2017年200冊目『超ホワイト仕事術』

2017-09-22 22:36:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「社員が常に働きやすいと感じている状態」にあれば、それは「ホワイト」と言えます。

この本では、チームを「ホワイト化」する仕組みとマネジメントを話をします。

その会社が「ブラック」だと判断されるかどうかは、経営トップも含めてマネジャーの力量次第で決まるというのが、本書のポイント。

・メンバーが自分の限界を取り払い、その潜在能力を存分に発揮できるようにすること。

・メンバーの成長を促し、その機会を増やすこと。

・チームの生産性を高めること。

・そのための自由闊達な組織風土をつくること。

ひとりのマネジャーがすべての問題を解決することは不可能です。メンバーが持つ能力を活かし、信頼・協力するチームにするのが、優れたマネジャーの真のミッションです。

【my pick-up】

◎マネジャー自ら率先して「休み」をとる

国際会計基準では、未消化の有給休暇は企業の「負債」として扱われます。マネジャーが休める職場では、メンバーも休みやすいのです。「やることをやって、大手を振って休もう」「働き方改革」をコインの表と裏の関係にあるのが「休み方改革」。リフレッシュするためには、休暇は最低でも2週間は必要です。長い休みをとることで、仕事に対する価値観も変わってきます。新しいアイデアや、いままでの自分のやり方のまずかったところ、さまざまなことが見えてきます。「ホワイト」な職場にするためには、まずマネジャー自らが、しっかりとした計画のもとに長期休暇をきちんととる。

◎「8時に出社、18時に退社」が働き方の基本

まず原則は、朝一番に出社して、定時に帰ることです。9時始業の会社であれば、8時くらいに出社すればいいでしょう。定時に帰るのは、残業をさせないための率先垂範と考えてください。現場で仕事をしているわけではありませんから、エグゼクティブと呼ばれる人ほど、実は時間的な余裕を持って働いているのです。8時に出社して、18時に帰る。マネジャーはそれ以上、会社にいる必要はありません。それ以上会社にいても、迷惑に思われることはあっても、プラスはありません。

◎優秀なメンバーは3年で「卒業」させる

優秀な上位のメンバーを「卒業」させること。3年いれば、マネジャーがそのメンバーに教えられること、与えられるのも少なくなってきます。「卒業」させる場合には、異動する先も明確にする必要があります。「卒業」後の進路を示し、そこに行けるようにするためには、他部署に対しての人事力なり、社内的な信頼が必要です。一方、自分のもとに残った、中位6割と下位2割のメンバーで、また2:6:2になるということは、「新しい上位2割が生まれている」ということ。

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2017年199冊目『本当は中国で勝っている日本企業』

2017-09-18 17:55:08 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

現在、中国で成功している日本企業は、我々が思っているよりずっと多い。

・中国人の給料は本当に上がり、生活は豊かになった。様々な物価は本当に日本と変わらなくなってきた。

・今やっと、日本製品の市場が本格的にできた。すでに日本2.5個分ぐらいの市場は生まれている。

今の中国を理解する一番のキーワードは、人件費上昇です。たくさんの日本企業が採算が取れなくなり中国を去った一方で、これを追い風に変えた日本企業もあります。

今、中国で勝つ日本企業のトレンドのひとつは、FA(ファクトリーオートメーション=工場の効率化)、それに関連するロボット、センサー、工作機械などです。

本書で登場する日本企業は、三菱電機、富士電機、伊勢半、キューピー、良品計画、ユニチャーム、名創です。

著者曰く、日本はあと10年は中国で稼げると。今やっとできた〝平和な〟分野の市場を取らぬ手はないです。でも逆に言えば、中国企業も追いつけ追い越せなので、日本の優位性を強く保てる期間も残りわずかということでしょうか。

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2017年198冊目『組織の毒薬』

2017-09-18 17:25:45 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

サイバーエージェント副社長の日高裕介さんが、拡大していく組織の人たちに向けて、仕事や組織について考えていることを伝えるために定期的に書いた社内報を書籍化。

日高さんがコラムを書く目的の一つに「組織で働く人を勇気づけたい」というものがあるそうです。

自分たちのしている仕事の尊さに気づいてもらえたり、仕事の困難さに対する考え方や視点が変わるきっかけとなるような言葉を伝えたい。

組織が強くあり続けるためには、耳が痛い率直な言葉をぶつけ合ったり、追い込まれるほどの高い目標設定という「毒」のような緊張をもたらす刺激が必要だ。

組織で仕事をする理由はひとえに「ひとりではできない大きなことを組織でやる」に尽きる。

本書を読んで、今組織に属している特に20代・30代の若い人たちが「組織で働くこと」に対してより前向きに、より誇りを持って向き合えるようになればいいですね。

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2017年197冊目『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』

2017-09-17 15:59:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者は、カリフォルニア大学平スティングズ校法科大学院労働生活法センター初代所長のJoan C.Williams氏。

この本では、中間に位置するアメリカ人、富裕層でも貧困層でもないアメリカ人を「ワーキング・クラス」と呼んでいます。

2016年の米大統領選挙を契機に、日本でも米国の「白人労働者」の存在が注目されるようになりました。彼らこそは、当初異端の泡末候補だった不動産王ドナルド・トランプの大躍進を支えた原動力であり、同氏のコアな支持層と目されたからです。

中西部のラストベルト(錆びれた工業地帯)を中心に、それまで政治に対して冷笑的だった白人労働者が大挙して投票所に足を運び、民主党優勢の下馬評を覆したことはエリート層にとって大きな衝撃でした。

彼らにとって、トランプの勝利はポピュリズム=反権威主義・反エリート主義の象徴でした。ワシントン(=既成政治)に失望していた有権者を再び政治回路の中に引き戻した点は、ある意味、米国の民主主義が健全に機能していることの証左とも言えるでしょう。

エリート層と白人労働者に存在する深い断絶を、本書は14の章を通してつまびらかにしていきます。

一般的にミドルクラスが縮小すると、社会全体の余裕がなくなることから、国内的には排外主義的傾向、対外的には孤立主義(自国第一主義)的傾向がそれぞれ強まるとされます。選挙期間中からのトランプの一連の言動は、こうした風潮と合致するものであり、トランプ大統領は今日の米国において生まれるべくして生まれた存在だとさえ言えます。

ミドルクラスが縮小し、閉塞感が増し、社会のセグメント化が進む中、エリートやリベラル、さらには政治が一体どうあるべきかという著者の根源的な問題意識は、日本にとっても確実に重みを増しているでしょう。その点で、本書は日本の今後を占ううえでも参考となります。

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2017年196冊目『西郷どん式リーダーの流儀』

2017-09-16 20:55:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・犬猿の仲であった長州藩との同盟関係の締結

・約260年続いた江戸幕府の倒幕

・血を流さずに実現させた江戸開城

・新政府樹立後に留守政府の代表として行った廃藩置県の施行、徴兵令の採用

来年2018年、NHKの大河ドラマは『西郷どん』に決まりました。西郷隆盛が注目されてきています。

この本では、西郷さんこそリーダーのあり方を学べる人物だとして、彼が成し遂げてきた歴史を振り返り、現代のリーダーが学べることを分かりやすくまとめています。

もちろん全面的に西郷を評価する必要はありません。ただ、常に「国のため」「人のため」という視点で、鹿児島県全体を動かしたパワーは評価されるべきでしょう。このような豪快さに溢れるリーダーは、変化が激しい現代でも多くの方に学んでいただきいたいのです。(P.226)

知識が勝るこの時代だからこそ、西郷さんのような「情」が必要とされているのかもしれません。特にコミュニケーションは、頭ではわかっていてもなかなかできないということも多いです。

現代も正解がないことばかりで、リーダーの力量が試されるとき。西郷さんの〝人心を動かしたリーダーシップ〟は、現代の悩めるリーダーこそ役に立てるべきものだと思います。

【my pick-up】

◎不遇のときこそ自分を高める絶好の機会

島での生活は時間はいくらでもあります。勉学に没頭していきました。「自分を磨こう」「人間は不遇の時にこそ思想を高めることができる」何でも思い通りのとんとん拍子に進んでいるときは、あまり思想は育たないものです。

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