厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2024年145冊目 『新NISAでつみたては会社員の最強アイテム』は、つみたて投資枠にフォーカスして商品などの選択肢を提示

2024-04-11 07:59:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

新NISA全体についても制度や仕組みの解説書はすでに数多く出版されています。

それに対して本書では、新NISAの「つみたて投資枠」にフォーカスし、個人の資産形成にとっていかに優れたものなのかを理解し、それぞれに合った利用方法を示しています。

 

「資産形成の秘訣は、うまく立ち回ることよりも時間を味方につけること」

新NISAでのつみたては、まさにこれを誰でも簡単に実現できる方法です。

 

新NISAの制度の説明だけでなく、iDeCoなど他制度との比較、資産形成の考え方や具体的な商品の選び方において、様々な選択肢を提示してくれています。

 

【my pick-up】

◎米国のS&P500指数も人気だが・・・

私は、全世界株式と米国のみの株式のどちらがよいのかを競うつもりはありません。これからも米国が世界をリードすると考えるのであれば、米国に限定した指数でも問題ないと思います。その可能性も十分にあります。私としては、株式に投資していることにより、すでに高い収益性を目指しているのだから、できるだけ分散効果を利かすことを意識する観点で、全世界株式でもいいのではないかとの考えに立っています。20年、30年とかなりの長期で投資することを前提にすれば、現時点では見通せないことも起こるかもしれません。分散投資とは、そういった想定外への対処のために行うものでもあるからです。ちなみに、全世界株式の指数には米国の割合が6割程度入っていますので、この指数に投資しても半分以上は米国への投資になっています。

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2024年144冊目 『経理の一流、二流、三流』は、経理も経営的視点やクリエイティブな仕事が求められる

2024-04-11 07:44:33 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

経理がAI時代に生き残る戦略、そして経理の将来像、必要なスキルやそのスキルを身につける勉強法などをお伝えします。

 

年々複雑化している会計処理を人の手で行っていたら、大変な労働時間になります。これらの仕事は手放して、AIにできない仕事をする必要があります。

 

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。

管理会計、精度の高い資金繰り、損益分岐点売上高の計算などを行い、さらにはAIを使いこなして経理面から新たな仕事を生み出すことに注力するのが、今後の経理職の展望です。

 

経営的視点を持って他部署とうまく連携し、数字全般を分析して経営者に提言できるスーパー経理パーソンを目指しましょう。

 

【my pick-up】

◎一流は、AIを使いこなしさらにクリエイティブな仕事をする

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。例えば、管理会計や精度の高い資金繰りや損益分岐点売上高の計算などを行っていくのです。さらに一流になれば、AIを使いこなし、経理面から新たな仕事を生み出すなどのクリエイティブな仕事も行っていくことができます。AIによって仕事を奪われるのではなく、AIのお陰で、時間を割かなければならない業務に集中することができるのです。

◎一流は、他部署に出向き、同業他社の集まりに参加する

デスクワークをして1日を終えるだけの時代は終わりました。もちろん、それも重要ですが、さらに専門的知識を使って、他部署に出向き、会社全体の仕事に目を向けることも重要になっています。数字面から他部署へアドバイスをしたり、全体会議に出席して、会社のビジョンや売上目標の作成をしたり、利益をいかに上げていくのか議題に上げたり、ムダな経費の削除などを訴えたり。

今後の経理は、同業他社と意見交換をしたり異業種との交流会に積極的に参加したりして、慣習に染まった会社に変化をもたらす必要があります。半径3メートル以内のデスクワークだけでは、会社全体に目を向けることはできません。長年、同じ会社にいても、会社の常識にとらわれ、新たな知見を見出せません。積極的に外に出て、ほかの会社や業界のやり方を学ぶことによって、会社の経営に役立てる必要があります

◎一流は、アイディアが出た後、数字面で経営管理に参加する

経理は「攻め」の経理をしなければなりません。経営者は日々決断です。その決断を経理的な側面から経理パーソンが提案していく。経理は「地味、後方支援、生産性がない」そんな風に思っているのは大きな間違いです。経理とは、そもそも「経営管理」の略称なのです。

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