都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

らーめん日本一(京都 丹波口):閉業する前に、久々訪問、懐かしいストロングなお味

2021-03-17 02:53:15 | 食べ歩き

 もともとは堀川北山上ルにあり、達磨のような店主が名物だった。荊妻から紹介され始めは北山駅から歩いて通ったが、あれから35年。スープが鶏と豚で混濁しており、和歌山や徳島ラーメンに似ている。麺は太く、もやしが大量、確かカクテキや大根の皮の漬物が食べ放題だった。餃子は大根おろしでさっぱりといけた。

 20年位前に北山本店は大谷信貴代表に代わった(京都ラーメン物語 京都新聞出版センター P20, 21 2002年12月16日刊)、この時代は、自転車で堀川を上り無料のメンマ増しでチャーシューメンを楽しんだ。もはや、ド根性ラーメンを食べる容量がなくなっていた。その後、北山店は達磨の店主に代わり、さらに味も清湯に変化して別物になり閉店した。(1976年創業とある)

 こちらのご主人は藤井さんで北山の店主の息子とある。( https://eonet.jp/gourmet/scoop/_4104413.html )

 閑話休題、久々に来訪し、スペシャルラーメン(850円 ド根性の小さい版)にした。店内のホールは女性二人でキッチンは若い方だった。

 

 昔より重いスープはうまい。MSGを感じるが、卓上のニンニク味噌と胡椒があう。塩っぱいくらいでチャーシューの細切れが円錐になった「天」をスープに入れるとさらに脂と醤油が強い。もやしがたっぷり、味の薄いメンマもたっぷりで昔を思い出す。

 メニューにはつけめんもある。もう一度来て、ご飯と餃子も食べてみたいものだ。

 開店は11:00からの様だ。ゆったり、島原を見て帰宅したが、お腹一杯なのと、喉が渇くのには閉口した。

 もっと続けて欲しいお店だ、良い店に限ってなくなっていく

(参考)北山店閉店

 愚妻から紹介されて87年に初めて訪れた。もちろんど根性ラーメンを一杯だけ美味しく食べた。壁には3杯完食の名前が毛筆で壁にあった。

 

 京都には珍しい豚骨鶏の白湯スープで、歯ごたえが楽しく滑らかな中太麺、大きく薄いスライサーで切ったばら肉チャーシュー、これの脂っぽさを補完するモヤシとメンマがたっぷり(大盛りも無料だった)

 

 この数年前、お味が和風に変わって細麺になったり、店内リニューアルしたり、またスープの味が変わったりしたらしい。訪問しなかったのは思い出のお味と違うというからだ。同じ位置、同じ主人でも味が違うなら別のお店だ。むしろ昔のお味をメモと味の記憶から探るのが良い。(閉店は2014年5月11日とのこと)

 一体、繁盛店になにがあったのだろう、創業は1976年なら38年の歴史だ。(なお、近くのピーピング・トムのステーキも長い歴史だ)閉店とともに謎だ

(更なる参考)

2007年9月14日発行 京都・滋賀のうまいラーメン P2 には日本一北山店 昔ながらのこってり味の写真がある。

2011年11月15日発行 同書には掲載されていない。(この頃味が変わったか)

前述のネット情報によると https://eonet.jp/gourmet/scoop/_4104413.html 

「ド根性ラーメンの~提供を始めたのは2016年からです。(1976年創業の)堀川北山の店が閉まることになって、器などを引き上げたのをきっかけに始めました」とある。なお、スープは「鶏ガラが7割、あとの3割は豚骨や背脂、玉ねぎやにんにくなどの野菜でスープを作る、創業当時の味を再現しているんです」となっている。この豚骨で白湯なのが特徴で、チャーシューもバラを巻いてスライサーで切っていた。餃子は大根おろしで食べ、大根の皮の漬物も卓上にあった。

コメント
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