比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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上野の森で・・・フェルメール展

2008-12-06 | 絵画、彫刻
フェルメール展」を見に行ってきました。

上野公園・・・東京都美術館・・・上野の森の中。動物園の入り口の右側。


     
(絵葉書から)
ワイングラスを持つ娘
16659~1660年ごろ
77.5cm×66.7cm

この娘もなぜかカメラ目線です。
「わたしを酔わせてどうしようっていうの」
「マアマア・・・もう一ッ杯」
ところで隅っこで陰鬱そうな顔をしてる男は何なんだ。

(絵葉書から)
ヴァージナルの前に座る若い女
1670年ごろ
25cm×20cm

ヴァージナル・・・鍵盤楽器、チェンバロみたいなもの。
なぜかカメラ目線(この場合は画家に対する目線)。



ヨハネス・フェルメール(1632~1675年)・・・17世紀中ごろ、オランダ、デルフト地方の画家。17世紀のオランダは東インド会社を擁し大海上帝国時代といわれたもっとも栄えた時代。年譜によると父は織物業、画商、居酒屋、旅篭など営む。21歳のころ結婚、11人(ほかに4人は夭折)の子供(奥さんは生む機械か?)と莫大な借財を残して43歳で死去。借財は残された奥さんが自己破産して整理。借財がどういうものか不明。父の借財遺産と子沢山が生活を圧迫・・・絵が売れなかった・・・フランスとの戦争で国内経済が逼迫していた・・などが原因らしい。賢婦人は後に夫の絵をほとんど買い戻したといわれます。
寡作の画家といわれ生涯作品は36点?子供は多かったが作品は少ない。謎が多いから贋作の多いそうです。そのころはサインの習慣などがなかったのかな。
話しが飛びました。絵はたいへん素晴らしい。構図は当時の最新の技法の遠近法、透視図法。ピンホール写真の技法も?)。


・・・わたし的に見ると圧倒されて面白くない・・・やっぱりゴッホのようなヘタウマでオリジナリティーあふれるのが好きだ・・・ゴメンナサイ

《蛇足》
2003年アメリカ、イギリス、ルクセンブルクの合作で「真珠の耳飾りの少女」という映画が公開されました。フェルメールの召使で後に助手をつとめた女性が「真珠の耳飾りの少女(別名・・青いターバンの女)」(今回の出品はなし)のモデルという設定だそうですが、モデルは娘クリスともいわれ定説は無いようです。

映画も興味がありますがフェルメールの生きた時代の背景がどんなものか知りたいですね。


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