比企の丘

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羽田健太郎さん・・・ありがとう

2007-06-10 | 惜別
ピアニストの羽田健太郎さんが6月2日に亡くなりました。58歳。
無類の音楽好きというわけではないのですが、某テレビ局の「題名のない音楽会」DVDに録画して見てました。この番組、羽田健太郎さんに司会が変わってから見るようになったのです。

音楽を人と分け合う温かい心、寒いオジサンジョーク、そして華麗なピアノテクニック。
6月10日、追悼の番組が流されました(来週もあるそうです)。


この人の名前が知られるようになったのは某テレビ局のニュースショウからでしょう。富士山頂にピアノを上げての演奏など自然の中での演奏が音楽なんて知らない人にも強い衝撃を与えました。
ポピュラーミュージシャンでクラシックに強い人。そんな感じでした。実際は逆ですが。
母子家庭に育ち某音大を卒業後、恩師の留学の薦めも断りスタジオミュージシャンの道に入ったのは事情があったのでしょう(ジュリアード学院には行きたかったでしょう)。渡辺真知子、弾厚作のバックの仕事もしてるようです。映画音楽、テレビの主題歌の作曲、ポピュラー音楽の編曲などの仕事は数多くあります。クラシックピアノのソリストとして有名になるのはその後です。

「題名のない音楽会」でのハネケンさんは好きでした。クラシックを身近のものにしてくれて、ポピュラーミュージックや時には演歌の人、島歌、三味線、尺八と何でも有り、多様なジャンルで音楽を教えてくれました。国籍を問わず若い演奏家もしばしば登場しました。
私はこういう肩の凝らない音楽が好きです。音楽というものは音を楽しむものです。


「音楽って喜びを10倍にしてくれる。悲しみを2分の1にしてくれる。親友のようなもの」・・・
ありがとう・・・ハネケンさん。


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