比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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石州津和野・・・安野光雅の世界

2009-08-13 | 絵画、彫刻
津和野・・・山口市から木戸峠、野坂峠を越え、ようやくやって来ました。
津和野川の谷間の小さな盆地の街。

安野光雅美術館。SLの走るのが似合う「津和野(つわ乃)」駅のそば。

絵本作家として誰でも知ってる画家であると思います。知らないかたでもお子様を育てたかたならお子様の読んだ絵本の中にに安野さんの作品があるのではないでしょうか。
わたしが安野さんをはじめて知ったのは子どもに買ってやった絵からでした。
今でもあのときの絵本の安野さんの絵が好きです。
あれはたぶん安野さんが有名になる前、苦難の時期の作品だったのではないでしょうか。

安野ワールド」・・・優しい、懐かしい、暖かい・・・独特なタッチ。

安野光雅(1926年~)昭和1年津和野生まれ。戦争から帰って無資格教員、のち山口師範学校研究科終了、1949年上京、教師をしながら画家を目指したようです。1968年「ふしぎなえほん」(福音館刊)でデビュー、43歳のときといいますから遅咲きです。そのご世界に認められる絵本作家、イラスト作家、装丁作家に。額縁に入った作品の画家ではなく出版物を通じた画家ですが、芸術とは何でもありの世界ですから、わたしの最も好きな画家の1人です。

安野光雅美術館のパンフレット「ごあいさつ」の上の絵からからコピー。
安野さんのもっとも安野さんらしい絵であると思います。
津和野の街や山や川や野や畑を見て、どうして安野さんの絵があんなに優しいかよくわかりました。

ぜんぜんレベルが違いますが安野さんの画風をまねた(パクッた)わたしのイラスト。
津和野に入る手前、山口県阿東町辺り。赤い石州瓦の農家の風景。


津和野は文豪森鴎外の育った古い城下町、SLの走る谷間の町、そして画家安野光雅の絵の世界の町です。


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