比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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山陰・山陽を行く⑨・・・津和野

2009-08-12 | 道をゆく 山陽・山陰
山陰・山陽の旅は続きます。
広島を早朝、6時前に出発。ホテルはそういう点で楽です。朝食は前夜に買っておいたパンと牛乳、お湯を沸かしてインスタントコーヒー。

ナビを萩に設定。廿日市ICから高速山陽道、ナビの指示なしに防府東ICで一般道におりる。ここから山口市方面に行く道があるはず。ところがナビの指示は国道2号線に沿って西に、結局は小郡まわりで山口市に、道路事情であろうか。山口市付近で時間が早いので津和野に行くことに。知らない土地は車の運行時間が読めません。

津和野(人口8600人)。なんか・・・紅白の石畳だなんて・・・・・キレイすぎる 
石州津和野藩43000石、元城下町。石見国益田から周防国防府にいたる流通の道の宿でもあったのでしょう。お殿様は1601年坂崎出羽守直盛、大阪城千姫救出の立役者と言われますが? そのご千姫奪取計画露見で自刃? 謎が多いですね? 仕組まれたようにも思えます。1618年亀井家が入府して明治まで。亀井久興衆議院議員、亜紀子参議院議員は津和野藩主の直系です。


鯉のいる街・・・飛騨古川、肥前島原、野州栃木・・・
なんでもない風景ですが水がキレイということです。
ちなみにわたしは信州生まれなので、単純にオイシソウ・・・というイメージです。
鉄道ファンにはたまらない風景でしょうね。
JR西日本山口線津和野駅・・・キハ40系のディーゼル駆動車。
横にSL「やまぐち号」が牽引する客車が待機しています。

キハ40系。オレンジはJR西日本広島支社のカラーらしい。

SL「やまぐち号」C571・・・ターンテーブルにいました。
ホンとは煙を吐いて走ってるのを撮りたかった

全国のSL運行地域は11。「やまぐち号」は1979年運行開始、今年で30周年。

JR西日本山口線・・・山陽新幹線新山口駅・山陽本線新山口駅(旧小郡駅)と山陰本線益田間、全線93㎞。全線非電化。運行は多い区間で1時間3~4本、少ない区間では1~3時間に1本。SLは土・日・休日が主。冬季は休止。ちなみに津和野駅の1日の乗客数平均は300人強。

さて、はるばる山と川に囲まれた美しい小さな街、津和野に来たのはなんだったのだろう。知らない国に旅するトキメキ・・・そしてこの田舎町は夢みたいな絵をかく安野光雅さんのふるさとでした。
安野光雅美術館(津和野町立)。
石州瓦の赤い屋根とナマコ壁の白がイイ。9時少し過ぎ、まだ掃除のおばさんなんかいていろいろお話してくれました。まるで安野さんとお友達みたい。
安野さんは絵本、イラスト、挿絵の人ですから、出版物を通じて今までずいぶんと見てますが原画に触れるのは非常に気持ちイイですね。
安野光雅の世界」です。

美術館内中庭。
津和野の町は⇒yahoo地図


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