シンクロやフィギュアースケートのようにダイナミックで
規則性や統一性のある運動や動きに対し人間は魅力を感じる。
その理由はそのような現象が宇宙の本質的なものだからであろう。
宇宙は運動と規則という二つの要素が表裏一体となりながら
進化するように仕組まれた存在かもしれない。
美しい銀河は星やエネルギーの規則的な運動で成り立ち、
美しい音楽は音や精神エネルギーの規則的な運動で成り立つ。
創造エネルギーや素粒子の、自発性のある新たな運動が、新たな規則を生み出すのだ。
心身ともに運動の自由度の高い人類は
宇宙を進化させる力と役割を持っていると言えるだろう。
ゆらぎを通した自己組織化現象も、
自発的なゆらぎの運動が新たな規則を生み出す現象の一つだろう。
神も、規則性や統一性のある運動や動きを持った存在かも知れない。
創造エネルギーの自発的な運動によって、新たな規則や秩序が発生し進化が起きるのだ。
生命の自発性も、生命体と融合した創造エネルギーの自発的な運動が生み出すのだろう。
生命体の複雑な仕組みは創造エネルギーが自発的に
運動することで作られるのではないだろうか。
意識や心の内部の物理的法則も、創造エネルギーの自発的な運動と、
それによって発生する秩序で成り立っているのではないか。
美しいものを沢山見てきた人と醜いものをたくさん見てきた人では
意識の内部に作られる秩序は、かなり異なるものになるかもしれない。
意識は長い時間をかけて、その内部に宇宙的な秩序を作り出すのだ。
超感覚とは意識内部の創造エネルギーの自発的な運動と、
外界の創造エネルギーの自発的な運動が共鳴することで発生するのだと思う。
これが主格合一の深い音楽体験を引き起こすのだ。
創造エネルギーの自発的な運動に伴う新たな秩序の発生