思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

バシャール:意図的に体験をつくる方法

2021-02-27 17:02:44 | 思想、哲学、宇宙論
バシャール:意図的に体験をつくる方法



2021-02-27 05:23:58NEW !
テーマ:新しい地球のスターシード達へ


貴方はエネルギーの存在です。貴方の意識も想いも優しさも、エネルギーでできています。そして、貴方が認識していようがいまいが、貴方のフォーカスで貴方のリアリティが創られています。逆を言うと、貴方のフォーカスがなければ物質界のリアリティを体験することはできません。



人工衛星が常に電波を放射しているように、貴方のエネルギーは宇宙へ放射されています。そして、宇宙はそのエネルギーを瞬時に跳ね返してくれているのです。ですから、貴方の元に引き寄せられてくる体験は、貴方の『あり方』とマッチしています。そうは言っても、もしかしたら貴方は『こんなリアリティを創った覚えはない』と言うかもしれません。もちろん、”意図的”ではないにしろ、貴方が引き寄せているのは間違いありません。



貴方は”意図的”に自分の意識をコントロールする術を持っています。貴方が今まで体験してきた体験の”すべて”は、他でもない貴方が創り出しているからです。だとしたら、”意図的”に自分が望む体験を創り出したいと誰もが思うでしょう。”意図的”に望む体験を引き寄せるには、貴方がその”望み”そのものになる必要があります。もっと違う言い方をすると、貴方の望みを得た時に感じる喜びの自分になる必要があるのです。先ほども言ったように、貴方のエネルギーは常に宇宙へ放射されています。貴方が放射するエメルギーを”喜びの自分”に”意図的”にダイアルを合わせ、喜びの体験を”意図的”に創りだす事ができます。



頭痛の原因がまぶたに? 垂れてきたら要注意

2021-02-25 10:12:52 | 思想、哲学、宇宙論




まぶたを上げる力が落ちて目を覆い隠し、視力に問題を起こす眼瞼(がんけん)下垂症だが、実は、頭痛や肩こり、さらにはうつ症状の原因にもなる可能性があることが分かってきた。普段の生活でこすりすぎないなど注意をすれば、予防も可能だ。新年度が始まり、仕事で夜中までまぶたをこすって起きている人はすぐに改めよう。


川崎市に住む田辺敏彦さん(63)は、「長年苦しんでいた頭が重いなどのうつ症状を克服できた」と話す。きっかけの1つがまぶたの手術だという。目を開けているのに、まぶたが黒目を覆うほど下がる。気になって形成外科を受診したところ、「眼瞼下垂症」と診断され、手術を受けた。術後数日で「霧が晴れるようにすっきりとしてきた」と話す。


手術を担当した今井皮フ形成外科クリニック(東京都立川市)の今井由典院長は「眼瞼下垂症の手術で、うつ病が100%治るとは限らないが、まぶたの治療で、頭痛や肩こりなどの体の不調から解放される人は多い」と話す。まぶたの動きと体の筋肉は無関係ではないからだ。



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目の奥が緊張








上まぶたの奥にはまぶたを上げるために働く「上眼瞼挙筋」という筋肉がある。まぶた周辺で「腱膜(けんまく)」と「ミュラー筋」と呼ぶ組織にわかれる。この3つが連動してまぶたを上げて目は開く(図参照)。まぶた内にある、形を維持する芯のような「瞼板(けんばん)」が開閉をスムーズにしてくれる。


ところが、目を頻繁にこすったり、まぶたに強い刺激を与えたりし続けると、腱膜が瞼板から外れまぶたがたるむ。これが腱膜性眼瞼下垂症だ。


ミュラー筋だけでもまぶたを上げることはできるが、ミュラー筋だけだと、体のいろんな所に無意識に余計な力が入るという。特に目の奥が常に緊張し、目の奥の痛みや眼精疲労が出てくる。首や肩の筋肉が緊張し、コリの原因にもなる。「ミュラー筋にかかる負担を減らす手術で、どの診療科でも解決できなかった頭痛が治まったという人もいる」(今井院長)


さらに、まぶたの動きは脳の働きに深く関わっていることが最新研究で分かってきた。


浜松市で松尾形成外科・眼瞼クリニックを開く信州大学の松尾清特任教授は「まぶたを強く開けると脳の青斑核と呼ぶ緊張の中枢に信号が送られ、意識がハッキリし、目を覚ます働きが増す」と昨夏発表。眠くなると目をこすって起きようとするが「ミュラー筋に刺激を与え、脳へ起きていなさいという信号を送ろうとする自然な行動」だという。








脳の働きを左右


緊張したり、ストレスが加わったりしたときもまぶたを強く開け「ミュラー筋を過度に引っ張って、脳に刺激を送って対処しようとする」(松尾特任教授)。ただ、これが長く続くと、脳に信号が送り続けられ、交感神経が強く働き、体中の過度な緊張、不安感の増加や不眠症状を招く。




一方、腱膜性眼瞼下垂症が進行してミュラー筋が伸びきってしまうと、まぶたが開きにくくなり、脳への刺激が減る。すると常に眠く、やる気が起きず、疲れやすくなる。これらはうつ症状の一部。「ミュラー筋の異常は様々なうつ症状を招くことにもなる」と松尾特任教授は警告する。


下垂症は手術で治療も可能だが、その前に、生活の中で予防や改善を優先してみよう。「手術を避けられることもある」(今井院長)という。


まず、目をこすりすぎないこと。加齢で筋肉が衰えればまぶたは下がってくる。特に「化粧をする機会の多い女性は、男性より10年ほど症状が出るのが早く、40代後半から増える」(今井院長)。化粧を落とす際も優しく洗おう。


コンタクトレンズも、まぶたの裏にある腱膜を内側から刺激して、腱膜を薄くし、瞼板から外れやすくする一因だという。長時間の使用や着脱に注意したい。パソコン作業や車の運転の合間には、意識してまばたきするなどで休ませることも大切だ。また、考え事をするときのような、軽くうつむく動作でミュラー筋は緩む。1時間半に一度実施してみよう。


「強いストレスがかかると、まぶたは閉じていても眼球は上を向き、ミュラー筋は引っ張られて交感神経に刺激が入ったままになることがある」と松尾特任教授。そんなときは「寝ているはずでも、脳は興奮して起きている状態」と指摘する。睡眠時には顎を引き、頭を下向きにするなどの姿勢を取るといいという。


◇     ◇


眼瞼下垂症、治療は何科で?


既にまぶたに異常を感じ、頭痛や肩こりに悩まされている場合、どの診療科に行けばいいのだろうか。日本形成外科学会は「心身の不調と眼瞼下垂症との関係について、学会でもガイドラインを設けている。学会所属医師には知識を持つ人は多い」という。


手術は形成外科だけでなく、眼科や美容外科などでも実施している。ただ、手術の方法も医療機関によって様々で統一されていないのが実情だ。


また、まぶたと心身の不調については、比較的新しい研究分野なだけに、全ての医師が知っているとは限らない。健康保険が使えるかどうかなどを問い合わせ、納得して治療を受けたい。


(ライター 結城 未来)


[日経プラスワン2016年4月23日付]





意識と根源的真理

2021-02-24 13:21:52 | 思想、哲学、宇宙論
意識抜きでは根源的真理は存在し得ない。

意識は根源的真理を成り立たせる重要な要素である。

音楽世界は意識世界であり、

音楽で宇宙の普遍的真理や法則を表現できるということは、

意識世界に普遍的真理や法則が存在するということだろう。

回盲弁症候群…って何?

2021-02-23 14:40:27 | 思想、哲学、宇宙論
https://www.c-komaba.com/news/news040.html

テーマ:回盲弁症候群…って何?


今回は筋肉や骨格から少し外れて、内臓の機能的な問題についてお話します。回盲弁から生じる問題について、医学ではあまり注目されていません。でも、カイロプラクティック、特にアプライド・キネシオロジー(以下、AK)ではとても重要視しています。

今回は、季節や食べ物の変化に伴って体調を崩しやすい、朝に体調が悪い(夜遅く寝ると症状が悪化するというパターンも…)、便秘や下痢を繰り返すといった症状でお悩みに方に、原因となり得る問題を一つご紹介します。それは、回盲弁症候群です(もちろん原因の一つであって全てではありません。ただ、見過ごされていることが多い問題でもあります…)。

まずは素朴な疑問から…「回盲弁って何だろう??」。

あまり聞きなれない言葉ですよね。これはお腹にある小腸(回腸)と大腸(盲腸)との境界にある弁です。小腸と大腸はどちらも消化に関わる臓器ですが、働きは異なります。小腸は消化・吸収に関わりますが、大腸は水分やイオン(ナトリウム等…)を吸収して便を固形にします。特に大腸には多数の腸内細菌が存在し、ビタミンKやビタミンBを合成しているのですが、代謝に伴い多量のガスも発生します。栄養素をよく吸収できるよう小腸の内容物をよく留まらせ、細菌が多く含まれる大腸の内容物の逆流を阻止しているのが回盲弁なのです。
小腸と大腸の境にある回盲弁の場所を示すイラスト図
回盲弁は大腸内のガス圧や、手前にある括約筋を自律神経が制御することで開閉しています。ただ、胃や腎臓、腹膜からの反射、腸内のph値の偏りなどで弁の機能(働き)が落ちてしまうことがあります(オープンやクローズといった状態に偏る…)。小腸内滞留による腐敗や盲腸からの逆流によって生じる毒素の吸収、それを希釈するための水分貯留が各種症状を引き起こします。

とはいっても、右下腹部の痛みとして出てくることはまれで、別の部位に強い痛み(胸部痛、頭痛、右肩痛、多関節の痛み…)を引き起こしたり、むくみやめまい、耳鳴りといった症状を引き起こしたりと分かりにくいのです。病院では回盲弁症候群に着目することはまずない(回盲弁症候群という言葉自体ほとんど認識されていないのでは…)のですが、椎間板ヘルニアの要因になることもあり、内蔵を含め機能的な問題の改善を目指すAKではこの問題を重視しています。

普段食べているものも関わります。スパイスが効いたものをたくさん食べる、カフェインをたくさん摂る、アルコールを多量に飲む、季節の変わり目にフルーツや野菜をたくさん食べる(繊維質が増える…)といったことも誘発要因です。回盲弁症候群の疑いがある場合は、食事への配慮も必要となるのです(この問題が疑われる場合は生の野菜やフルーツの摂りすぎに注意しましょう! 野菜はなるべく火を通して…)。

もう一つ、疑うべき徴候をご紹介しておきますと、冒頭でも書いた便秘や下痢を繰り返す、或いは小さくコロコロとした便(兎糞)になりやすいといった排便状態も着目点となります。体内の水分量の調整という面で、小腸と大腸の関わりは大事です。最終的に便として排出される時の状態からも、回盲弁症候群を疑うことが出来るのです。

この問題に対してAKではどのようにアプローチするかというと、ここはやはりカイロプラクティック。筋力検査を交えながら問題の有無を判断し、弁を閉じる、或いは開く方向に持続的な押圧をかけたり、反射ポイントを刺激したり、必要に応じて関連する部位にアジャストメント(カイロプラクティックの代名詞…)を行います。その他、前述したような食事に関するアドバイスを加えながら経過を追って行きます。

回盲弁症候群と言うと何か大層な病気と思ってしまいがちですが、そのようなことはありません。さほど症状がなくてもこの問題を持っている方は意外と多いのです。今まであげたポイントが全て当てはまる必要もありません。病院で検査しても特に原因が見当たらない…、これらの症状に少しだけど当てはまる…、何か気になる…という場合はぜひ一度ご相談ください。

バシャール:クッション期間

2021-02-11 10:14:22 | 思想、哲学、宇宙論

バシャール:クッション期間



2021-02-11 02:37:26NEW !
テーマ:新しい地球のスターシード達へ


全てはエネルギーです。私達もエネルギーの存在で、自分の想いもアイデアも、文句でさえもエネルギーでできているのです。エネルギーは水の性質のように”流れ易い方向”へ流れいく性質があり、同じようなエネルギー同士が集まる性質があります。



例えば、何かについてネガティブな想いを持ったとします。最初は大まかな想いに留まっていますので、フォーカスが大まかな分、エネルギーの勢いはありません。ところが、ディテールが加わって”あっちもこっちも”と細かな詳細で考えるようになると、エネルギーに勢いを持たせる事になります。なぜならば、レーザー光線のようなフォーカスで細かなディテールを拾い始めるからです。そうすると、エネルギーに勢いを持たせる事になります。こうなると、エネルギーは勢いを増して物質化へ向けて走り出します。ちょうど、勢いよく落ちる飛行機を阻止する事ができないのと同じニュアンスです。物質化に向けて勢いのついたエネルギーを止めることはできません。



だからこそ、エネルギーに勢いがついて阻止できなくなる前に、勢いがひ弱な時に方向転換する必要があります。『針の目』のタイミングは、まさに方向転換する”最終”タイミングです。想いの勢いに勢いが増して阻止することができなくなる前のクッション期間という感じです。



今ここの『針の目』のタイミングを使って、未来のワクワクな世界に対するワクワクな想いに勢いをつけてください。そうすることで、『針の目』の向こう側の世界でワクワクな世界が物質化されて芽吹いてゆくことになります。





バシャール:永遠なる進化



2021-02-15 03:10:59NEW !
テーマ:新しい地球のスターシード達へ


『汝を知る』事は覚醒と成長に極めて重要です。『汝を知る』からこそ、自分のリアリティを自分で構築していることを認識する事ができます。『汝を知る』からこそ、自分の本当の動機と心の動きをしっかり掴む事ができます。『汝を知る』からこそ、ワクワクなモチベーションを持って行動する事ができます。



しかし、本当の自分を知るには”嘘のない正直な視点”を持つ必要があります。例えば、ネガティブな信念に蓋をして見えなくしたり、違うエネルギーを上にのせて外側の見かけをよくしたり、ポジティブのように”見せかけたり”するのではありません。真っ直ぐな視点で”自分”を見つめて『あるものはある』と受け止める視点です。決して誤魔化しの視点ではありません。



『汝を知る』道はどんな高次元の住人でも、ずっと歩み続けるゴールなき道です。そこに終わりはありません。なぜならば、私達は永遠に成長して進化する存在だからです。そして、私達はコントラストを通して欲求を誕生させ、そこから成長と進化を遂げているのです。これから先ずっとずっと、貴方は永遠に進化し続けてゆきます。








『鬼滅の刃』とコロナ

2021-02-08 12:29:11 | 思想、哲学、宇宙論

https://ameblo.jp/jaytc/entry-12655253842.html


武漢ウイルス禍が発生した2020年、わが国で最もヒットした「商品」は、PCR検査と『鬼滅の刃』だった。
週刊少年ジャンプでの連載は2016年11号から2020年24号まで、TVアニメ『竈門炭治郎 立志編』(東京MXほか)は、2019年4月から9月までテレビ放送されていたので、2020年に起こった武漢ウイルス禍と、短絡的に「鬼滅の刃」の内容を因果関係で結びつけるには無理がある。
とはいえ、武漢ウイルス禍中の2020年10月に公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、わずか2か月後の2020年12月に、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』を超えて、日本歴代興行収入1位を樹立した。
このことは、世界的な武漢ウイルスの「パンデミック」という、ある種の極限状況に置かれたぼくら日本国民が、今、何を求めているのかという社会学的考察の対象たり得ることを示しているだろう。
原作漫画には、幼かった主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)の母がわが子を教え諭すシーンがある。
ここに、『鬼滅の刃』のモチーフがすべて含まれているといってもいいだろう。

母「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか」
炭治郎「…わかりません」
母「弱き人を助けるためです。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため、人のために使わねばなりません。天から賜りし力で、人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません。弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように。」

炭治郎は、この母の言葉を忠実に守って、過酷な運命を生きていく。
詳細なあらすじは、映画を含め、まだこの物語をよく知らない人が多い「現在進行形」であるため、記さないが、貧しく、純情かつ直情的で、天賦の才能を持つ幼い主人公が、努力と根性と友情で戦闘技術を開花させ、「巨大な悪」と戦って勝利するという『少年ジャンプ』ないしジャパニメーションの「定番」といえるプロットの枠組みが、ストレートに発揮された作品であるといえる。
例えば、炭治郎は、「家族全員を殺され、鬼となった妹を人に戻すために鬼殺隊に入った貧しい炭売りの少年」だが、髪と瞳が赤い「赫灼の子」であり、幼い時に弟を庇ってできた火傷跡は、優れた鬼殺隊士の証である。誕生時にすでに亡くなっていた貧しい炭売りの父も、実は「ヒノカミ神楽」を伝承する由緒ある家柄であり、遺伝的に異常なほどの嗅覚も、変幻自在に外見を変えて市井に紛れる敵ボスキャラ、鬼舞辻󠄀無惨(きぶつじむざん)を嗅ぎ分けるのに有効だった。
ちなみに、「貧しく、純情かつ直情的で、天賦の才能を持つ幼い主人公が、努力と根性と友情で戦闘技術を開花させ、巨悪と戦って勝利する」というキャラクター設定は、世界中のあらゆるヒーロー物に共通であり、BABYMETAL神話におけるSU-METALにも継承されている。


しかも、BABYMETALにおいては、さくら学院時代に「靴を反対に履いている」「スカートの下にパジャマを着たままレッスン場に現れる」等のエピソードや、「職人が力ずくで練ったうどん」「ハリーさん」「デロリアン」等の発言で天然っぷりを発揮した中元すず香の映像が残っており、そこから欧米のライブで数万人の観客を煽る姿を見ると、Darksideで強まったMOAMETALとの深い絆も含めて、ぼくらは「アニメのような展開が現実に起こっている!」と感動してしまうわけだ。
それはともかく、『鬼滅の刃』は、『るろうに剣心』につながる大正時代・和風伝奇剣劇という設定や、主人公が身につける「技」の数々、徐々にステージが上がっていく敵との戦闘ドラマなど、緻密に作られた設定や、水墨画を思わせる最新のアニメーション技術などの新しさはあるものの、大きなストーリー展開はきわめてシンプルである。
なぜ、こういうシンプルなストーリーが、現在のわが国で熱狂的に支持されるのかというのが、ぼくの問題意識なのである。
結論から言ってしまえば、この物語の「鬼」のリアリティが、「パンデミック」を引き起こした「悪」を象徴しているからではないか。
鬼舞辻󠄀無惨も、元は人間であり、その「血」によって誕生した「鬼」たちも、悪役ながら、ドラマツルギーの常套手段として、悲しい過去や、悪にならざるを得なかった因縁を抱える存在として描かれている。
単純な勧善懲悪ではなく、敵役が人間的な弱みや葛藤を抱えているからこそ、それを退治するヒーローの「正義」に、悲壮感や深みが生まれ、ドラマになるのだ。
例えば『ウルトラマン』(初代)で、元は地球人の宇宙飛行士だったジャミラが、異星人ながら地球を守るウルトラマンに水をかけられて死んでいく姿や、1983年の新日本プロレスで、革命軍を名乗り悪役だった時代の長州力が藤波辰巳(当時)からWWFインターベルトを奪った時に、「俺の人生にも一度くらいはこんなことがあってもいいだろう」と、しみじみ言ったことで、立場が逆転したエピソードを思い出してほしい。
と言っても、若い人には全然わからないだろうな。まあ、「ジャミラ」「俺の人生にも一度くらいは…」で検索してみてね(^^♪)
つまり、悪役に人間味を付与するという意味でも、『鬼滅の刃』の作劇法は、セオリーに忠実なのである。
こう考えると、現実世界で撲滅すべき「人類の敵」と見なされている武漢ウイルスが、次々と変異しながら広がっている姿は、『鬼滅の刃』に登場する「鬼」が、人間の鬼殺隊士の攻撃と、「鬼」の祖である鬼舞辻󠄀無惨による粛清を恐れながら、必死に生き残ろうとする姿とオーバーラップするのは理解できる。
だが、敵役が「悪になる動機」=ある種の人間性を持つ存在であっても、ヒーローにどうしても退治されねばならない理由は、その存在が人類とは相容れないからである。
『鬼滅の刃』において、「鬼」は人間を食らわなければ生きていけない。食われないようにするには、人間のヒーローが「鬼」を根絶しなければならない。いわば「天敵」であり、戦わずに共存できる存在ではない。だからこそ、鬼舞辻󠄀無惨と、彼を生み出してしまった産屋敷一族が人類に対する使命感から結成した鬼殺隊との存亡をかけた、千年以上も続く戦いが始まったわけだ。
しかし、武漢ウイルスは、古くから人間と共存してきたコロナウイルスの変異種である。
ウイルスは宿主である人間と共存しなければ生きていけない。発熱・咳といった症状を、ぼくらは「病気」というが、それは人間側の抗体反応であって、免疫が強ければ、生きたウイルスが入り込んでも発症しないか、軽症で治癒する。人体には無数のウイルスが共存しているのであって、わが国には「コロナゼロ」を党是にしている馬鹿政党があるが、それこそ世界中の物笑いの種、「日本の恥」である。
死んだウイルスのRNA断片を、高いCT値のPCR検査で増幅・検知して「感染者」と呼び、死者の9割が高齢者ないし基礎疾患保有者であり、主たる要因が武漢ウイルスの体内増殖したことによるものでなくても「武漢ウイルスによる死」と診断しているのが、「パンデミック」の正体である。
武漢ウイルスは、変異を繰り返しながら感染力を高めているが、2020年1月~4月に武漢市やイタリアやNYで「医療崩壊」が起こったのがウソのように、致死率、死亡率は下がっている。要するにウイルスは弱毒化して人間と、より平和的に共存しようとしているのだ。
それを、「パンデミック」にしてしまったのは、ウイルスのせいではなく、医療関係者である。
具体的には、
(1) 発症した者ではなく、PCR検査の陽性判定を「感染者」と認定し、
(2) 無症状の感染者(=PCR検査でウイルスの死骸が検出された者)が他の人に感染させる(=濃厚接触によって飛散したウイルスの死骸が付着したのをPCR検査で検出された者)という二重のウソを防疫政策のベースに置き、
(3) 陽性判定者=「感染者」(=ウイルスの死骸が付着した者を含む)を、すべて隔離しなければならないという法的規定をしたこと
の3点が、現実にぼくらの生活や経済活動に打撃を与えている「ロックダウン」の原因である。
『鬼滅の刃』の敵ボスキャラである鬼舞辻󠄀無惨は、平安時代の貴族、産屋敷家の御曹司であり、身体が弱く、成人できずに死ぬと言われていたが、お付きの医者が試作段階の「新薬」を投与したことによって、日光を浴びることはできないが、不死身の肉体を持ち、人間を食らう最初の人喰い鬼となった。
つまり、『鬼滅の刃』の設定で、主人公の家族を殺し、妹を「感染」させた鬼=「悪」は、人間=医療関係者が生み出したものだった。
その意味で、「鬼」に具象化されたDYSTOPIAとしての『鬼滅の刃』の作品世界の、人間とは相いれない「悪」は、現実社会においては、武漢ウイルスそのものというより、それを媒介にして利権を漁り、人類支配を目指す「悪」=医療マフィアなのである。
「〇〇の鬼」という言い方があるように、日本文化において「鬼」とは、常人以上の技術や能力に執着することで、普通の人間らしい情緒を失ってしまった「元人間」を指す。
そして、日本文化の伝統において、それは自然から離れた「穢れ」のひとつであった。
死にかけた幼い鬼舞辻󠄀無惨を生き永らえさせようとした医者の、必死の努力の成果といえる「鬼化する血」も、やはり自然の摂理に抗う「穢れ」であり、日光ないしヒノカミ(=日の神または火の神)によって「禊ぐ」ことで、「穢れ」を断つという物語が『鬼滅の刃』なのである。
もちろん、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車篇』に心動かされ、励まされ、泣いた観客が、すべて医者=人間が生み出した「鬼」=「穢れ」の悲劇を、武漢ウイルスによる「パンデミック」の真相と重ねているわけではないだろう。
だが、統計的に言えば、わが国における武漢ウイルス「感染者」は2021年2月6日時点で40万人強だが、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車篇』の延べ観客動員数は、2020年12月時点で2404万人に達している。
フィクションのDYSTOPIAのリアリティが、リアルな現実のDYTOPIAを圧倒しているのだ。
誤解を恐れずに言えば、マスコミで毎日拡大再生産されている「武漢ウイルスの脅威」よりも、「人間が作った穢れ=鬼を退治する竃門炭治郎の少年ジャンプ的ヒロイズム」を信じる者の方が、圧倒的に多いということだ。


ここへ来て、トマス・モアの「ユートピア」からスタートしたDYSTOPIAの歴史は、日本文化が伝統的に持つ「穢れと禊ぎ」の概念によって浄化され得ることがわかる。
結局、DYSTOPIAとは、人間の欲望が生み出すものである。
理性とは、自然の摂理に抗い、生の感情を抑圧し、永遠の命を得ようとする欲望をエネルギーとする。
それは、ある限度までは、人類を自然の脅威から守り、社会的存在としての人類の生活を安定させる有益なものである。衣服、住居、内燃機関、電気、水道、それらを効率的にコントロールするコンピュータといった「文明の利器」は、現代を生きるぼくらの生活に欠かせないものである。
だが、その限度を超えて、真理を知った一握りの人間がすべての人間を「合理的」に支配できると思ったり、最新の医学を用いれば永遠の命が得られると考えたりすれば、本来「欲望」に過ぎない理性が暴走して、「穢れ」に転じ、人類に災いをもたらす。
その典型が、一党独裁を正当化する「科学的社会主義」=共産主義であり、遺伝子技術を安易に感染症に適用した武漢ウイルス禍である。
2019年末~2020年1月に、中国で、PCR検査を新種のウイルスの早期発見に応用しようとして必死で分析した医師や研究者も、最初から「パンデミック」を引き起こそうとしたわけではなかった。
もっと言えば、ロシア共産党や中国共産党の草創メンバーも、最初から独裁権力と情報統制で人民を支配することを目的にしていたのではなく、日本も含めた帝国主義列強に敗け続けていた自国を盛り返し、貧富の差をなくして平等かつ効率的な社会を築こうする志を持っていたのだろう。
だが、畢竟、欲望のひとつのカタチに過ぎない「己の理性」のみに頼る限り、自然の摂理に抗う欲望の暴走=「穢れ」に堕してしまったのだ。
DYSTOPIAは「理性信仰」によって生まれる。
宗教を否定するサヨク的性向を持つ人々がPCR検査を盲信し、結果DYSTOPIAに加担してしまうのは、そのためである。
理性なしでは人間は生きていけない。いまさら文明生活を否定して「自然に帰れ」と呼びかけることは無責任である。
だが、過度の理性は「穢れ」に転じ、災いをもたらす。
世界がDYSTOPIAを脱するには、「動物以上、神以下」である人間という存在の本質をしっかりと認識し、遺伝子技術などに頼るのではなく、すべての人間が生まれつきご先祖様から受け継いだ免疫力という、あらゆるウイルスと共存する能力を大切にすることだ。
風邪は医者には治せない。治せるという医者がいたら、そいつは藪医者だ。

巨大な陰謀

2021-02-06 12:25:25 | 思想、哲学、宇宙論
https://ameblo.jp/jaytc/entry-12654161766.html


「正当な選挙」は民主主義の一丁目一番地であり、国民主権と自由の恩恵を享受する権利は、「人類普遍の原理」である。日本国憲法はまず、そう定めている。
ところが、中華人民共和国憲法は、第一条で「労働者階級が指導し、労働者・農民の同盟を基礎とする人民民主主義独裁の社会主義国家である」と定めている。
人民民主主義とは、日本共産党でも採用されている「民主集中制」とやらのことで、要するに支配者が認めた人物しか立候補できない、形だけの「選挙」であって、「正当な選挙」とはいえない。
当たり前のことだが、民主主義と独裁は相容れない概念ではないか。
1948年に、スターリンの後押しによって暴力で政権を簒奪してから72年間、ただの一度も「正当な選挙」を実施せず、一党独裁のまま、宗教団体への弾圧や少数民族への虐殺を続けている中国の現体制は、日本国憲法が宣言している「人類普遍の原理」に反するものであり、われら日本国民が「排除する」べきDYSTOPIAそのものである。
おおげさではない。

香港民主化運動の象徴で、欅坂46の「不協和音」をこよなく愛していたアグネス・チョウさんが、現在、重犯罪者用の刑務所に収監され、中で何をされているかわからない状況を、DYSTOPIAだと思わない方がどうかしている。
ところが、2020年、アメリカでは公然と「マルクス主義者」だと名乗る若者や政治家が現れ、スターリン時代に淵源を持つANTIFAというテロ組織が暴動を起こしても、容認する州知事や市長がいた。
大統領選挙で明らかな不正が行われても、裁判所が門前払いし、マスメディアやネット大手は報道もしないという、日本に民主主義を教えた国とは思えない状況もある。
わが国も例外でなく、ウイルスの死骸の欠片でも検知してしまうPCR検査で陽性判定された者が、感染症法上の2類相当の「感染者」として隔離され、陽性者が亡くなった場合には「厳密な死因を問わず武漢ウイルスによる死亡」と規定され、そのがんじがらめの枠組みの中で、国民の自由な表現や経済活動を制限する「緊急事態宣言」が発出されている。
2020年の日本人の総死者数は、少なくとも10月まで、2019年に比べて1万4000人も減り、あらゆる感染症での死者が減っているのに、厚労省はなぜかそれを公表しない。この不可解さを、マスメディアも野党も追求しないどころか、今なお「死病」としての武漢ウイルスの恐怖を煽り立て、「緊急事態宣言」の延長を願っている。
いったい世界はどうなってしまったのか。
アイザック・アシモフが1957年に書いた『はだかの太陽』は、感染症によって人々が完全に接触しなくなった社会を描いている。
あらすじは以下のとおり。

宇宙国家のひとつである惑星ソラリアは、人間1人当たりロボット1万台が奉仕する「超ロボット依存社会」だった。
かつて流行した感染症のため、ソラリア人同士の肉体的な接近や接触は、親子や夫婦の間でさえタブーになっている。ソラリア人が自分のドメイン(居所)から外に出ることはなく、仕事も恋も家庭生活も、立体バーチャル映像によるコミュニケーションで行われる。生殖行為や子育ても、人工生殖とロボット保育である。
宇宙国家連合(スペーサー・ワールド)では、ソラリアが一つのモデルケース=理想郷とされていた。
そんなソラリアで、科学者のデルマー博士が撲殺される。
そこで宇宙国家連合の決定により、地球のニューヨーク市警刑事、イライジャ・ベイリが派遣され、宇宙国家オーロラから派遣された人間型ロボット、R・ダニール・オリヴォーと共に捜査に当たる。
SFファンやアニメファンにはよく知られているように、20世紀を代表するアメリカのSF作家アイザック・アシモフの作品世界では、『われはロボット』の中で2058年に制定されたという「ロボット工学三原則」が貫徹されている。それは、
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない。
すべてのロボットはこの三原則を組み込んだプログラムで動くというもので、われらが手塚治虫の『鉄腕アトム』でも採用されている。
ロボットは人間に危害を加えたり、他者が危害を加えるのを見逃したりすることはできない。
ソラリアでは、人間同士が直接接触することはない。
そんな世界で、どうやって殺人事件が起こるのだろうか。
この作品はその謎解きと、そもそも人間同士が接触しなくなった感染症の「巨大な陰謀」を暴く推理小説ないし、思考実験である。
ネタバレを回避しつつ、ぼくの解釈を言えば、ソラリアは、社会的な効率を求めるあまり、「愛」を放棄した世界であり、住民に自主的に「愛」を放棄させるための陰謀が、「接触すると感染する未知のウイルス」であった。
これは、まさに現在ぼくらが飲み込まれようとしているDYSTOPIAではないか。
愛する者のためには無謀な冒険さえ厭わず、時として自らの命を投げ出すことさえある「愛」という現象は、ローマ字で読めば同じつづりのA.I.には永遠に理解できぬものである。
「理性と合理主義」の行き着くところはA.I.による支配であり、そこに「愛」はない。
また、英語読みすれば同じ発音になる「I」至上主義=独裁者が最も恐れるものも、経済的誘惑や恫喝をものともせず抗議する「愛」に生きる人々である。
人との人とを分断し、一つの場所に集まり、手を取り合って声をあげることさえ禁じる武漢ウイルス禍は、間違いなく中国からやってきた。ウイルスそのものは、風邪を引き起こすコロナウイルスの一変種に過ぎないが、それを「パンデミック」に仕立て上げ、莫大な利権を得たのは、むしろ西側の医療マフィアである。彼ら、ウソの恐怖で人類の生殺与奪の権を握ろうとする者たちこそ、「あっちの世界」の人々、アシモフの描いたソラリアの「巨大な陰謀」そのものである。
(つづく)